ほんのちょっとの苦労で得る最大級の楽しさ! ハイエースが教えてくれた家族と過ごす最高のアウトドアライフ!!
ハイエース&ランクル70というトヨタの人気車種2台を同時に所有しているというNakamura Takashiさん。この組み合わせを考えるとアウトドアで遊ぶのが大好きそうに見えますが……実はハイエースを買うまでは外遊びをほとんどしなかったのだとか。
そんな彼が現在では家族そろってハイエースに乗ってはキャンプ場や自然あふれるエリアに連日遊びにいくようになったといいます。
そこで今回はハイエースを中心にお話を伺いました!
――家族みんなでハイエースでの旅を楽しまれている様子のNakamuraさんですが、その家族構成から伺ってもいいですか?
はい。僕と嫁、そして子供が……7歳の長男を筆頭に2コ下の長女、それから4歳の次女、そして1歳になった次男の4人。トータルすると6人家族になりますね。
――イマドキでは珍しい大家族ですね! そんな家族を支えてくれるクルマとしてハイエース、そしてランドクルーザーの2台を所有されているということですが、これまでの愛車歴を伺ってもよろしいでしょうか?
最初は学生の頃でホンダのインテグラに乗ったのがスタートですね。で、社会人になってからジムニー、結婚してからランクル70に行って、アルトワークスも買って、そこからハイエースを買いまして、現在のランクル70を増車した形になります。
――愛車歴を見るといろいろなキャラクターのクルマをまんべんなく乗られている印象ですが、その中で共通点を見つけるとランクルやジムニーなど、アウトドア向けなクルマがお好きなんでしょうか?
実は僕インドア派なので、あまりアウトドアでは遊ばなかったんですよ(笑)。こうした愛車歴になったのは僕の住んでいる富山県の気候が理由で。インテグラで冬場にすごく苦労したんですよ。
なのでランクルやジムニーみたいなクルマを選ぶようになって。ランクルにおいては当時乗っていた先輩への憧れはあったんですが、外遊び前提で買ったわけではないです。
――そんなインドア派だったNakamuraさんが外遊びに目覚めたのはどのクルマのあたりですか?
ハイエースを買ってからですね。ランクルの時はスノボに行くくらいでしたが、アウトドアで何か遊ぼうと思ったのはハイエースを手にしてからですね。
――そもそもハイエースを買おうとしたキッカケは?
4人目の子供が生まれることがわかったときですね。定員的にはランクルでも大丈夫なんですが、子供たちが小さいので全員にチャイルドシートが必須で。
そうなるとランクルは手狭になるのでミニバンを買おうということを嫁さんと話していて、以前から狙っていたハイエースを買おうと決めました。
――ハイエースって中古車でも人気が高いだけに欲しいモデルがなかなか手に入らない印象がありますが?
やっぱり人気がすごいので、希望のクルマに出会って納車するまで1年はかかりましたね。ハイエースっていろんな種類がある中で、最初は9人乗りのハイエースバンを狙っていたんですが、一度試乗したときに乗り心地があまりにひどくて、嫁さんの許可が下りませんでした。
そのあとにハイエースワゴンでグランドキャビンというグレードを見つけたんですが、標準だとFR車なのがネックで。このグレードで4WDのもの、維持費を下げたいのでできればディーゼルエンジン車のものを探すようになったんです。
それから1年ぐらいが経ってハイエースコミューターっていうグレードでディーゼルエンジンの4WD車が富山市内のお店で販売されているのを見つけて。それでやっと購入できました。
――当時のクルマの状態って覚えていますか?
26万km走っていて、金額は当初の予算よりも倍かかってしまいましたね。予算は大幅に超えたのですが、希望に合うクルマはこれしかないので、嫁さんを連れてクルマに乗ってもらって最終判断を仰いで購入しました。
――1年もの時間をかけてようやく見つけられてよかったですが、ただその間にアルファードなどの他のミニバンを選んだり、ハイエースではなく日産のキャラバンを視野に入れたりすると思いますが、そうした別案は考えなかったんですか?
いろいろ検討はしたんですけど、私が個人的に「働くクルマ」が大好きで。もちろんアルファードとかもいいクルマだと思いますが、私としては働くクルマのベースになっていることが多いハイエースにどうしても乗りたくて。
――購入されたのはいつごろになりますか?
買ったのが4番目の子が生まれてから半年くらいだったので、納車は昨年の5月でしたね。それまでランドクルーザーで何とか踏ん張っていましたが、さすがにもう無理で(笑)。
――ランクルとはだいぶ見た目も違うクルマですが、子供たちの反応はどうでしたか?
