めっちゃええクルマやろ♪オーナーが思わず2台乗り継いでしまった、オデッセイの魅力とは
初めて自分で買ったクルマが オデッセイ だったと話してくれた「ケンプファーさん」。
ケンプファーさん曰く、初めてのクルマとは特別なもので、そのクルマへの思い入れが強すぎて、気付けば2台目もオデッセイを選んでしまうくらい魅了されていたとのこと。一体、オデッセイのどんな所がそうさせたのでしょうか?
今回は、ケンプファーさん×オデッセイのお話をお届けします。
――オデッセイに乗るキッカケは何だったのでしょうか?
免許を取ってから親と共用でクレスタに乗っていたんですけど、20歳の時に自損事故をしてしまったんです。そやけど、田舎住みなんで、クルマがないと何も出来ひんから、急遽購入したのがオデッセイという感じですね。
ほんまは力強いデザイン言うんかな? “RA6 アブソルート”が欲しかったんです。そやけど、突然の事でお金が貯まってへんかったし、初期型で我慢しました。
――アクシデントにより、渋々という感じだったんですね。
グレードはそうでしたけど、オデッセイ自体に乗りたいというのはあったんですよ。そやから大満足!それに、初めて自分で買ったクルマやから、それだけでもなんか嬉しかったですね。
まぁ、ローン組むのに親に保証人になってもろたんやけどね (笑)。
――大丈夫です!月々の返済が自分だから、自分で買ったクルマです(笑)!ところで、実際に乗ってみてどうでしたか?
運転席も広いし、静かやし、めっちゃええ感じでした。あとは、コーナリング性能がええとか、走行性能がミニバンとは思えない走りをしてくれるんも好きになったポイントなんです。
オデッセイって、ミニバンとしては異例な床の低さなんですけど、その分低重心になって走り味がスポーティーになってるんです。やから、運転するんは面白かったですね。
――ちなみに、走行性能意外でお気に入りポイントはあったんですか?
ウーファーを積んでいたという所ですね。ワイルドスピードという映画で主人公のドミニクがRX7にウーファーを積んで重低音を鳴らしてたんを見て、どハマりしてしもたんです。
他人に迷惑をお掛けしない程度で楽しむ重低音は、気分を上げたい時にちょうどええし、う~ん!自己満足やね!
ほかにもLEDを付けてみたりとか、ホイールを変えたりとか、自分でできる範囲でちょこちょこはしてましたね。でも、17年も乗ると最後の方はガタがきてもて、修理しかしてへんかったなぁ……。
――17年?
そうそう。平成7年式を中古で買って、17年間乗ったんです。買ったのも初めて、本格的に自分でクルマいじりをしたんも初めてのクルマやったから、手放せんくてね。そやから、故障もいっぱいしたし、メンテナンスにもお金がかかりました。
パワステオイルの配管が錆びて、オイルが滲んで漏れ出したことがあったんです。そん時に、自分で配管を自作したんは良い思い出やなぁ……。
――えっ!?配管を自作したんですか!?
水道屋やから、配管に関しては得意なんで♪(笑)どないして直そかなと思ってたらエアコンの配管と太さが一緒やって、これはなんとかいけるわ!みたいな感じです(笑)。
グルーっと曲げて、あとは仕事の道具で加工して完成。リアナックルのブッシュが敗れて擦れてたから、半日かけてブッシュを打ち替えたり、スタビリンクブーツの交換もしてましたね。
――手放すキッカケはなんだったのですか?
なんとか騙し騙しやってたんですけど、マフラーの排気温センサーが故障しちゃったんです。触媒の根元がサビサビで、これはセンサーの取り替えは多分無理やし触媒ごと交換やなとなった時に乗り換えを決意しました。積もり積もった故障箇所も沢山ありましたしね。
ほんで、次に乗るクルマはストリームにしようとしてたんです。
――あれ!?そうなんですか!?てっきりオデッセイで探してたのかと思ってました。
次は違うんに乗ってみるかという気持ちもあったんと、そもそも付き合いのある中古車店に僕が欲しかった個体が残ってなかったんですよ。僕が欲しかったのはオデッセイはオデッセイでも、リアドアがヒンジでボディ剛性の高いRBの型式が良かったから。
――なぜRBにこだわったんですか?
RCからはサイドがスライドドアになってるから、ボディ剛性の面と重量増が気になったんです。
でもね、みんな思うことは一緒みたいで、RBオデッセイありますか~?言うて中古車屋さんに聞いたら、人気すぎてなかなか入ってこない言われたんです。今年は3台しか入庫してへん言われた時は、もう諦めるしかないんかなと思いましたね。
ストリームにしますか?って見積書まで出してもろたんですけど、まだオデッセイの車検あるからええわって帰宅しました。そしたら次の日の朝、入庫しました!ってお店から連絡があったんです。
――次の日!?すごいタイムリーですね。
僕もそれお店の人に言いました!隠しとったんちゃうかって(笑)。そしたら、ほんまに入ってきたんですよ!人気やから無くなるし直ぐ見に来てください!って言われて見に行きました。
――それで、どうなったんですか?
試乗したら馬力が30くらい違うから、アクセル踏んだらシャーーーーってめっちゃ気持ちいい加速をしてくれました。ちょっと走ったくらいで簡単に決めたらあかん!あかんぞ!よう考えなって自問自答しながら、実車をみて2時間でハンコ押してしもてたんです(笑)。
RB3 Mエアロパッケージというグレードで、ちょっとスポーティーな雰囲気も気に入ってます。今年の11月で3年が経ちますが、キャリパーを赤く塗ったり、エンジンルーム内にアーシングを付けたりしかしてへんから、今後は前のオデッセイのときに使っていたウーファーとLEDを移植していきたいと思っています。
オデッセイというクルマがめっちゃ好きや!と答えてくれたケンプファーさん。死ぬまで乗り続けると、幸せそうに話してくれました。
(文:矢田部明子)
[GAZOO編集部]
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