2台とも私にとってかけがえのない“相棒”トヨタ FJクルーザー&86

学生の時からあこがれていたFJクルーザー。そのタフな走りや武骨なデザインに魅了され、長年の付き合いとなったのが「masamintaさん」。
様々なイベントやドライブに出かけることになった相棒と出会いましたが、2021年1月には86も購入。性格も走りも全く違う2台の愛車は「masamintaさん」の毎日には欠かせないものとなりました。

そんな、masamintaさん×FJクルーザー&86のお話です。

――masamintaさんが、もともとクルマが好きになったキッカケとは何だったんでしょうか?

私が高校生くらいの時だと思うんですが、友達と海に行ったときに黄色のピックアップトラックを見た時ですかね。
今となっては車種すらわからないんですが、そのクルマを見た時に「こんなカッコイイクルマが、世の中にあるんだ!」って衝撃を受けて。それ以来、「こういうクルマに乗りたい!!」という思いが芽生えました。

―― 一気にクルマ好きの方に向かっていったと。そうしたクルマに憧れていたということで、初マイカーがFJクルーザーだったんですか?

いえ、高校卒業後は地元の茨城を離れて大学、社会人と都内に住んでいたのでクルマを購入する機会がなかったんです。それで転職を機に茨城へ帰ってきたときに「とりあえず走ればいい」ということで軽自動車を初マイカーとして買ったんです。

でも、「何か違う」と思ってしまって、すぐにイヤになって……やっぱり「乗りたいクルマに乗ろう!」ということですぐにFJに変えましたね。

――憧れのクルマ探しがスタートしたわけですが、クルマを探すときは最初からFJを探していましたか?

最初は「あのピックアップトラックみたいなクルマ」ということで四駆に絞って探していたんです。アメ車のようにゴツいけど可愛いみたいなクルマが欲しくて。そうしたクルマ探しの中でFJクルーザーを見つけて「これだ!」と思って(笑)。新車で購入しました。

――20代の女性にはかなり大きなお買い物だったのではないですか?

確か総額で320万円くらいだったんですが、当時は前職の退職金とか貯金とかがあったので、それを全部つぎ込んでって感じで。後のことを考えてなかったですね(笑)。

――それまで乗っていた軽自動車から急に大きなサイズのクルマになったので、最初のころは運転に慣れず、苦労したりしましたか?

……それが「意外と運転しやすいな」というのが最初の感想だったんです(笑)。車体が大きいから見晴らしもいいし、顔がカクカクしているのでカーブに入っても曲がりやすいし、取り回しも利くし。なので運転していて大変とは思わなかったですね。

――憧れのクルマを手に入れたので、日常の遊びって変わりました?

出かけるようになりましたね~(笑)
この頃からFJクルーザーのファンイベントやオーナーミーティングに参加するようになりました。集まるクルマはみんな同じFJクルーザーだけど、カスタムとかカラーリングに個性があるじゃないですか? それを見るのが楽しくて。私ではマネはできないですけど、こういう方法もあるのか~なんて勉強にもなって。

――同じクルマが好きな人同士だと仲良くなりますよね。それで仲間になった方と一緒にドライブに行くことも増えました?

この頃から増えましたね。中でも印象深いのが群馬県の小串鉱山跡というところに行ったときですかね。見渡す限り一面すべて岩しかなくて、まるで日本じゃないみたいなところなんです。そこにFJクルーザーを停めてみると景色に溶け込んですごくいいなぁって。

――FJクルーザーは今年で所有して8年目になりますが、故障やトラブルみたいなものはありましたか?

それが1回だけパンクしたくらいで、壊れてしまって動かないみたいな故障やトラブルは全然ないんですよ。もう「日本のクルマ凄い!」って感じです(笑)。

――そして2021年1月、セカンドカーとして86を買われたそうですね!

そうなんです! 実は私、もともとMT車に乗りたかったんです。FJクルーザーを買うときも狙っていたんですが、左ハンドルの輸入車でしかMT仕様がなかったので諦めましたが、やっぱりMT車に乗りたくって。

――イマドキの女の子では珍しいですよね。86を選んだ理由は何かありましたか?

86の後期型の顔が無性にタイプだったんです。あの顔が好きなんですよ。ヘッドライトの形は前期とそこまで変わらないけど、グリル部分がガバっと開いているデザインで私の好みの顔立ちだったんです♡

――FJクルーザーと比べるとフロントフェイスのデザインが全然違うようですが、それはそれでアリ?

もちろんFJクルーザーも好きですよ。ムキムキなんだけど顔がカワイくて、そのギャップが好きなんですよ。

――まるで性格が違う2人の彼氏と付き合っている感じですね。

そうですね(笑)。まさにそんな感じです。

――デザインだけでなく、乗り心地もだいぶ違うと思いますがどうでしたか?

加速とか吸気音、カーブの感じが全然違うのでハマっちゃいましたね。運転するのが楽しくなりました。最近は出勤する時、週4で86ですね。86を日常使いにして、FJクルーザーは週1くらいにペースが落ちましたね。

――クルマを使い分ける決め手はありますか?

86で運転するのって、ストレス解消になるんですよ。普段は神経を使う仕事をしているので、切り替えられるんですよ。それで通勤は86にしていますね。

キャンプやピクニックなど、外遊びで開放されるところとかはFJクルーザーに乗りたくなりますね。のんびりゆったりドライブしたいときに使いたいです。

――すごい贅沢なカーライフですが、2台を維持するのって大変じゃないですか?

大変ですね! 今年の5月に自動車税の通知が着ましたが、高すぎてビックリしましたよ(笑)。
でも2台とも絶対手放さないです。だって、2台あるから気持ちがトキメくんです! どっちもかわいくて手放せないですね。FJも死ぬまで乗りたいし。

――まさに2人の彼とお付き合いしているよう思えてきましたが、masamintaさんにとってクルマってどんな存在ですか?

相棒です。FJクルーザーも86も私の人生や日常を豊かにしてくれる存在で、この2台のない生活なんて考えられないです!

アウトドアシーンで活躍するFJクルーザーに運転の楽しさを味わえる86とデザインも性格も異なるクルマを2台所有し、カーライフを楽しんでいるmasamintaさん。維持するのは大変でも豪華なカーライフを楽しめる生活はホントにうらやましい限りです。これからも2台の相棒とともに素敵な思い出を作っていくことでしょう。

【Instagram】
Masamintaさん

(文:福嶌弘)

[ガズー編集部]

愛車広場トップ