10年前の答えを覆せるか――矛盾さえ楽しむギャランフォルティス
たくさんのオーナーさんに取材してきたこの愛車広場では「もう一度このクルマに乗りたくなったのは、忘れられないくらい好きだから」と答える方が多いです。今回の「マッツさん」もそんなおひとりで、それと同時に“果たしてよかったのか……!?”という思いもあると、笑いながら話してくれました。いったい、その真相とは?
今回は、マッツさん×ギャランフォルティスのお話をお届けします。
―――あの……好きなクルマではあるんですよね?
もちろん大好きですよ! なんせ、10年前にも乗っていましたからね。
―――安心しました♪ それでは、ギャランフォルティスに乗ろうと思った理由を教えてください。
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1台目のギャランフォルティスとオーナー氏
ギャランフォルティス(三菱)に乗ろうと思ったのは、事故がキッカケでした。当時僕は、黒のギャランVR-4に乗っていたんですけど、会社帰りに白のVR-4がぶつかってきて廃車になってしまったんです。で、次のクルマを探していると、お財布にも優しい、尚且つ、VR-4に似たデザインのギャランフォルティスを見つけて、愛車として迎え入れたのが1台目です。
―――色違いのクルマがぶつかってくるなんて、そんな偶然あるんですね。
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1台目のギャランフォルティス
そうなんですよ! だから僕も、ガシャンとなって「え!」って驚いて、運転席を降りて「えぇっっ!!」という感じでした。多分、向こうのオーナーさんもそうだったと思います(笑)。廃車になってしまったのはショックでしたが、黒のボディーカラーは青空駐車だと綺麗に保つのが大変だったので、ぶつかってきたVR-4と同じ白にして、維持しやすくなったと思うことにしました。
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現在の愛車 2台目のギャランフォルティス
で、2台目のギャランフォルティスに乗ることになったのは、洗車場での運命の出合いがキッカケです。このクルマは不人気車というか、なかなか乗っている人がいないんですけど、洗車場に青のギャランフォルティスが停まっていたんです。見つけたときはお互いに嬉しくて、連絡先を交換して情報交換をしたり、仕事終わりにふらっとドライブに行くような仲になりました。
―――また色違いのクルマが登場しましたね。
あはは(笑)! ちなみに、青のオーナーさんは、僕がギャランフォルティスを降りても“クルマ好き同士”ということで、ずっと仲良くしてくれました。すると一昨年「ギャランフォルティス乗ってくれないか?」というオファーをいただき、現在僕の愛車になったというわけです。再びハンドルを握ると、当時のことを思い出したりなんかしてね〜。すごく楽しいですよ♪
―――後悔?しているというのは、どういう意味だったのですか?
後悔というよりも“自分が矛盾している”と感じてます。というのも、ギャランフォルティスにはベース車両が同じで、足周りなどが専用設計されたランエボXという走れる兄弟車がいて、当時、走行性能にもこだわりたかった僕は、ギャランフォルティスを速くするならランエボXを買ったほうがお財布事情的にいいと判断して、10年前に降りたんです。
なのに、レースで良いタイムを残すために、現在ギャランフォルティスを必死でカスタムしているのは、なかなかおもしろいな〜と。10年前に答えを出したはずなのに、結局また乗っちゃってるよ、と。
―――なるほど。それは確かに矛盾です。
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“モンテカルロブルー”にオールペイント
そんな…ハッキリと言わなくても(笑)。それでいくと、ボディーカラーもそうでしてね。この青は“モンテカルロブルー”といって、ちょっと黒に近い青なんです。少しでも汚れると目立ってしまうから、エアーで吹いたり、洗車をこまめにしたり、最近は車庫が欲しいさえと思うようになりました。こういうのが大変だから白を選んだのに、また汚れが目立つ色に乗っちゃってます。
―――人生は矛盾に満ちている、ってやつですね。
とかいいつつ、それを楽しんじゃってる自分もいるんですけどね♪ 先ほど少し出てきましたが、僕は趣味でレースをやっているんです。アルトで参戦したときはドラッグレースでシリーズチャンピオンになったのに、このクルマでは結果を残せていないのが悔しくて、車高長を入れたり、オイルクーラーを交換したり、つい最近はインタークーラーも自分で取り付けました。これが想像以上に大変だったんですよ。
――― 一体、何があったのですか?
兄弟車のランエボXのインタークーラーを購入したら、いけるにはいけたんですけど、グリルに穴を開けないと取り付けられない仕様になっていたんです。もう、大誤算でしたよ……。仕方がないから、サンダーで真ん丸の穴開けて、その穴と穴を繋いでいって長細い穴にして(笑)、錆びたら嫌だからタッチペンしてと、11時間もかけて何とか装着しました。いやぁ、あれは大変だった……! でも、こうやって自分でできることは自分ですると、愛着も湧いていくんですよね。
―――これもまた、人生は矛盾に満ちている(その2)ってやつですね♪
その通りです。あとは、再びギャランフォルティスに乗ることになったのは、10年前に出した“ギャランフォルティスをカスタムするなら、ランエボXに乗ったほうがいい”という答えの、間違い探しをしてほしいということなのかなと思っています。さぁ、これからどうなるかが楽しみです。
今後は さらに磨きをかけ、ギャランフォルティスをレース仕様にしていくというマッツさん。次は、タービン交換をしたいということでした。さぁ、マッツさん&ギャランフォルティスの運命はいかに!?
【X】
マッツさん
(文:矢田部明子 写真:マッツさん提供)
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