トヨタ クラウンアスリートは働くモチベーションに!“最高の恋人”と過ごす充実した日々
「クルマの話になると止まらなくなってしまって……」と、饒舌に語ってくれたのは大阪にお住いのKOTAさん。
子供のころからクルマ好きで特にスポーツカーが大好きだったそうですが、ふと目にしたトヨタ クラウン(13代目)に一目惚れ。
その真っ黒なボディとデザインが気に入ったというKOTAさんは、クラウンのラグジュアリー感にも心を奪われたようです。
そんな、KOTAさん×クラウンアスリートのお話です。
――クラウンアスリートが初めての愛車ですか?
いえ、クラウンの前に2台乗っていました。最初に乗ったのはトヨタMR2でしたがすぐに壊れて乗れなくなってしまい、次にMT車のムーヴに乗って、このクラウンが3台目です。
――初の愛車がMR2ということはかなりクルマ好きですね?
はい、クルマは子供のころから大好きでした。だから最初はクーペ型のスポーツカー、それこそ「頭文字D」に出てくるようなクルマに乗りたい!という気持ちが強くて、MR2を選びました。
――今回クラウンアスリートを選んだ理由とは?
ズバリ一目惚れです(笑)。出かけているときに駐車場に停まっていた黒のクラウンにたまたま目が行ったんです。そのクラウンは少しカスタムされていましたが、その佇まいというかフォルムを見て「カッコイイ!」と惚れてしまいました。
それまでは運転して楽しいクルマが一番と思っていたのですが、見た目のカッコよさを追求するクルマというのもいいなと思ったのと、ちょうど乗り換えたいと思っていた時期だったので、次のクルマとしてクラウンを探すことにしました。。
――KOTAさんの年代でクラウンのようなセダンのクルマにはどんな印象がありますか?
言い方は悪いですが、ちょっとヤンチャな人が乗っているクルマという印象が強いです。僕は大阪在住なのでセダンをカスタムして「VIPカー」仕様にする方も多いので余計にそうした印象があるのかもしれません。
それ以外だと、大人や年配の方が乗っていることが多いから、それまで僕が求めていた走行性能が高いクルマというよりは、安全性や静粛性が高いラグジュアリーなクルマというイメージは持っていました。
だから、僕が乗るにはまだちょっと早いかな?という気持ちは少しありました。
――そうしたイメージを一新する出会いがあったということですね。では、中古車として探すにあたり、特にこだわっていたところは?
まずはボディカラーですね。クラウンと言えばブラックが一番似合うと思っていたのでそれを選んだのと、できる限りノーマルの状態であってほしかったんです。
僕が一目惚れしたクラウンはある程度カスタムされていたクルマだったのですが、せっかくならイチから自分好みにカスタムしたいという思いがあったから、なるべくノーマルで走行距離が少ないクルマを探していました。
あと、どうしても譲れなかったのが3.5Lの2GR-FSEエンジンを積んでいることです。セダンの中では名機と呼ばれているエンジンなので一度は体験してみたかったし、まだ走りを楽しみたいという欲望も捨てきれなくて(笑)。
――かなりこだわって探していたんですね。この世代のクラウンアスリートは生産終了からも10年以上経っていますが、希望する条件のクルマを探すのは大変ではなかったですか?
それがですね、3万キロ程度走ったくらいの状態がいいクラウンが見つかったんです。ただ、置いてあるのが群馬県のお店だったので、実車を見に行くのは厳しい状況でした。
掲載されている写真を見た限りかなりいいクルマなのは間違いないし、何より「他の人に取られたくない!」という思いが強すぎて、予算をオーバーしていましたが即契約しました。
――中古車は一期一会ですからね! 19歳で愛車がセダンとなると、周りの友達からは驚かれませんでしたか?
めちゃくちゃビックリされましたよ(笑)。最初のころはこのクルマで友達に会いに行くと「これ乗ってるの?」と固まっていましたね(笑)。「19歳でクラウンに乗っている」というインパクトはかなり強かったみたいです。
周りの人たちはコンパクトカーに乗っていることがほとんどだし、カスタムをするといっても社外品のナビを付ける程度だったから、クラウンに乗っているというのは異例中の異例という感じでしたね。
家族では父もクルマ好きだったので、「好きで乗っているならいいじゃないか」と、好意的な目で見てくれましたが、母からは「ローン払っていけるの?」と心配されました(笑)。
――納車されるまで実際にクラウンを見られなかったと思いますが、納車日はテンションが上がったのではないですか?
