車のメーターパネルに出るビックリマークの意味とは？警告灯一覧付き

2022.06.21 11:00

車のメーターパネルにビックリマークが赤く表示された時はすぐに車を停めて、現状を確認しましょう。また、ほかにも車のメーターパネルや運転席まわりには、様々な表示灯や警告灯がありますが、いずれもドライバーに車の状態や異常を知らせるためのものです。マークの意味と点灯した時の対処法について解説するので確認してください。

車のメーターパネルのビックリマークの意味

赤（オレンジ）色

黄色

車のメーターパネルに表示されるビックリマークの正式名称は「ブレーキ警告灯」です。表示灯・警告灯マークのランプは赤色・黄色・緑色の3色と国際規格（ISO）で決められており、それぞれ「赤色＝危険」「黄色＝注意」「緑色＝安全」という意味があります。

赤（オレンジ）色の場合

赤（オレンジ）色に点灯した場合、ブレーキ液の不足、ブレーキ系統の異常などブレーキが故障したことを意味します。放っておくと、重大な事故につながる可能性があるので、直ちに安全な場所に車を停止して、販売店等に連絡をしてください。なお、パーキングブレーキ（サイドブレーキ）が解除されていない時にも点灯しますが、パーキングブレーキを解除し、消灯すれば正常です。

黄色の場合

黄色でこのマークが点灯する場合は電子制御ブレーキシステムの異常ですので、直ちに販売店などで点検を受けてください。赤（オレンジ）色ほど緊急ではありませんが、そのまま走り続けると故障やトラブルにつながる恐れがあります。黄色に点灯した時も、赤色同様、なるべく早く専門家にみてもらうことが大切です。

トヨタ車の警告灯一覧

マーク	名称
	油圧警告灯
	高水温警告灯
	充電警告灯
	ハイブリッドシステム異常警告灯

油圧警告灯

エンジン内部を潤滑しているエンジンオイルの圧力に異常がある時に油圧警告灯が赤（オレンジ）色に点灯します。そのまま走り続けるとエンジンが故障してしまうので直ちに安全な場所に車を停め、エンジンを停止したうえで、販売店等に連絡をしてください。

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高水温警告灯

エンジン冷却水の温度が正常な値より高くなった時に高水温警告灯が赤（オレンジ）色に点灯します。エンジン冷却水の温度が上がり過ぎると、エンジンが正常に働かなくなってしまうので、直ちに安全な場所に車を停め、エンジンを停止したうえで、販売店等に連絡をしてください。

充電警告灯

車のバッテリーが劣化して正常な電圧より低くなった時や、充電系統に異常がある時に充電警告灯が赤（オレンジ）色に点灯します。走行中に点灯した場合は、直ちに安全な場所に車を停め、エンジンを停止したうえで、販売店等に連絡をしてください。

ハイブリッドシステム異常警告灯

ハイブリッドシステム自体に異常がある時に、ハイブリッドシステム異常警告灯が赤（オレンジ）色に点灯し、同時に警告ブザーが鳴ります。放置すると、重大な事故につながる可能性があるので、直ちに安全な場所に車を停止して、販売店等に連絡をしてください。

最近増加してきたハイブリッド車や電気自動車には、駆動モーターの異常やバッテリーの容量についての通知などこれまでのガソリン車にはなかった警告灯があるので注意が必要です。

エンジンをかけた時に全ランプが点灯する訳

エンジンをかける時、ONの状態にすると一旦メーターパネル内のランプがすべて点灯しますが、ちゃんとした理由があります。パネル内のランプは消灯状態が基本なので、ランプ自体の故障によって点灯しなくなってしまった時に、ドライバーに気づかせるためにエンジン始動時に一旦点灯するようにしているのです。ですから、エンジン始動の前にすべてのマークが点灯しているかどうかをチェックすることも安全運転の一環といえます。

なお、その後、エンジンを始動させれば問題がないものは消灯するしくみになっています。もし、警告灯がそのまま点灯している場合は直ちに販売店で点検をしてもらいましょう。