好きな色のクルマが欲しい!でも本当にそれでOK? クルマのボディカラーあれこれ
女性にもっとクルマを楽しんでもらうための情報を提供する「クルマ×女子通信」。第2回目のテーマは、「好きな色のクルマが欲しい!でも本当にそれでOK?」と題して、知っておくととても役に立つ、クルマのボディカラーの選び方をご紹介します。
クルマのボディカラーはどんなバリエーションがあるの?
皆さんはクルマを購入する時、何を基準にボディカラーを選んでいますか?自分の好きな色、キズ・汚れが目立ちにくい色、飽きのこない色など、人によって選び方は様々。 何年も乗り続けるクルマだから、ボディカラーにもトコトンこだわりたい!という人も多いはず。では、昨今の新型車にはどんなカラーバリエーションがあるのか、ガズー編集部が調べてきました!
国産主要メーカーの新型車を調べてみると、ほとんどのクルマは選択できるカラーバリエーションが6~8色くらい。
10色以上カラーが選べるクルマは稀。色鉛筆の標準的なセットが12色なので、それと比べると少ないですね。
どのクルマにもあると言ってもいい定番色はホワイト、ブラック、シルバーの3色。
実際の販売台数もこの3色で全体の約85%を占めています。近頃では、ホワイト系のカラーは光沢のある“パール系”のものが主流です。 何年乗っても飽きがこない定番色が、やはり人気ということが分かります! 定番の3色以外では、レッド系とブルー系が多く、特にブルー系は水色や青色、紺色など、車種によってカラーの濃淡は様々です。
クルマのタイプ別に見ると、セダンやミニバンのカラーバリエーションは定番の3色と落ち着きのある濃い色で、派手な印象のスポーツカーは赤・青・黄など原色が多いです。 また、女性ユーザーの多い軽自動車やコンパクトカーはカラーバリエーションも豊富で、明るめの色や淡い色、個性的な色が多いのが特徴。自分の好きな色を見つけやすので、女性には嬉しいですね!
ベーシックなカラーを選ぶか、人と違う個性的なカラーを選ぶか、結構、悩ましいですね。
(ご参考)女性をターゲットとした特徴的なカラー設定のある主なクルマ(2013年12月現在)
クルマを売る時の査定金額、ボディカラーで変わるって本当!?
いつかはクルマを売ってしまうかも…ということを考えると、ボディカラーを選ぶにあたって、査定額も気になるところ。 クルマのボディカラーとクルマを売る時の査定額の関係は市場のニーズに影響を受けます。だから、希少で奇抜な色よりも、一般的に人気のあるブラックやシルバーなど、定番色のほうが査定金額は必然的に高くなります。
同じ価格で新車を購入し、売却時の年式や走行距離が同条件でも、ボディカラー次第でかなり差がつくことも!もし数年で乗り換えを考えているなら、無難な色のクルマを選んだほうが経済的!
ただし女性に人気のコンパクトカーに限っては、比較的カラフルな色でも定番色との価格差は生まれにくいのでご安心を。 これは女性が赤やパステル系の色を好む傾向があるからです。こういった車種ではむしろシルバーが不人気の場合もありますので、購入時に確認したほうがいいでしょう。その他には、スポーツタイプや若者向けのクルマもシルバーやブラックが人気とは限らないことも覚えておいてください。また、メーカー純正の限定色はプラス査定になることも。
汚れやキズが目立ちにくいボディカラーは何色?
では次は、ボディカラーとお手入れについて。世の中のクルマの大半はホワイト、ブラック、シルバーの3種類。この中で汚れが目立つのは……洋服に当てはめると“ホワイト!”と思うかもしれませんが、クルマの場合は違います。!
一般的に目立ちにくい色は、シルバーと言われています。
反対に汚れが目立つのは、ブラックや深いレッドなど濃い色のクルマです。『ひっかきキズ』も、濃い色のクルマが目立ちやすいので、濃い色のクルマを購入される方は、こまめな洗車をおすすめします。また汚れとは別の話になりますが、濃い色のクルマは太陽光の熱を吸収します。真夏にボンネットを触るとやけどしそうなくらい熱いのでご注意を!
知っておいて損はない!クルマのボディカラーQ&A
クルマのボディカラーによって、査定金額が変わってくることやキズ・汚れが目立つかどうかはわかったけれど、他にも気になることってありますよね。そこで、知っておくと参考になるQ&Aをいくつかご紹介します。ぜひクルマ選びの参考にしてください。
Q.最近の女性には、どんな色のクルマが人気なの?
A.一概に言えませんが、ディーラーや中古車店にも確認したところ、ボルドーやブラウンなどが比較的人気です。最近ではシックで大人の色合いが好まれるようですね。昔はレッドやピンクがよく売れたそうですよ。
Q.まさか事故の起きやすい色ってあったりして……。
A.色が事故と直接的に関係しているかわかりませんが、ブラックは夜間だと見えにくいことがあります。また、青や緑は他の色に比べると遠くに見えるため、後続車が無意識に車間距離を詰めてしまうことも!反面、白っぽいクルマは実際より大きく見えるようです。ただし事故防止のために一番大切なのは、ドライバーの安全運転の意識!
Q.柄物や複数色のクルマをあまり見かけないけど、理由ってあるの?
A.おそらく塗装にコストがかかってしまうからではないでしょうか。奇抜なカラーリングはすぐに飽きてしまう恐れもあるので、積極的に生産していないのだと思います。その点ではトヨタからピンクのクラウンが発表されましたね。ああいうメーカーの姿勢はクルマ選びをもっと楽しくするんじゃないでしょうか。遊び心って必要ですよ!
Q.クルマを自分の好きな色に塗り替えるのは、アリですか?
A.やめておいたほうが無難です!相当な費用がかかりますし、クルマを売る際の査定金額にも影響してきます。オリジナルの塗装を施したクルマは、査定金額もグッと下がってしまうのが一般的です。「廃車になるまでコレに乗る!」と愛を貫くつもりならアリかもしれませんが……。
Q.それでも塗り替えたい!禁止されている色ってありますか?
A.クルマに関することは主に「道路運送車両法」という法律で定められています。そこに色に関するルールは明記されていません。ですからピカピカの金色でも、澄んだスカイブルーでも、好きな色に塗装することは可能のようです。ただし一般的なマナーとして、パトカーに扮したような色合いなど紛らわしいものはやめましょう。
取材協力:ONIX 尾張旭店
[ガズー編集部]
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