再び同じクルマに乗った理由。これだから、アルテッツァはやめられない!
アルテッツァが登場した頃、自動車雑誌で何人ものモータージャーナリストがその走行性能を絶賛していたのを見て、一体どんなクルマなのだろう?と興味が湧いたという「Mさん」。
居ても立っても居られずに、直列4気筒の3Sエンジンを搭載したRS200系のアルテッツァを購入したのだそうです。そんなMさんは、今年1月から直列6気筒のAS200系に乗ることになったのだとか。
今回は、Mさん×アルテッツァ のお話をお届けします。
――2台目のアルテッツァというわけですね!
そうなんです。1台目は4気筒のRS200系、今乗っている2台目は6気筒のAS200系です。
――なぜ、再び乗ろうと思ったのですか?
1台目のアルテッツァが面白かったからです。だから、6気筒の方にも乗ってみたいな〜とずっと思っていて、大人になった今実現させたという感じですね。
僕の乗っているアルテッツァには1G-FE型エンジンが搭載されているんですけど、1G系エンジンって、トヨタを代表する名車たちに搭載されてきたエンジンだったんですよ。
ということもあって、僕の中では技術が詰め込まれた、憧れの6気筒エンジンという感じだったんです。
――実際に乗ってみてどうでしたか?
実は……。
――実は……?もしかして、何かあったのですか……?!
今年の1月に納車したので、まだ3ヶ月しか経っていなくて……。しかも、僕は自営業をしているので、週末しか乗らないんです。なので、その範囲で感じたことを話しますね!
――めちゃくちゃ律儀じゃないですか……。走行性能云々の前に、その人柄に感動しちゃいました……。
あははは、そこで褒められるなんて思ってもいませんでした(笑)。
で、肝心の走行性能なんですけど、今どきのクルマほど速くはありませんが、回転フィールがすごく楽しめるので、ついついアクセルを踏みたくなっちゃうクルマでした(笑)。
意外だったのは、ハンドリングが軽快だったことです。今乗っているアルテッツァの方が気筒数が多い分、4気筒よりも重量があって走り出しがもたつきそうだな〜と思っていたんです。
でも、全然そんなことはなかったんです。
えっ!? と思って調べると、なんと、アルテッツァの中で最軽量のグレードが6気筒のAS200系でした。これは良い意味で裏切られましたね。
あとは、僕が住んでいる下関という街の狭い道幅にはもってこいのクルマでした。
今のクルマは大きいサイズが多いでしょう?それが悪いとかではなく、昔販売されていた、この独特のサイズが僕の生活にピッタリなんです。
――今更なのですが、そもそもMさんがアルテッツァに乗りたいと思ったキッカケは何だったのですか?
販売当時、クルマ雑誌で取り上げられることが多く、一体どんな走りなんだ!と気になったのが始まりですね。
――なるほど。ということは、Mさんは昔から走ることが好きなのですね
そうですね。アルテッツァに再び乗るまでに、色々なクルマを愛車にしてきて気付いたことがあるんです。それは、自分でクルマを動かしている感覚を味わうことが好きなんだって。
――なるほど。どういうところが、自分でクルマを動かしているなと感じますか?
例えば、信号が赤になったとするじゃないですか。家にあるヴォクシーは、赤を確認してブレーキペダルを踏むだけで停車するんですよ。
ところが、アルテッツァの場合は、クラッチを踏んで、ギアを変えて、ブレーキペダルを踏んで停止させるわけですよ。
作業工程としてはヴォクシーの方が楽ではあるんですけど、全部クルマがやってくれている感じがするのと、ヴォクシーが自分の思い描いた減速の仕方をしてくれなくて違和感を感じてしまうんです。
あっ、このクルマ、自分のコントロール下に無いなと感じてしまうというか……。
――Mさんがクルーズコントロールなどを体験したら、大変なことになりそうです(笑)
あっ!その機能知ってますよ。友達のクルマに付いてました!確か、前のクルマに合わせて加減速してくれるみたいなヤツですよね?
――もう、その解答の仕方が最高です(笑)!絶対に使ったことのない人が答えるやつです(笑)。
あはは(笑)!いやいや、たまに使っていますよ(笑)。
素晴らしい技術だと思いますが、そういう機能を使って慣れてしまうと、自分が運転している感覚が削がれていく気がするんですよ。その点、アルテッツァはFRでマニュアルで、ある意味超原始的なので大丈夫だなと思っています。
――私もマニュアルに乗っていますが、渋滞時はオートマが良いな〜なんて思ってしまいます
いや、僕は逆にオートマに乗ると疲れるんですよ。アクセルオフでそろそろエンブレが効きだす頃なのかな?とか、アクセルを踏んでこれくらいでギアが高い方に変わりそうだなーとか、色々考えてしまって頭が疲れます……。
そんなMさんが1番驚いたのは、クルーズコントロール使用時に自動で停止したことだそうです。突然エンジンが停止してしまい、これが噂のアイドリングストップか!と感動したそうです。
とはいえ、やっぱり大好きなのは自分で操って乗るアルテッツァ。納車して3ヶ月、これから走行距離はどんどん伸びていくでしょう。
(文:矢田部明子)
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