モトクロス→レースクイーン→カートの流れで、ガッツリモータースポーツ女子に!そんな私の愛車、S2000♡

  • ホンダ・S2000とオーナーの南実千晴さん

モータースポーツ好きのご両親の「自分が出来なかったことを、子供達にはやらせてあげたい」という思いから、幼稚園の頃からモトクロスに挑戦していたという千晴さん。

オフロードバイク、スーツ、ヘルメット、グローブなどのモトクロスセット1式を揃えて、レースに出場するために日々特訓していたと話してくれました。そんな千晴さんが、S2000に乗るようになったキッカケは?

今回は、千晴さん×S2000 のお話をお届けします。

――小さい頃からモトクロスに出場してらっしゃったんですね!すごいです!

ありがとうございます。幼稚園くらいの頃だったと思うんですけど、親にやってみない?みたいな感じでオフロードバイクに乗らされて、それが楽しくて始めたような?気がします。

なんせ、かなり前のことで記憶が定かじゃなくて……(笑)。

  • 南実千晴さん

――今も乗っていらっしゃるんですか?

たま~にですかね。今も好きなのは好きなんですけど、趣味で良いかなという感じでして。

なぜなら私、センスが無いんですよ(笑)。それこそ、子供の頃は毎週土日のどちらかはスクールに通って、レースがある時は土日どっぷりレースデーと結構ガチでやっていたんですけど、なかなか結果がついてこなかったんです。

で、勝てない➝だから楽しくないというスパイラルにハマって、小学校4年生の時に辞めました。

――確かにそうなっちゃいますよね。私もスイミングがそうでした

一緒ですね~。

あとは今思うとなんですけど……、モトクロスを通じて学校以外の友達ができたり、遠征先で皆でキャンプをするのが面白かったから、モトクロス自体が楽しいわけではなかったのかもしれない……(笑)。

MotoGP(※世界最高峰のバイクレースです)にも連れて行ってくれたりしていたんですけど、色んな所に連れて来られてるな~、クラスのみんなは家族とショッピングと行ってるのかな~、いいな~、でしたから(笑)。

  • 子供のころの南実千晴さん
  • MotoGPを観戦した時の南実千晴さん

――分かります……。でも、今また乗っているなら、やっぱり好きだったんですね♪

そうですね。とは言っても、それからバイクやモータースポーツとは長い間遠ざかっていたんですけどね。だけど、ある時からモータースポーツってカッコイイなと感じるようになったんです。

――おおっ!それは何でですか?

兄と“ワイルドスピード”や“頭文字D”を見たことがキッカケですね。その流れで一緒にF1を観て、速いクルマってカッコイイな♡って感じるようになったんです。

それから兄の横に乗って首都高でドライブするようになって、良いなと思うクルマがあれば「あれって何て名前のクルマ?」みたいな感じで、どんどん興味が湧いてきて。

周りの友達もGT-Rに乗っている子がいたりと、クルマ好きになるような環境だったんでしょうね。

――だから愛車にスポーツカーを選んだんですね。素敵です!

  • ホンダ・S2000の前に座るオーナーの南実千晴さん

ありがとうございます♡そういう影響もあって、免許を取ったら2シーターとロングノーズのスポーツカーに絶対に乗ろうと決めていました。

スペックなどは詳しくは知りませんでしたが、もういっちゃおうと!愛車選びは勢いが大事だと(笑)!

――実際に乗ってみてどうでしたか?

楽しかったですよ~!
特に面白いなと思う道は、カーブの多い山道や首都高の5号線ですかね。なぜココを走るのが楽しいかというと、コーナーが多いからなんです。

というのも、S2000って、ちょっと切っただけでクッと曲がってくれるハンドリングが1番の魅力だと思うんです。だから、それを存分に味わえるのがこういう道かなって。

切るタイミングを間違えばスピンしちゃったりするからピーキーではあるんですけど、ピタッとハマればかなり気持ち良い走りをしてくれます。

あっ!もちろんスピンしたことは1度もないですし、法定速度で走ってますからね!ルールを守るのは大事です♪

  • ホンダ・S2000の右フロントビュー

――ほかに楽しいなと思うところはありますか?

VTEC独特の、中回転からドカンとパワーが出る乗り味が気に入っています。3速に入れて5000~6000回転まで引っ張ると、

んぱぁーーーーーーん!

という音を立てながらみるみる加速していくんです。この音と加速の仕方は、すごく楽しいですよ。ターボ車のソレとは、ちょっと違う感じ!

あとは、今はルーフをハードトップにしちゃったんですけど、そうじゃない時はオープンにして、ビーナスラインを風にあたりながら走ったり、箱根の大自然を感じながら運転したのも最高でしたね。

――素敵なカーライフを送ってらっしゃるんですね。羨ましいです。

あはは(笑)、恐縮です!自分でも、またこうしてバイクで走ったり、モータースポーツに興味を持つようになったりするなんて思いませんでした。小学生ぶりにサーキットにも行くようになりましたし。

――また戻ってきたって感じですね。サーキットは頻繁に行かれるんですか?

  • レースクイーン姿の南実千晴さん

はい。私、レースクイーンなので♡

――ええええ!

言ってなかったですよね(笑)。

「クルマが好きって聞いたんだけど、レースクイーンをやってみない?」と言われて、挑戦することにしたんです。

初めてレースクイーンをさせて頂いたのが“S耐”だったんですけど、どんなクルマが走っているのかとか、どうやってクラス分けされているのかとか詳しく知ることが出来て、すごく勉強になりました。

今までは観てるだけだったんですけど、実際にレースを盛り上げる側になると、また違った見方が出来てそれはそれで新たな発見がありました。メカニックさんとも話して、クルマの性能についても深く教えてもらうこともできますし。

  • ホンダ・S2000と向かい合う南実千晴さん

これからも、モータースポーツを通じてクルマの良さを感じ伝えていきたいという千晴さん。頑張って下さい!

【Instagram】
千晴さん

(文:矢田部明子)