トヨタ、新型クラウン(スポーツ)を発売! 走りを楽しむための新たなスポーツSUV
2023年10月6日、トヨタ自動車は新型クラウンシリーズの第2弾となるクラウン(スポーツ)のハイブリッド車(HEV)を発表、注文の予約受付を開始するとともに11月頃に発売すると発表した。12月頃にはプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売も開始する。
また、新型クラウン(セダン)は2023年11月頃、新型クラウン(エステート)は2023年度内の発売を予定しているという。
2022年7月に「『クラウンとは何か』を徹底的に見つめ直し、『これからの時代のクラウンらしさ』を追求した結果」として、クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートと4つの全く新しいクラウンが公開された。
セダンとSUVを融合させたクラウン(クロスオーバー)に続いて発売されるのは、「新しいカタチのスポーツSUV」クラウン(スポーツ)だ。すでにジャーナリストには試乗の機会が与えられそのインプレッションをご覧になった方もいるかもしれないが、改めて今回発表となった内容をお届けしていこう。
SPORT Z(2.5L・ハイブリッド)(エモーショナルレッドⅢ)<オプション装着車>
目次
主要諸元
メーカー小売希望価格
デザイン…圧倒的な美しさとスポーティで躍動感のある造形を追求
室内空間…乗降りや会話など乗員への配慮にこだわった新発想
走行性能…HEVとPHEV2種のパワートレーンと独自のサスペンションセッティング
安全性能、先進機能…最新のToyota Safety Sense、トヨタチームメイトを採用
クラウン旗艦店「THE CROWN」が開業
「トヨタアップグレードセレクション」によるインテリアカスタマイズ
主要諸元
全長 | 4,720mm |
---|---|
全幅 | 1,880mm |
全高 | 1,565mm |
燃費 | WLTCモード 21.3km/L |
総排気量 | 2.487L |
メーカー小売希望価格
パワートレーン | 駆動 | 価格* | |
SPORT Z | シリーズパラレル ハイブリッドシステム (A25A-FXS 2.5L) |
E-Four | 5,900,000 |
※(北海道、沖縄のみ価格が異なる。消費税込み、単位:円
※価格にはリサイクル料金は含まれません。
■KINTO
SPORT Zグレード(2.5L HEV)の最安値パッケージ、追加オプション無し、「初期費用フリープラン」の7年契約、年2回のボーナス月の月額へ165,000円(税込み)の加算を選択した場合、7年間の合計金額は7,900,200円(税込)
デザイン…圧倒的な美しさとスポーティで躍動感のある造形を追求
■エクステリア
新時代クラウンのデザイン思想「シンプル」を基盤に圧倒的な美しさを追い求めながらも、「スポーツ」を冠するSUVに相応しい躍動感も合わせもつエクステリアに仕上がっている。特に、
- Dピラーから大きく張り出したフェンダーによるダイナミックで低重心な印象
- クロスオーバーから進化したハンマーヘッドフェイスは、より薄いレンズ幅とブラックを上手く使うことによる精悍な表情に
- スポーツのデザインを足元から支える21インチホイールとタイヤ
などが特徴となっている。
■インテリア
- 「アイランドアーキテクチャー」(ディスプレイやシフトなどの各種機能をひとくくりにして、島(アイランド)のように配置するデザイン)を採用し、運転席と助手席それぞれに相応しいアシンメトリな空間
- より運転の楽しさに専心できるように、水平に集約したメーター・ディスプレイ
など、新たなデザイン思想が採用されている。
■カラーデザイン
ボディカラーは、モノトーンカラー6色とバイトーンカラー5色を設定。特にバイトーンカラーではよりエクステリアの美しさを際立たせるよう工夫がされているようだ。
室内空間…乗降りや会話など乗員への配慮にこだわった新発想
■乗降りのしやすさ
大径タイヤの採用により高いヒップポイントとなったことで、乗降りのしやすさが向上。ロッカーの高さや段差、リヤドアトリムの形状などにもこだわり、足さばきの良さを向上している。
■トヨタ初採用の「調音天井」
乗員同士が会話しやすい空間を目指し、室内音を反射する「調音天井」をトヨタで初採用。言葉がダイレクトに届きやすくなっているという。
SPORT Z(2.5L・ハイブリッド)(エモーショナルレッドⅢ)(内装色 : ブラック)<オプション装着車>
走行性能…HEVとPHEV2種のパワートレーンと独自のサスペンションセッティング
