【懐かし自動車ダイアリー】1998年(平成10年)~クルマで振り返るちょっと懐かしい日本

ホンダ・キャパ
ホンダ・キャパ

1998年(平成10年)| 自動車 ~ 新しい方向性を各メーカーが模索

ホンダが推進していたクリエイティブ・ムーバー路線に新たな展開が加わった。「楽しさ創造車」というコンセプトを持つ、Jムーバーと名付けられたコンパクトカーで、第1弾として4月に発売されたのがトールワゴンのキャパである。第2弾は10月に発売された小型クロスオーバーSUVのHR-V。「Small is Smart」をキーワードに使いやすさと楽しさ(Joyful)を重視し、環境への負担が少ないことをアピールした。

時代の変化を反映した新しい方向性を各メーカーが模索していた。トヨタからはコンパクトセダンのプログレとFRスポーツセダンのアルテッツァ、ミニバンフォルムを持ったワゴンのナディアがデビュー。日産はコンパクトトールワゴンのキューブとショートサイズミニバンのティーノ、高級ミニバンのプレサージュをリリースした。いずれも目新しさと独創性をアピールしたが、Jムーバーの2台を含めて2019年現在も販売されているのはキューブだけである。

10月に軽自動車の規格が改定され、全長が3400mm、全幅が1480mmまでに拡大。新規格に対応してスズキはアルトとワゴンR、ジムニーを、ダイハツはミラ、ムーヴをモデルチェンジ。さらに軽ライトクロカンのKeiとテリオスキッドをそれぞれ発売した。ホンダはモデルチェンジしたライフと1970年代の車名を復活させたZを合わせ、Kムーバーと名付けた。

自動車会社の再編が世界規模で進む。ダイムラー・ベンツとクライスラーが合併し、ダイムラー・クライスラーが誕生。トヨタはダイハツへの出資比率を34.5%から51.2%に高めて子会社化。GMはスズキといすゞに資金提供を行って技術面での提携も強化していく。

  • ホンダHR-V
    ホンダHR-V
  • トヨタ・プログレ
    トヨタ・プログレ
  • トヨタ・アルテッツァ
    トヨタ・アルテッツァ
  • トヨタ・ナディア
    トヨタ・ナディア
  • 日産キューブ
    日産キューブ
  • 日産ティーノ
    日産ティーノ
  • 日産プレサージュ
    日産プレサージュ
  • スズキ・アルト
    スズキ・アルト
  • スズキ・ワゴンR
    スズキ・ワゴンR
  • スズキ・ジムニー
    スズキ・ジムニー
  • ダイハツ・ミラ
    ダイハツ・ミラ
  • ダイハツ・ムーヴ
    ダイハツ・ムーヴ
  • スズキKei
    スズキKei
  • ダイハツ・テリオスキッド
    ダイハツ・テリオスキッド
  • ホンダ・ライフ
    ホンダ・ライフ
  • ホンダZ
    ホンダZ

1998年(平成10年)| 世相と文化 ~ キャミソールとフリースが大流行

長野冬季オリンピックが開催される。スキージャンプではラージヒル個人の船木和喜とラージヒル団体が、スピードスケート男子500mでは清水宏保が金メダル。モーグルの里谷多英は、日本女子選手初の金メダルを獲得した。サッカーワールドカップに日本が初出場を果たすが、3連敗で決勝トーナメントには進めなかった。

金融ビッグバンが本格化し、銀行で一般個人向け外貨預金の取り扱いが始まる。前年からの金融スキャンダルは収まらず、収賄容疑で大蔵省の職員などが逮捕される。3人の自殺者を出し、三塚 博大蔵大臣や松下康雄日銀総裁が辞任する事態に。参院選惨敗で橋本龍太郎内閣が退陣し、小渕恵三内閣が発足する。

