疲れたココロもカラダもととのえるクルマ!? トヨタ クラウンステーションワゴンが思い出させてくれた大好きなクルマへの想い
「結婚して、家族が増えてからはクルマへの興味が薄れてしまった」というMokuzoさん。
しかし、ひょんなことから手にしたスズキ エブリイのジョインターボのMT車を運転しているうちにかつての情熱が蘇り、「自分が本当に乗りたいクルマ」として選んだのがトヨタ クラウンステーションワゴン。
かつて憧れていたクルマを手にして以来、それまで以上にクルマへの想いを強め、今やかけがえのない存在になっていったそうです。
そんな、Mokuzoさん×クラウンステーションワゴンのお話です。
――Mokuzoさんは現在、クラウンステーションワゴンを所有されていて、初マイカーがマツダのRX-7ということですが、もともとクルマはお好きでしたか?
好きでした。RX-7のあとはアルトのターボieに乗って、そのあとはマツダのユーノスコスモにして……
――ホントにクルマが好きな人のラインナップですね(笑)。結婚されてからもその傾向は変わらなかったんですか?
いえ、結婚してからはガラッとテイストが変わって。ファミリーカーが中心になりました。
結婚するときにホンダのステップワゴンにして、そのあとはトヨタのプリウス(3代目)で、次が商用軽バンのスズキ・エブリィ。それから今のクラウンにたどり着きました。
――もともとクルマで走るのが好きな人が結婚して、家族が増えたからファミリーカーに替えて……という具合でよく聞くクルマ好きの方の半生を物語っているようですが、現在乗っているクラウンステーションワゴンへの買い替えのキッカケとは?
実はステップワゴンのころはカスタムして楽しんでいたんですが、家族が増えてからは家計を第一に考え、クルマの趣味は封印してしまいそのうちに興味が薄れてしまったんですよね。
「燃費がいいから」プリウスとかっていう具合に、それからのクルマ選びも昔ほど真剣にならなくなっていました。でもその後に乗ったエブリイがターボ・MT車仕様だったんですが、予想外に楽しくて、走りの血が騒いて(笑)。スイッチが入ったんですよね。
――情熱が蘇ってきたんですね
そうなんです。それで走っていて楽しいクルマが欲しいなと思い立って、エブリィを手にして半年くらいでクルマ探しを始めたんです(笑)。
ただ、クラウンステーションワゴンにたどり着く前はSUVもいいなとか、いろいろ考えているうちに3年ほど経った時に、昔憧れていたクラウン(8代目)の存在を思い出して。
当時は「大人になったら乗りたい」みたいな感じだったんです。
――まさに「いつかはクラウン」状態だったと
そう(笑)。そのキャッチコピーは僕が小学生のころに出てきたものだったんですが、どこかで刷り込まれていたんでしょうね。そんな思いが本当にふとした時に思い出しちゃって。
それでクラウンに絞って探し始めて、今のクルマに出会ったのはそれから2ヶ月後でした。
――中古車で探していて、ちょうどいいクルマが見つかったんですか?
最初は僕の住んでいる広島県で探していたんですが、希望していたクラウンは1台しかなかったし、しかも状態が良くなかったんです。なので腹をくくって探すしかないということで全国に対象を広げて探し始めました。それで見つかったのが愛知県のお店でした。
――実車は見に行かれましたか?
いえ、お店の方に電話して状態を確認したのと、あとはネット上で掲載されている写真だけで判断して購入を決めました。もちろん、お店の紹介をされている内容や電話の対応で誠実さが感じられるかということもポイントでした。
――実車を見に行かないで買われるのは慣れていましたか?
特別慣れていたわけではないんですが、今までも僕は買う時も試乗とかしないし、カタログだけで決めることが多かったんですよ。
欲しいと思ったら即買っちゃうタイプだったからあまり吟味とかしなくて(笑)。
――ちなみに狙っていたクルマの条件はありましたか?
状態がキレイなものが走行距離10万km前後であればいいなと思っていました。
10万kmが目安で金額が変わるから、お得に買うには10万kmをちょっと超えたくらいのを狙っていたんですが、結局9万km台のものが見つかって。金額的にはエブリイの下取りと諸費用で賄えればいいかなって。
――状態のキレイさはどこで判断されましたか?
内装とバンパーですね。どっちも前のオーナーさんの使い方が出やすい部分だと思うので、そこがキレイなクルマは丁寧に乗られていることが多いだろうということで。ここが決め手になった感じですね。
あと、GAZOO.comのサイトも決め手でした(笑)。
――GAZOO.comがキッカケといいますと……?