スポーツを冠するにふさわしい、楽しさを感じることができるようなハンドリングのリニアさやタイヤの接地感、減衰性能などにこだわった、独自のサスペンションセッティングを追求しているという。
■DRS(ダイナミックリアステアリング)
ハンドル操作と車速に応じて後輪が切れる角度を制御する4輪操舵システムのDRS。これをクラウン(スポーツ)用に最適にチューニングすることで、低速域での軽快感と高速域での安定感を実現している。
また前輪にはマクファーソンストラット式、後輪にはマルチリンク式のサスペンションを採用している。
サスペンション(フロント : マクファーソンストラット式)
サスペンション(リヤ : マルチリンク式)
■2.5L シリーズパラレルハイブリッドシステム
クラウン(クロスオーバー)と同様の高効率ハイブリッドシステムを搭載。効果的な電気エネルギーの活用で、低速のレスポンス向上と中速~高速域でのダイレクトな加速感に加え、燃費性能や静粛性にも貢献するという。
2.5Lハイブリッドシステム
■2.5L プラグインハイブリッドシステム
出力密度の高い駆動用モーターを採用。加速感はもちろんのこと、微妙なアクセルワークによる前後の荷重移動や車速のコントロールが可能に。また新開発の大容量リチウムイオンバッテリーを搭載することで、日常生活の大部分はEV走行でカバーできるという。
安全性能、先進機能…最新のToyota Safety Sense、トヨタチームメイトを採用
■安全性能
- 最新のToyota Safety Senseを標準装備。運転支援システム「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」を搭載。
- 「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」、「アドバンストパーク(リモート付)」が可能なトヨタチームメイトを設定。
- 「ブラインドスポットモニター(BSM)」、「パノラミックビューモニター(PVM)」を標準搭載。
- BSMのセンサーを活用した「安心降車アシスト(SEA)」や後方車両接近通知・追突防止サポート機能も採用。
■先進機能
- トヨタスマートセンターと連携するセンター通信型コネクティッドナビに対応。
- 通信が途切れて万一保持する地図情報の外に出てしまった場合でも、続けてナビ機能が利用できる、車載ナビ機能も搭載。
- 高精細の12.3インチ HDワイドディスプレイを採用。
クラウン旗艦店「THE CROWN」が開業
「THE CROWN」店舗イメージ
クラウン(スポーツ)の発表に合わせて、「お客様の多様なライフスタイルに寄り添うブランド拠点・全モデルの展示拠点」となる『THE CROWN』がオープンする。「クラウンラインナップの拡大とともに、この場所を起点に新しい体験・価値が生まれていくような、これまでにない店舗づくり」を実施していくという。
また、THE CROWN店舗のみで購入可能な特別仕様車も今後ラインナップしていくといい、第1弾は2023年12月頃発売開始の予定だ。
■「THE CROWN」開業店舗
- 「THE CROWN」横浜都筑(ウエインズトヨタ神奈川)(10月6日)
- 「THE CROWN」福岡天神(福岡トヨタ自動車)(10月6日)
- 愛知(愛知トヨタ)(23年度中)
- 千葉(千葉トヨタ)(24年度中)
- 東京(トヨタモビリティ東京)(24年度中)
■「THE CROWN」主な特徴
- クラウンブランド全モデル展示・試乗
- 専用ラウンジ
- THE CROWNコレクションの販売
- クラウンブランドの世界観を紹介する店舗デザイン
- オーナーとの交流イベント展開
■「THE CROWN」特別仕様車第1弾
- 発売時期:23年12月頃
- ベースグレード:クロスオーバーRS Advanced
- 特別仕様:特別外販色マットメタル、その他特別装備
THE CROWN 特別仕様車(コンセプトモデル)
「トヨタアップグレードセレクション」によるインテリアカスタマイズ
クラウンシリーズを愛車として長く乗り続けてもらうためのプチカスタマイズが可能な新サービスがスタートする。10月下旬頃に開始される内容は、すでにクラウン(クロスオーバー)を購入しているオーナーに対して、今回のクラウン(スポーツ)のシフトパネルやカップホルダーはじめ、一部内装加飾アイテムを選び交換することが可能となるようだ。
こちらはKINTO Factoryにて提供されるという。
https://factory.kinto-jp.com/
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