CDが最も多く売れたのがこの年。売り上げ第1位は161万枚のGLAY『誘惑』、第2位は157万枚のSMAP『夜空ノムコウ』、第3位は147万枚のSPEED『my graduation』。宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみが相次いでデビューした。前年に結成されたモーニング娘。が初のメジャーシングル『モーニングコーヒー』を発売。

ボンダイブルーのiMacが発売され、オシャレパソコンとして大ヒット。キャミソールが流行し、夏の街なかではランジェリーファッションが市民権を得る。ユニクロが発売したフリースジャケットは低価格で軽くてあたたかいことが人気となり大ブームに。街は明るさを取り戻しつつあったが、和歌山毒物カレー事件、ドクター・キリコ事件などの暗いニュースも。

プレイバック1998年(平成10年)

★アカデミー賞
『恋におちたシェイクスピア』
★日本アカデミー賞
『愛を乞うひと』
★NHK朝ドラ/大河ドラマ
『天うらら』『やんちゃくれ』/『徳川慶喜』
★日本レコード大賞
『wanna Be A Dreammaker』globe
★日本ダービー馬
スペシャルウィーク
★日本カー・オブ・ザ・イヤー
トヨタ・アルテッツァ
★新語・流行語大賞
「ハマの大魔神」「凡人・軍人・変人」「だっちゅーの」

[ガズー編集部]

あわせて読みたい「あの頃の愛車」

  • 【愛車紹介】アルテッツァを楽しむ林流ドリフトスペック
    【愛車紹介】アルテッツァを楽しむ林流ドリフトスペック
  • 冒険者が選んだ相棒、ランドローバー・ディフェンダー
    冒険者が選んだ相棒、ランドローバー・ディフェンダー
  • 納車当時は7歳。現在28歳のオーナーが父から譲り受けた、33ナンバーの日産・ステージア25X(WGC34)
    納車当時は7歳。現在28歳のオーナーが父から譲り受けた、33ナンバーの日産・ステージア25X(WGC34)
  • NSX、Z32 フラッグシップスポーツカーに乗る楽しさ
    NSX、Z32 フラッグシップスポーツカーに乗る楽しさ
  • 【ノスタルジック2デイズ特集】イベントプロデューサーが愛するロータリー20周年記念のRX-7オープンモデル
    【ノスタルジック2デイズ特集】イベントプロデューサーが愛するロータリー20周年記念のRX-7オープンモデル
  • 新車から28年、オーナーと一心同体の存在。日産・R32スカイラインGT-R(BNR32型)
    新車から28年、オーナーと一心同体の存在。日産・R32スカイラインGT-R(BNR32型)
  • 【GAZOO愛車広場 出張撮影会】憧れのスバルSTiハンドメイドエンジンを積んだ、受注生産モデルのインプレッサWRX
    【GAZOO愛車広場 出張撮影会】憧れのスバルSTiハンドメイドエンジンを積んだ、受注生産モデルのインプレッサWRX
  • 7年越しの福来たる。世界に誇る軽自動車規格のミッドシップ、ホンダ・ビート
    7年越しの福来たる。世界に誇る軽自動車規格のミッドシップ、ホンダ・ビート

懐かし自動車ダイアリー

  • 1990年(平成2年)
    1990年(平成2年)
  • 1991年(平成3年)
    1991年(平成3年)
  • 1992年(平成4年)
    1992年(平成4年)
  • 1993年(平成5年)
    1993年(平成5年)
  • 1994年(平成6年)
    1994年(平成6年)
  • 1995年(平成7年)
    1995年(平成7年)
  • 1996年(平成8年)
    1996年(平成8年)
  • 1997年(平成9年)
    1997年(平成9年)
  • 1998年(平成10年)
    1998年(平成10年)
  • 1999年(平成11年)
    1999年(平成11年)

あの時代を振り返る(1990年代)

  • 90年代の名車・旧車、クルマの歴史、出来事
    90年代の名車・旧車、クルマの歴史、出来事

注目キーワード

#86#BRZ#GRヤリス