初めての愛車は10年憧れ続けたマツダ ロードスター。私の日常に新たな扉を開いた運命の存在
数年前の大阪オートメッセで展示されていたマツダ ロードスターに心を奪われたというまりやさん。「いつか乗りたい」という憧れを実現して手にした愛車は、まるで宝石のように真っ赤なボディとスポーティな走りでまりやさんの心を再びわしづかみに。
ついには「今までしたことがなかった」ということにまでチャレンジさせるほど彼女の毎日を変えました。
そんな、まりやさん×ロードスターのお話です。
――まりやさんはこれまではどんなクルマに乗ってきましたか?
このロードスターが初めての自分のクルマなんです。
――おおっ、初マイカーがロードスターなんですね!? いつ頃から乗りたいと思っていたのですか?
私はクルマに特に詳しいわけではないのですが、クルマを見ること自体は好きで大阪オートメッセとかのイベントにはよく行っていたんです。
それで10年くらい前にマツダのブースで展示されていたロードスターを見て「こんなカッコイイクルマがあるんだ!」って驚いて。それから一目惚れみたいな感じでずっと「いつかは乗りたい」と思っていました。
――まずは他のクルマで練習しようなどとは思わなかったのですか?
実は、免許を取った時は軽自動車でもいいかなと思ったのですが、やっぱり妥協したくなくて、ロードスターを買うためにお金を貯めて、現金一括で支払えるようになったところでドンと購入しました。
――新車で購入されましたが、特にこだわったところはありますか?
グレードとかはあまり気にしなかったですが、ボディカラーは絶対あの赤にしたかったんです。まるで宝石みたいにキレイな色ですごく惹かれたので、どうしてもそこだけは譲れなかったです。
――初マイカーが新車のNDロードスターですが、周りの反響はいかがでしたか?
友人たちは私がロードスターを欲しがっていることを知っていたので、「おめでとう」「よかったね」「やっと夢が叶ったね」みたいな感じで、好意的な声を掛けてくれました。
ただ、両親は「ホンマに買ったん?」と驚いていました。元々私の想いは知っていたと思いますが、そこまで真剣だったとは思っていなかったみたいなんです。だから免許を取って最初のころは「慣れるまでは軽自動車でいいんじゃない?」とは言われましたが、逆にロードスターが欲しいと燃えましたね。
――初めて乗った時はどう感じましたか?
まず車高が低過ぎました(笑)。実は試乗もせずに購入していて納車の時が初めての運転だったのですごくドキドキしましたが、意外と運転しやすいなとは感じました。スポーツカーだから癖もあるのかな?と思ったのですが、いざ公道に出てみると運転しやすくて逆に驚いたくらいでした。
――マイカーを手にしたことで行動範囲が広がったりしましたか?
めちゃくちゃ遠出するようになりました。クルマを買って早々に石川県にある千里浜なぎさドライブウェイに行きたくて、人生初のひとり旅をしました。私は奈良在住なのですが、往復900キロくらいを自走でワクワクしながら行きました。
――いきなり千里浜までのドライブはスゴイですね!
実はこれには訳があって、私、アニメの「カーズ」が大好きで特に主人公のマックイーンが推しキャラなんです。それもあって赤いスポーツカーに惹かれたのかもしれないですが、「カーズ」の劇中に砂浜を走るシーンがあって、実際にそういうことができるところってないのかな?と探していたんです。
そうしたら石川県にあると知って、ロードスターを買ったら絶対に行こうと決めていました。
――リアル「カーズ」を体験できたんですね! でも、初めてのひとり旅は寂しくなかったですか?
最初はそれを少し心配していたのですが、実際にやってみると道中いろいろなところでロードスターを撮影したり、千里浜でも走りを思う存分楽しんだりして、結果的に寂しくなることはありませんでしたね。むしろ自分のペースで行きたいところに行けるから、ひとり旅ってアリだなと思うようになりました。
――ひとり旅の良さに目覚めちゃいましたね
そうですね。岐阜や長野など県外にもよく行くようになりました。単にひとり旅に慣れたというのもありますが、SNSで知り合った方たちとのロードスターのミーティングに参加したり、ツーリングに誘っていただけるようになりました。
――オーナーミーティングに参加してみていかがでしたか?
同じロードスターでもカスタムでこんなに変わるんだと、参加しているクルマを見た時に思いました。私はこの時ノーマルのままで参加していたし、カスタムをするという発想がなかったのですが、このイベントに参加していろいろなカスタム例を見ると、だんだんカスタムしたいという気持ちが芽生えてきました。
――カスタムのコンセプトを教えてください
「人と被らない」と「原型を崩さない」ですね。マフラーを2本出しの別のものにして、ホイールも純正に近いデザインのものにしたり、パッと見は純正のままに見えるようにして、わかる人にはわかるくらいのカスタムにとどめています。
せっかくこのデザインが気に入って頑張って購入したので、どうしても原型を崩したくなくて。
――ロードスターでの1番の思い出は何でしょう?
やっぱり、石川県へのひとり旅ドライブですね。単に旅が楽しかったし、やりたいこともできたというのもありますが、それ以上に「ロードスターとならどこにでも行ける」という自分の中で自信みたいなものが付いたんです。
それまで長距離運転は不安だったけどできた自分に驚いたし、このおかげでクルマを運転する楽しさに目覚めたと感じています。
しかも、ロードスターだからこそ感じられた楽しさなのかなとも思うので、このクルマを選んでよかったと再認識しました。
――そんなロードスターで特に気に入っているところは?
私はホイールですね。純正は16インチなんですが、私が気に入ったデザインのホイールには16インチがなかったのもありますが、あえて17インチを履かせたことで個性が出たかなと思います。
――今後、このクルマでのご予定は?
フェリーに乗せて遠方に行きたいなと思っているんです。それで高知の方まで行って四国カルストとか四国のドライブスポットを巡ってみたいです。ゆくゆくは熊本の阿蘇山とかいろいろなワインディングロードを走ってみたいです。
――まりやさんにとって、ロードスターとは?
「いて当たり前くらいの存在」ですね。他のクルマも素敵だとは思いますが、10年以上片思いをしていたクルマだったので、手に入った今はとても大切だし、どこに行くにも一緒です。
あの時、大阪オートメッセでロードスターを見なかったらここまでクルマにのめり込むこともなかったと思うので、私の人生を変えてくれた運命のクルマですね。
【Instagram】
まりやさん
(文:福嶌弘 写真:まりやさん提供)
マツダ・ロードスターに関する愛車記事
-

