憧れだったトヨタ ランドクルーザー60 見た目だけじゃない、これが母である私のカーライフ
10代の時から四駆が大好きだったと語るmizukiさんの現在の愛車は、トヨタ ランドクルーザー60。
最初は、ほぼ見た目に惚れて購入したという彼女に、今はどこが気に入っているのか、どのようなカーライフを送っているのかを伺いました。
mizukiさん×ランクル60のお話です。
――現在乗られている、ランクル60の年式やグレードを教えてください。
88年式のHJ61Vです。グレードはVXで、ディーゼルターボのハイルーフです。
――いつ購入したのですか?
約4年前にネットで探していたところ、条件に合うものを見つけることができたので購入しました。
――mizukiさんが求めていた条件とは?
オートマでディーゼルエンジンのもの、デフロック付きで純正車高が条件でした。
――デフロックが購入条件に入っていたのは何故でしょう?
1台前のトヨタ ハイラックスサーフに乗っていた際に、増水した場所に片足がハマってしまい、水没してしまった経験があるからなんです。
何をしても抜け出すことができなかった経験を経て、デフロック付きを条件に入れました。
――結構怖い思いをされたのですね…。では、なぜ60を選んだのでしょうか?
エクステリアのカクカクした感じが、何よりも私の好みでした!
ランクル60は角目と丸目があるのですが、私は角目一択!「角目のワイルドな感じがカッコよすぎて購入した」と言っても過言ではないです。
内装のデザインや質感も気に入って、シートの状態がとても綺麗だったのも良かったポイントです。購入してすぐ、この状態をずっとキープしたいと思い、純正シートの上からブラウンの合皮カバーを付けました。
――大切にされているんですね!あと、とにかく60の見た目が好きというのが伝わってきます!(笑)
ランクルが好きすぎて、以前はランクル専門店で働いていたほどです。
お店で働いていた時、お客様のクルマでも60をあまり扱ったことがなくて、私にとっては未知のクルマでずっと気になっていました。しかし、60はマニュアルしかないと思い込んでいたため、購入は諦めていたんです。そんな中、オートマがあることを知り「だったらマイカーにして運転したい!」と購入を決めました。
――購入を決めてから納車日まではどんなお気持ちでしたか?
早く乗りたいという気持ちでいっぱいでした。
よくキャンプしに行ったり、林道に走りにいったりしていたので「ランクル60と一緒にキャンプ場に行きたいな」「どこの林道を走りに行こう?」と、今後やりたいことリストを考えていました。
――納車されて、初めての運転はどうでしたか?
エンジン音や振動が大きくて、トラックみたいだなと正直思いました(笑)。
だけど、エンジン音を聞いていると何故か落ち着くんですよね。多分、私がまだ母のお腹の中にいた頃、母は仕事で頻繁にトラックに乗っていたらしいので、“本能的に落ち着く空間”だったのかもしれません。
――今までのカーライフで、印象的な思い出は何ですか?
納車されてからすぐ、横浜でのオーナー同士のオフ会に初めて参加したことです。SNSで元々繋がっていた人とも会えて、マイカーについて語り合うことができたのが嬉しかったですね。
購入時、子どもたちを乗せることを考えて、運転中の“余裕さ”や“慣れ”を優先してオートマにしたのですが、その会では「旧車といえばマニュアルでしょ!」と考えるオーナーさんが数多くいました。
お話を聞いていく中で、将来はマニュアルに載せ替えるのもありだなと、考え直す良い機会にもなりました。そこで出会った人の中には、今でも関わりのある人もいるので、このような貴重なご縁をいただけて、本当に感謝しています。
――確かに、運転中にお子様がいると、あっちこっちと忙しくなりそうですよね。
そうなんです。私自身がマニュアルに慣れていないのもあり、余裕がなくなってしまうと思ったんですよね…。
子供たちが大きくなって、1人でドライブする機会が増えてきたら、マニュアルもありかなと思っています!その時は絶対、今の60にマニュアルを載せ替えて乗りたいです!!
――他には、今後どんなことをしたいですか?
北海道や九州など遠い場所へ、自走でドライブに行きたいなぁ…。その時の気分によって下道で走行して、自由気ままに道を変えて旅をするのが夢です(笑)。
それと、林道を走るのが好きなので、今後はもっと林道に出かけて走りたいですね!林道って先の道がどうなっているのか、どんな障害があるのか分からない場合が多くて、想像しながらの運転がワクワクしてとっても好きなんです。
――生粋のオフローダーなんですね(笑)。他に、運転していて楽しい瞬間はありますか?
ターボ車を運転するのが初めてで、走行の心地良さに感動しました。加速時が気持ちいいというか…。
出だしはディーゼルなので遅いんですけど、加速時にターボを感じられるのがめちゃくちゃ気持ちいいですね!
――デザインだけではなく、走りにも満足しているんですね!そんなランクル60はmizukiさんにとって、どんな存在になりましたか?
近くに居てもらわないと困る存在…。言葉で言い表すのが難しいですが、相棒や恋人的な存在…ですかね。車検や修理に出している時は、「帰ってくるのはいつだろう?」といつも心配になっている自分がいます(笑)。
キャンプでは、自分のクルマを見ながらお酒を飲むのが好きなくらい、購入してから現在まで見た目に惚れっぱなしです。この先もずーっと乗り続けたいです!
mizukiさんは、クルマの調子が悪い時、まず自分の手でできることはないかを考えると言います。ある時は、頭で重い扉を支えながら、リアゲートのダンパーを自らの手で交換したこともあるのだとか。
「自分でできる範囲内のことは、できる限り自分の手で直したい。」
そう語るmizukiさんにとってランクル60は、“特別な存在”となっていることでしょう。
【Instagram】
mizukiさん
(文:秦 悠陽)
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