次はあなたが狙われる!?クルマ防犯対策マニュアル

一時は減少傾向にあった自動車盗難。しかし、その手口は年々巧妙になっています。その背景には、窃盗団による組織的な犯行があるようです。自動車盗難の現状を知り、自分のクルマを守るための対策に取り組みましょう。

①えっ、こんなにも被害が!? 車両盗難の現状

ピーク時に比べると減少しているものの、特定地域において依然として自動車盗難が多発しています。自動車盗難の手口は年々悪質化しており、施錠していたにもかかわらず盗難に遭うのが全体の約8割と年々高くなっています。

<自動車盗難認知件数>

項目
\年
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年
認知
件数
63,275 62,673 64,223 58,737 46,728 36,058 31,792 27,515 25,808 23,775 24,928 21,068

※本統計は車両本体の盗難であり、部品盗、車上狙いは含まれない

  • 施錠していても盗難の被害に。注意と施錠だけでは愛車を守ることができないのが現状です。
  • 愛知県の自動車盗難件数は5年連続全国ワースト1位。盗難件数の多い地域の人は防犯対策を念入りにしましょう。

②狙われやすいクルマには特徴がある!?

​​被害に遭う場所第1位は駐車場。月極め駐車場を選ぶ際は、利便性や価格だけでなく、防犯対策についてもチェックしましょう。また、狙われやすい車種もある。盗難率の高い車種のオーナーは何重もの盗難対策が必要です。

  • ​多くの自動車盗難、車上ねらい等は駐車場で発生しています。あなたの駐車場は防犯対策していますか?
  • カバンやPCなどが置いてある車内は車上狙いを誘っているようなもの。クルマを離れる際は荷物を置かないように配慮しましょう。

③日ごろから心がけたい防犯意識! もしも被害にあったら?

​被害に遭わないための基本的な対策を実施して大切なクルマを守りましょう。イモビライザや盗難防止機器を活用するのはもちろん、自宅駐車場に防犯灯や防犯カメラを備える、防犯対策がとられた駐車場を利用するといった心がけも大切です。

  • ロック、窓の閉め忘れは、泣くに泣けない自分の落ち度。ほんのちょっとの時間でもきちんと施錠をしましょう。
  • 多くの自動車盗難、車上狙いは駐車場で発生しています。防犯カメラやセンサー付きライトなどがある駐車場を選んだり、自宅の駐車場にも設置しましょう。

④盗難・車上狙いから愛車を守る防犯グッズ

キーをきちんと抜いていても被害に遭うケースが多く発生しています。プロの窃盗団から愛車を守るには二重、三重の防犯対策が必要です。さまざまな機器が市販されているので、状況に合わせて効果的に活用しましょう。

ダミー系

ホーネット カギ穴シールKC01(1,029円)
鍵のこじ開けによるいたずらや車上荒しに対して、視覚的に威嚇してくれます。鍵穴のドレスアップにも◎

ナイトシグナルRE SQ61(2,280円)
ソーラー電源内蔵のダミーセキュリティ。暗くなると自動でパワーON。5つのLEDが左右に往復点滅し不審者を威嚇してくれます。

簡易系

セイバーハンドルロック(3,129円)
ホールド部分が4箇所のため、ハンドルを4箇所切断されてもハンドルロックは外れません。また、特殊キーを使用しているので、キーの複製・こじ開けが困難です。

ホ―ネットBEE700(20,790円)
警戒モード中に窓ガラス破壊、車体への衝撃、ドア開けを検知すると、警報動作(威嚇LEDが短間隔で全点滅、サイレンは最大90dB)を発し、リモコンへアラーム通知をしてくれます。

本格系

ミルモ インテリジェント001(34,800円)
ガラスの破損やドアのこじ開け、エンジン始動などの衝撃を感知し警報。また専用ソフトを使えばPCから設定、警報履歴確認が可能です。

超お手軽系

ヤック 盗難防止ステッカーSF15(498円)
盗難防止装置の装着をイメージさせて心理的に犯罪を抑制するステッカー。サイドとリアの3枚が入っています。

※商品画像提供/タクティー

[ガズー編集部]