そりゃ上がりましたよ! 言葉では表現しづらいですけど、全身にブワーッと血が回るというか興奮して、「今からこのクルマに乗れるんか!?」とテンションが上がっていました。
きっと男ならロボットの中に入ってロボットを動かせるとなるとテンションが上がると思いますが、僕にとってはクルマがそれで。今までは5ナンバーサイズのクルマだったから、3ナンバーサイズの大きなクルマ、それもクラウンを自分の手足のように動かせるということで、えげつないくらい興奮しました。
――ワクワクした気持ちがすごく伝わってきますね(笑)。では、初めて乗ってみての第一印象は?
最初に乗った時はとにかくアクセルが踏めなかったですね。加速感がすごすぎたので、軽自動車に乗っていた時にしていたベタ踏みなんてまずできなかったですね。こだわっていた3.5Lのエンジンならではの力強い走りで、アドレナリンが出まくりました。
後輪駆動で背中を押される感じというのが、今まで乗ってきたクルマとは違くて一番面白かったです。
――お話を聞いていると、なんだか乗りたくなってきますね(笑)。そんな楽しいクルマならお出かけすることは増えたんじゃないですか?
増えましたね。休みの日はどこに行くにもクルマですし、仕事が終わってからもとにかく乗りたくって、行先は特に決めずにドライブに行きます。。
――ドライブをする際、特にお気に入りの場所などはありますか?
よく行くのは大阪万博の会場近くにある舞洲という島ですね。夜になると交通量が減るので、運転しやすいエリアなんですよね。そこからUSJの方に行ってみたりすることもあるし、ウラナナと呼ばれる関西エリアでは屈指の撮影スポットのほうに行ったりします。あとは大阪の環状線を走ったりします。
――だいぶ楽しんでいますね。カスタムもしたいと伺いましたが、どのようなコンセプトでカスタムしていますか?
もともとのラグジュアリーな雰囲気は保ちつつ、走りを楽しめるスポーティな仕様にしたいと思っています。それで最初は足回りから始めてみようと思い車高を下げました。
車高を落とすのには車高調を使う方が多いと思いますが、純正のショックがまだ元気なのでダウンサスに交換して、硬めの乗り味にしています。
――では、このクルマでの1番の思い出は?
香川にある小豆島へ行ったことですね。アニメの聖地でもあるので、友人と観光することが一番の目的でしたが、僕としてはクラウンアスリートの高速での走りをどうしても楽しみたくて。
その高速道路で走っているとき、改めてクラウンのすごさを感じましたね。明石海峡大橋をまっすぐ走っているときの安定性が素晴らしくて全然ハンドルが取られないんです。横風が来ても安心して走れました。それと、友達と車内で話していてもちゃんと声が聞こえるという静粛性もとにかく印象に残りました。
――そんなクラウンアスリートの一番気に入っているところは?
やっぱりこのエンジンです。ハイオクだし、排気量が多いので税金も高いですが、それに見合う上質な走りをしてくれるので、僕としてはクルマ好きのみなさんにこのクルマに乗ってこのエンジンのすごさを体感してほしいと思っています(笑)。きっと離れられなくなると思うくらいに力強くて魅力的なエンジンです。
――19歳にして、名機を知ってしまったということでこれからのクルマ遍歴も楽しみですね(笑)。とはいえ、まだまだこのクルマに乗っていくと思いますが今後のご予定は?
いったんは遠方に出かけるのは控えて、カスタムに集中する時間を作りたいなと思っています。それと僕自身がまだクラウンアスリートの魅力を引き出せていないので、もっともっとこのクルマのことを知って、僕自身も成長して「乗らされている」のではなく「乗っている」ようになりたいです。
――では、KOTAさんにとってクラウンアスリートはどんな存在ですか?
めちゃくちゃベタなことを言うと「恋人」ですね。このクルマに出会ってからはホントに毎日ワクワクするし、楽しいことばかりが起こるんです。なので僕にとっては自慢したいくらいの理想の愛車ですし、これからカスタムをして自分好みになっていくのできっともっとクラウンの世界にハマって行くのかなと思います(笑)。
こうした存在がいることが、僕の生活の張りになっているし、仕事のモチベーションに繋がってくるのかなと思います。
【Instagram】
KOTAさん
(文:福嶌弘 写真提供:KOTAさん)
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