4人いるのもあって、それぞれ違いましたね。長男はさほど反応しませんでしたが、長女は好印象だったみたいですし、次女にはイマイチでしたね。
――現在は内外装ともカスタムをされている様子ですが、もともと購入後は自分好みにカスタムしようという思いはありましたか?
当時はそこまで考えていなかったんですよ。ただ、ランクルのホイールを作っているラグナってメーカーの社長と仲良くなったのがきっかけで外観には社外のアルミホイールを履かせて、テールランプを新型ハイエースの純正テールに替えました。
外観はこれくらいでいいと思っていますが、内装はそれ以上にカスタムしましたね。子供4人いるとどうしても旅行に行くと宿泊費とかでお金がかかるじゃないですか?
僕はそれを理由に家族旅行ができないのは嫌だったので、ならばハイエースで寝ればいいじゃんということで、自分で板を買ってきて寝られるようにしましたね。板にニス塗りとか長男にも手伝ってもらったりしたんですよ。
本格的にはできないですけど、子供たちがここで楽しんで遊ぶとか昼寝するとか、そういうことができるようにはしたいと思っていました。
――お写真を見る限り、かなり手馴れている感じに見えましたが日ごろからDIYとか日曜大工みたいなことはされているんですか?
いえ、全く(笑)。僕のカスタムは本当に簡単なんですよ。木材すら切ってもらいますから(笑)。あとは100均とかで買えるものを駆使してDIYしている感じですね。なるべく手間をかけずにカスタムするというのがコンセプトというか。
――それでもこんなにキレイに仕上がるんですね!
あとはYoutubeでハイエースに乗っている人たちのカスタム例を参考にしてやってみたんです。皆さん結構詳しく動画で紹介しているので、うまくできました。
――このクルマでお出かけとかは行かれましたか?
この夏は清里(山梨県)の方に行ってきました。
最初は「長野県のほうまで行ってみたいね」という話をしていたんですが……僕はあまり計画を立てて出かけるのが得意ではなくて、最初は長野を目指したんですが、途中で清里に行くかってなって、ソフトクリーム食べるついでに清里へって感じでした(笑)。
結構その場のノリで行き先を決めて、行ったところで何して遊ぶ?みたいな感じの方が楽しくて。計画を立てようとするとそれだけで疲れちゃうし、子供の急な体調変更とかでも予定を自由に決められるし、無計画で行った方が滞在先でゆっくりできるので、気に入っていますね。
――車中泊とかで寝るって最初は抵抗ありそうですが、子供や奥様はどうでしたか?
実は昨晩も家の前で車中泊をしたんですが、子供たちは喜んで寝られるし、嫁さんも「お金かからないのであればいいじゃない?」というスタンスだからあまり気にしていないみたいです。
もっとも僕がテントを張るのが苦手なんですよ。片付けるの大変だし。だからこうしたクルマでの車中泊がいいですね。
――準備せずにキャンプができるというのはいいですね。
僕がそもそも面倒くさがりなので、最低限のことだけをやって、家族みんなで楽しめるようにしたいという思いがあります。
子供4人だと何をするにしても準備段階で疲れちゃうんですよ……。なので、面倒なことはやらないようにして楽しむというのを目指しています。
――まさにNakamuraさんにとってはやりたいことをかなえてくれるクルマになっていますね。そんなクルマの自慢するポイントは?
普段から使えるということですかね。キャンピングカー仕様にし過ぎると普段使いは難しいですが、僕はハイエースにシンクとかを付けていないので、板さえ外してしまえば荷物はいくらでも入るから買い物でも困らないし。ホントになんにでも使えるクルマですね。
――それではこのハイエースって、Nakamuraさんにとってはどんな存在?
私にとっては「家族で過ごせる、動くリビング」という感じですね。ダイハツのクルマでも「第3の居場所」というキャッチフレーズが付いたクルマがありますが、僕のハイエースもそんな感じですね。僕の家族にとっても切っても切り離せない存在になっていると思いますね。
富山県という土地柄、生活のために4WD車を求めていたNakamura Takashiさん。しかし、4人の子宝に恵まれたことでハイエースを手にすると、これまで経験のなかった外遊びに目覚め、今では頻繁に家族でお出かけするように。
その裏には家族が車内で過ごしやすいようにと、自分の力でできる限りのカスタムを施している姿がありました。家族愛にあふれるパパとハイエースの最強タッグでのNakamura家のお出かけは今後も続くことでしょう!
【Instagram】
Nakamura Takashiさん
(文:福嶌弘)
[GAZOO編集部]
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