転勤続きで友達ほぼ0だった僕が、コペンに乗ったら全国に仲間ができた
スカイラインV36からコペンに乗り替えたという「きゅうす」さん。2台を乗り比べると、スカイラインの方がアクセルを踏み込まずしても100km/hまでスムーズに加速し、乗り心地も良かったと話してくれました。
では、きゅうすさんは何故コペンに乗り換えたのでしょうか?
それは、スカイラインV36が自分のカーライフに似合うクルマなのかと考えたときに、疑問を覚えたからだといいます。
今回は、きゅうすさん × コペン のお話をお届けします。
――スカイラインとコペンに乗ってみて、実際にどう感じましたか?
スカイラインはエンジンが3.5Lあったので、加速がとても楽しいクルマでした。アクセルペダルをつま先でチョンとするくらいで、気付けば100km/h も出ているんです。
そして、そういう走行性能だけじゃなくて、5人乗りで充分に荷物も積めるし、車内は静かで快適だし、移動車としても最適でしたよ。
ただ、税金が高いのには困りましたけどね……(笑)。だって、コペンの5倍弱の税金ですよ!?辛すぎます……。
一方で、コペンは軽自動車ということもあり、しっかりとアクセルを踏み込んで加速しなければいけないのですが、逆にそれが楽しかったんです。エンジンを使い切ってどう走るかを考えたり、シフトレバーをガチャガチャやるのも面白かったし。
あとは、サイズ感もちょうど良い!街乗りにも最適だし、このサイズでキビキビ走ってくれると操りがいがありますからね。
それと、忘れちゃいけないのが屋根が開くことです♪
僕の中でスカイラインは、グリーン車みたいな感じなんです。高級感があって、ゆったりとしていて、上質な空間を演出的な(笑)。
で、コペンは例えるならジェットコースターかな。移動じゃなくてレジャーとして楽しむクルマ!とでも言いましょうか……。どちらにも良い所があるし、気になる所もあるんですけど、僕にはコペンの方が合っているなと感じます。
――コペンが合っていると感じた理由はなんですか?
街乗りでも充分その能力を楽しむことができるからです。サーキットを走るわけじゃないので、スカイラインの時は力を持て余しちゃっているなと感じるシーンが多かったんですよ。
走く走るといっても高速道路ぐらいですから、アクセルをベタ踏みするなんてことは1度もありませんでしたしね。それだとスカイライン自身も嫌だろうなぁって……。
あとは、よくよく考えたらスカイラインじゃなくても良かったのかと思う部分もありまして(笑)。
――と、いいますと?
実はですね、スカイラインを購入する前にコペンも愛車候補に入っていたんですよ。あえてスカイラインの方を選択したのは、荷物も積めるし、なにより人数も乗れるからと思っていたんですけどね?
――ですけど?
購入して5年経った頃、全然友達乗せてないや!って気付いたんです。そう!乗せる友達なんていなかったんです(笑)。
なんだ、それなら2シーターでいいじゃん♪
よし、コペンにしよう♪
みたいな流れですね。
――ど、どうしよう……。なんて言ったら正解なのか……。あっ!あの、私も友達少ないです!それに、友達が多いからって幸せとは限らないです!
あの……。同情されるのが1番傷つくんです……。せめて、記事には面白おかしく書いてくださいね……。
――任せてください!でも、確かに友達がいないなら2シーターでいいですね♡
もうやめて!言わないでぇ(笑)!!
とまぁ、冗談はここまでにして。言い訳に聞こえてしまうかもしれないんですが、転勤が多い会社に務めているんですよ。埼玉県出身なんですけど、名古屋とか群馬とか、本当に転々としているんです。仕事も忙しくて休日は寝ていることが多いから、そりゃそうだよなって自分でも思います。
ところが、そんな僕がコペンに乗ったら、全国に友達が出来てしまったんです。
――ほんとですか? 夢じゃなくて?
ちょっと!そこは信じてくださいよ(笑)!
コペンに乗り始めて半年くらいは1人でブラブラしていたんですけど、Twitterでコペン乗りの方に「いいね」や「フォロー」をしていたらオフ会に一緒に行こうと声をかけて下さったんです。
富山で開催されたオフ会にビクビクしながら行ってみると、皆さん気さくに話しかけてくれて、そこからどんどん繋がりが出来ました。
カスタムはしていないから大丈夫かな?と心配していたんですけど、ノーマルのコペンでも色々共通の話題ってあるんですよ。
――例えばどんなことを話すんですか?
「〇〇の景色が綺麗だったからドライブに最適だよー」とか、独自の収納術とかを教えてもらったりとかですかね。
例えば、コペンってペットボトルホルダーが後ろの方にあって取り出しずらいんですよ。手が届かない~みたいな感じに毎回なるんです。
でも、助手席の下にあるレバーに、ベビーカーに付けるペットボトルホルダーを装着すると、絶妙な位置にあるドリンクホルダーが出来上がるわけです。これ、本当に使いやすいからオススメです♪
とまぁ、こんな感じで和気あいあいとユル~く情報交換しています。
地元の友達、会社の同期とか限られたジャンルだけじゃなくて、コペンに乗ることで、住んでいる場所などに囚われずに全国に友達ができました。それは本当に良かったし、自分にとって財産になりました。なんか、言ってて恥ずかしくなってきましたが……(笑)。
本州を出たことがないという きゅうすさん は、九州、四国へと全国のコペンオーナーに会いに行くことが夢なのだとか。
まだまだ きゅうすさん の友達は全国各地に増えていきそうですね。
【Twitter】
きゅうすさん
(文:矢田部明子)
[GAZOO編集部]
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