今年は晴れて素晴らしいレースウィークでした！　～スーパーフォーミュラ第４戦オートポリス～

少しばかり前の現場から時間が取れたので、仕事を片付けつつ、２日くらい休めてリフレッシュ。例年、梅雨直前のこの時期。悪天候の確率が高いのか、とにかく天候に恵まれないイメ―ジが先行してしまい…、ビッグレースの九州開催は数が少ないので、晴れて欲しい…その一心で九州入りしました。

阿蘇外輪山に位置するオートポリスは、阿蘇山には近くないので噴火の心配をされるのですが、雲の中に入ることがあるものの霧とか小雨が多いものの噴火の心配はまあまあ大丈夫なんです。距離が離れておりますので。大規模になったらわかりませんけどね。過去には、レースウィークに噴火したこともありますが、それよりまずお天気！今年は晴れて、素晴らしいレースに魅了されるという結果となりました。

それと、中継をご覧になった方はおわかりでしょう、ドローン中継をしてましたよね。特に、日本でも有数の風光明媚な阿蘇のカルデラ周辺でのレース。本当に素敵な風景なんです。サーキットの高低差はわかったかな…？　

新緑の季節で素晴らしい中継になりましたよね～。晴れるとただでさえワクワクしますが、今回はうれしさも倍増。ただイベント広場などへの移動は、メディアは未だ行動制限がありまして。これは仕方ないとして、お客様が楽しむことのできる絶好の舞台が整ったと思いました。

秋にSUPER GTで訪れる時にも、ぜひ秋晴れでお願いします！では、振り返ります。

まず、平川亮選手（carenex TEAM IMPUL）おめでとうございました。チームの予選に関して遅いと、これはチームメイトの関口雄飛選手も開幕からおっしゃっておりましたが、ほんとにあれ…で優勝するとは信じられませんでしたね。実力だと考えたら信じられるのですが…なんと表現したら良いのやら。

予選下位に沈むも追い上げる力はあると思っていましたが、平川選手、まさかの優勝でお見事でした。彼のこの走り、もともと速いドライバーではありますが、信頼度をさらに上げたように思いますね。いかがでしょう？　まずドライのレースでの追い上げ…、かなり難しいですよね。ウェットで天候の行く末の一か八かにかけるレースとまた違いますからね。

スタートに賭けていたそうですが、スタートが最大のチャンスではありますので、そこは抜群のうまさで前に出て、さらにオーバーテイクシステムを使って、あっという間に３番手と…。思い描いていたような序盤でした

解説陣の方々も、あれ？いつの間に？でしたね。もうね、ほんと平川選手惹きつけますよね。まだ４戦ですが、今季は開幕で優勝をすでに飾っていますが、決勝の安定感は残り６戦もすでに楽しみになるほど。世界選手権に出ているドライバーですからと言われましたが、まさにです。今季の掛け持ちは、さらに自信に繋がっていて良いですね！ますます楽しみです！

サッシャ・フェネストラズ選手(KONDO RACING)２位おめでとうございます！予選、ちょっとミスしたとおっしゃっていましたが、今季期待大の彼も表彰台に乗りました。今季は、ミハエル・クルム氏にお手伝いいただいて、チームと共に戦っています。開幕から良い感触だったので、今後も楽しみです！

宮田莉朋選手(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、予選は２番手でしたが５位フィニッシュ！悪くないですね。予選フロントローではありますが、ご自身でトップ５の戦績を残していくことができれば、タイトル争いにからめるはずとおしゃっていたので、今シーズンこのまま頑張って欲しいです。２シーズン目、良い感じで来ていますからね！

大嶋和也選手（docomo business ROOKIE）、体制を一から立て直して今季少しずつカタチになっていて、ご本人も今季で一番手応えがあったとおっしゃっていたのですが16位。もったいなかったな…。これ、残念しかない。のびしろ…次期待してます。

３位には、ルーキーの三宅淳詞選手（TEAM GOH）が入りました。TEAM GOH、お二人ともルーキーなんですが速いんですよね。三宅選手は、SUPER GTだとGT300クラスのGRスープラで戦っているといるんです。とても好青年という印象ですが、他の方もそうおっしゃるので間違いないですね。今季期待大のHondaさんのルーキーです。お手柔らかにお願いします！

今回、サポートレースも含め、表彰式、記者会見、ノーマスクで行われました。シャンパンファイトも復活です。やっぱり表情がわかるのはとても良いですね。表彰式を見ていても、平川選手の安堵したお顔。２位のフェネストラズ選手のいつもの愛らしい笑顔。３位の三宅選選手の初表彰台ながらもうれしさと少し緊張感、もしくは先輩たちにあわせる性格（思い違いだったらごめんなさい）と、そんな表情を拝見しながら、嗚呼これだなと思いました。

モータースポーツの人気を上げること…。すみません、まだまだマイナースポーツだと思うのですが、まずお顔を認識してもらわないといけません。３年ものコロナ過によりマスク姿でお顔を見分けるのは結構大変。ドライバーはスーツでわかるけれど、レースクイーンさんは同じコスチュームの方が数人いらっしゃるので未だに大変。わからない…、わたしだけ？一歩前進です。世の中、少しずつ元に戻っているのを感じます。

シャンパンファイトは、一つ下のカテゴリーのスーパーフォーミュラライツの表彰式をメディアセンターから眺めていたときに見えて、うれしかったですね。モニター越しですがあんなに勝者が喜んでいるお顔、久しぶりです。そして、たくさんの方にその姿を称えて欲しいので、お顔がわかることは重要でそして感動するものなのだなと、感じました。素敵な笑顔、また戦っている表情、これからはどんどん見られるかな？

もう次の現場が目前！では、SUPER GT第3戦鈴鹿に行って参ります！

（写真　折原弘之　大谷幸子、テキスト　大谷幸子）

［GAZOO編集部］