-
ひとたび乗り込めばどこまでも行ける。ロードスターとの長距離ドライブがもたらしてくれる至高の時間
2025.09.09 愛車広場
-

-
初めての愛車は10年憧れ続けたマツダ ロードスター。私の日常に新たな扉を開いた運命の存在
2025.08.12 愛車広場
-

-
還暦を迎えてスタートした青春の第二章。真っ赤な2シーターで駆け巡るロードスターとの物語
2025.08.09 愛車広場
-

-
ロードスターと共に歩んだ11年。深まった愛車への絆と、その魅力を受け継いでいく想い
2025.07.27 愛車広場
-

-
大学で生物学を専攻するも就職は自動車業界志望 それほどまでに人生を動かした自動車部とロードスターの影響力
2025.07.21 愛車広場
-

-
“誰もが幸せになるクルマ”と共に過ごす喜び。23年目の『ロードスター愛』はこれからも続く
2025.07.13 愛車広場
オープンカーの愛車でこだわりカーライフ
-

-
今こそコペンに乗ろう! 昔から憧れていた軽オープンカーで走り出す
2025.11.27 愛車広場
-

-
お揃いカスタムなども施しながら4台のコペンを家族で楽しむ
2025.09.14 愛車広場
-

-
ひとたび乗り込めばどこまでも行ける。ロードスターとの長距離ドライブがもたらしてくれる至高の時間
2025.09.09 愛車広場
-

-
これからも、ビートとともに。地元を愛するYouTuberが交わす「愛車との約束」
2025.09.04 愛車広場
-

-
子供の誕生とともに購入したパルサーエクサコンバーチブルと過ごしてきた40年
2025.08.20 愛車広場
-

-
日常からサーキットまで世界を広げてくれたホンダ・S2000と、まだ見ぬ景色へ
2025.08.20 愛車広場
関連記事
-

-
「この1台を選んで本当に良かった」出会いも景色も変えてくれたGR86とオーナーの物語
2025.12.05 愛車広場
-

-
シートに押し付けられる加速を感じたくて。思い切って踏み出したインプレッサGDBライフ
2025.12.04 愛車広場
-

-
今こそコペンに乗ろう! 昔から憧れていた軽オープンカーで走り出す
2025.11.27 愛車広場
-

-
トヨタ・プリウスαと出合って変わった週末。楽しい日々を過ごすために欠かせない最高の我が子
2025.11.24 愛車広場
-

-
プリウスは孫との最高の交流ツール。おじいちゃんドライブで育む最高の時間
2025.11.20 愛車広場
-

-
「ココアでホッと一息」 日々癒してくれるダイハツ・ミラココアで愛車ライフのスタートを切ったオーナーの物語
2025.11.18 愛車広場
-

-
家族との日々に再び 日産・ノートを迎え入れたオーナーの物語
2025.11.17 愛車広場
-

-
人生を変えた「どこにでもいるレヴォーグ」 日々飛び回るカーライフを楽しむ
2025.11.15 愛車広場
-

-
弘法じゃない自分は筆を選んだ! 自分に“ベスト”なライズという選択
2025.11.13 愛車広場