GAZOO.comの愛車広場でクラウンステーションワゴンのオーナーさんの記事があって、それを読んでいていいなって思ったんです。それが最終的な決め手になりましたね。
古いクルマなので悩んでいたのですが、同じクルマが記事で載っていたので大きな後押しになりました。
――ありがとうございます(笑)!。念願叶ってクラウンステーションワゴンのオーナーになり、納車されてはじめて実物を見たと思いますが、その時の第1印象はどうでしたか?
クルマが手元に来た時、めちゃめちゃキレイだったんですよ。それがまず嬉しかったし、乗ってみても瞬間になじむというか。安心感があってすごく居心地がいいなって思いました。
――クラウンならではの高級感を体験したということですね。走りはどうですか?
走りはおおらかなんですよ。イマドキのクルマみたいにレスポンスがいいとかそういうことはないですが、足回りも柔らかくてフワフワしているけれど、決してフニャフニャではないから不安なこともないし、フレーム付きボディの重厚な走りを味わっています。
――このクルマに替わってからはお出かけの頻度は増えましたか?
うーん……、今までと特に変わることはないですかね。
――SNSを拝見すると、アウトドアレジャーやスノーボードで遊ばれるのが多いみたいですが、クラウンステーションワゴンに替わって荷物の積み具合や使い勝手はどうですか?
かなりいいですよ! 前もエブリイだったから荷物が積めないことはなかったんですが、このクルマはそれ以上だし、後ろの席を倒せば息子のマウンテンバイクも楽に積めるんですよ。
このクルマにしてよかったなって思います。もともとステーションワゴン好きだったのもあったんですけどね。
――息子さんや奥様からの反応はどうですか?
そこまでクルマに興味があるわけではないのですが、前のクルマが商用車のエブリイだったから乗り心地が全然違うんですよ。だからそれに関しては「前のよりいいね!」みたいな(笑)。
――以前よりもMokuzoさんがイキイキ運転しているから「いいね!」というのもありますかね(笑)。購入されて2年経ちますが、クルマに不具合が起きるケースはありましたか?
大きいのは特にないですね。運転席側のドアロックのアクチュエーターが壊れたとか、あとは運転席側の右上の内装がはがれてきたとか。樹脂が劣化してバキバキになっていたから仕方ないですが。
――このクルマで特に気に入っているところは?
外観で言えば、水平基調のラインでデザインされていて、このころのクルマってピラーが細いんですよ。
さらにブラックアウトされているので前の席のウインドウから後ろまでずっとつながっているように見えるんです。それが伸びやかなボディを強調していてカッコイイなって。いかにもステーションワゴンらしい見た目が気に入っています。
――以前のようにカスタムしたいみたいな欲はありますか?
いえ、このクルマに関してはノーマルのまま乗りたいので、なるべく純正でキレイな状態を維持するようにしていて。
普段もボディカバーをかけるようにしているんですね。晴れた週末の日にだけ走らせる感じです。だからボディカバーを外すたびに「カッコイイな」ってついつい見とれちゃうんですよ(笑)。
――めちゃめちゃ大切にしているんですね。では、このクルマはMokuzoさんにとってどんな存在になりますか?
んー……、今風に言うと「ととのえてくれる」クルマですかね。居心地のいい場所だから、乗った時に心身ともに浄化されるというか、晴れた時に運転していると癒されるんですよね。それをひっくるめて「ととのう」って感じで。また週明けから仕事頑張ろうという思いが芽生えてきます。
――ホントにこのクルマに出会えてよかったですね
もう最後まで、このクルマに乗っていきたいですね。このクルマは僕の前にオーナーさんが2人いるのですが、大切に乗ってきてくれたことに感謝したいくらいですよ(笑)。
かれこれ25年以上経つクルマなのに「こんなにキレイに維持されていたなんて!」ってつくづく思います。
エブリイ・ジョインターボのMT車を運転したことでかつての情熱が蘇ったMokuzoさん。
お話を聞くと、かつて乗っていたようなスポーツカーを手にするかと思いましたが、憧れのクラウンステーションワゴンを手にしてからはその安心感溢れる乗り味に惹かれ、オトナなドライブを楽しんでいる様子でした。
「大切にしていつまでも乗っていきたい」という言葉通り、本当に大切にされている様子なので、クラウンステーションワゴン自身もきっと喜んでいることでしょう(笑)。
Mokuzoさんとクラウンステーションワゴンとのステキな思い出はまだまだたくさん生まれそうです!
(文:福嶌弘 編集:GAZOO編集部)
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