動物達も大好きな、S13シルビアコンバーチブル。34年目で、まもなく10万Km突破!
オープンカーに乗りたい!どうせなら、家族が全員乗れる4人乗りにしようとS13シルビアコンバーチブルを購入したという「よっちゃんさん」。愛車に迎えて、今年で34年目に突入したと話してくれました。
大切に長く乗るために、雨の日は乗らない、車庫保管しているとのこと。しかし、ある朝起きたら傷だらけになっていて……。
今回は、よっちゃん さん×シルビア のお話をお届けします。
――シルビア購入のきっかけは何ですか?
それまで乗っていたクルマが、2年車検から1年車検になるので大変だったのと、子供が産まれたからです。
というのも、これから子育てが本格的に忙しくなってくるだろうから、今このタイミングで好きなクルマに乗らなければ一生乗れないような気がしたんですよ。
それと、ルーフが無くてフルオープンのジープやワーゲンバギーに乗っていたことがあったんですけど、あの爽快感が忘れられなかったんですよね〜。
だから、家族で使うことを想定して、4人乗りで、僕が欲しかったオープンカーを選びました。
――なるほど。お子様が産まれた喜びと、欲しいクルマに乗れた嬉しさで、2倍幸せになったわけですね。
そうですね。購入してから納車するまで、首をなが〜〜〜くして待っていたのを今でも覚えています。山口県内で納車されるのは僕が初めてだということで、実車を早く見たい!とワクワクしていました。
で、いざ納車されたわけですけど、納車時に車両の説明をしていた店員さんが、ルーフの開け方の説明になったとたんピタッと止まったんです。
すると、実車を見るのは初めてだから、開け方が分からないと言い始めたんですよ(笑)。仕方がないから、自分で色々なボタンを押して、あくせくしながらオープンにしたのを覚えています。今となっては、良い思い出ですね♪
――そこは、勉強しておいて欲しいところですね(笑)。
あはは(笑)!確かに(笑)!でも、そんなことを忘れるくらい、オープンにして走るのが楽しかったからOKなんですけどね。やっぱり、空が近くにあるというのは、何物にも代え難い爽快感があります。
しかも、ターボが付いているからアクセルペダルを踏めばそこそこスピードが出るし、ハンドルを切ればすっと曲がってくれる、ブレーキもよく効く。とにかく、思うようにクルマが動いてくれるのも楽しかったです。
――じゃあ、大満足だったわけですね。
基本的には!ただ、ちょっと気になるなというところが何点かあったので、そこは自分で手を入れていきました。
――例えばどこですか?
ルーフを開けて走った時に、踏切などのわずかな段差を越えただけで車体が捻れる感じがしたんですよ。だから、改善のためにタワーバーをすぐに入れました。
あとは、マフラーからビビり音のような音がしていたので、マフラーも変更して、ついでに足回りもいじって、もっと安定して走れるようにしましたよ。
――走行性能に関わること以外で、手を加えた箇所はありますか?
リアに付いている、長いアンテナですね。当時僕は、アマチュア無線にハマっていて、どうせなら車内でも電波を拾えるようにしたいと思ったんです。
取り付けてみると、アンテナが立ったことによって全体のバランスが良くなって、外観もカッコよくなったかなと感じています。
ちなみに、2月11日に地域のマラソン大会があるんですけど、無線がついてるなら本部と連絡を取るのに貸してくれと、ランナーの横にくっ付いて毎年走るようになりました。
県内のテレビにマラソンの様子が映されるから、「よっちゃんさん家のシルビア、今年も走ってたね〜」なんて言われていましたね(笑)。
――大活躍ですね!
本当に、良い経験をさせてもらいましたよ。なんですけど、毎年ヒヤヒヤしていたことがあってね。
長く綺麗に乗りたいから、新車で購入してからずっと、雨の日は乗るのを控えていたんです。というのも、家が山奥にあるので舗装路が途中で終わって、車庫までが砂利道になっているんです。
雨が降ると下がベチャべチャになってタイヤが汚れるから、駅伝の日は晴れてくれ〜!ってランナーよりも思っていたかもしれません(笑)。
――徹底していますね。
はい。走行距離もあまり伸ばしたくないから、休みの時にそこら辺をぷらっと走るくらいで、34年で10万kmしか走っていないんです。
なのに……、なのに……!!すごく大事にしていたのに……!
――えっ!何があったのですか!
ヤギの「もも」と「さくら」と「くり子」がボンネットに乗ったり、馬の「アラートミノル」がホロを舐めてボロボロにしたり、綺麗とは言えない状態になってしまったんです……。
――ええーーーっ! でも、私はヤギ3頭と馬1頭を飼っていることにも驚きました。
あはは(笑)!よく言われます。可愛いんですけどね〜。悪戯好きなところが、たまに傷です。だけど、シルビアと同じくらい可愛いから、仕方ないか!
――今後は、シルビアとどんなカーライフを送っていきたいですか?
74歳になった今でも、乗ると買った当時に戻ったような気持ちになるんです。だから、出来るだけ大切に乗って、乗れなくなったら大事にしてくれる人に譲ろうと思っています。
とにかく、その時まで大切に時を一緒に過ごします。
そう話してくれた よっちゃんさん。今週の休日も、雨さえ降らなければ、大切なシルビアコンバーチブルでスーパーに買い物をしに、峠を下っていることでしょう。
(文:矢田部明子)
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