残すは最終戦のみ! ~SUPER GT第7戦 オートポリス~
ただでさえシーズンは、とっとと駆け巡って行くのに今年は早かったなあ。オートポリス行って参りました。
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中央はGT500で優勝した塚越広大選手、松下信治選手
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GT500クラス17号車Astemo NSX-GT
ここ数年間(ざっくりですみません)、タイトル争いに絡んでいるGT500クラス17号車Astemo NSX-GTが優勝をしました。強いなあ、相変わらず。タイトルこそ取っておりませんが、以前からとても気になっている1台です。レースは、スピン、クラッシュありましたけど、さほど内容は荒れた感じもなく。予選のポジションによっては、セーフティーカーで流れが変わることを祈っていたチームも当然あったと思うのですが例年と違ってあれ?という感じでレースが終了していました。もちろん良いことですけどね。天気が大きく変化しなかったことが要因でしょうか。お天気に翻弄され過ぎも困りますけどね。ああ、なんかわがままな事を言っていてすみません。
今季、ドライバーが代わったのに強さをキープしているのがスゴイ。もちろん移籍した、移籍してきたドライバーのポテンシャルが高いので当然ですけどね。ちょっとだけ元気のない?Honda勢の中で非常に頑張っています。あ!第2戦の富士では、8号車ARTA NSX-GTが優勝しているし、今回100号車STANLEY NSX-GTが2位です、印象だけで語ってはいけません。
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3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z
そうだ日産Zの勢いが凄かった、そこだ!タイトル争いは、上位2台が日産Zでポイントランキング首位が3号車でタイトル争いにこれまで以上に大きく加わりました。僅差ですしね。
今年の最終戦は、モビリティリゾートもてぎで開催されます。ここ重要!あれ?前に書いたかな。コロナ禍の2年間は、最終戦は富士スピードウェイでの開催でした。ここを得意とするクルマにはもって来いなサーキット。まあ、何でもかんでも有利に働くわけけど、とにかく今季はHondaさんのホームで最終戦を迎えるということを頭に入れておいてください。
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埼玉トヨペットGB GR Supra GT
GT300クラスは、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTが今季初優勝を達成しました。見事な勝ちっぷりでしたね。大差をつけての勝利で、お見事でした。以前優勝したとき、タイヤ無交換で勝ったことがありましたね。これもお見事!と思っていたら、優勝記者会見で、くるりんという不名誉かもしれない愛称で親しまれている吉田広樹選手が、タイヤ交換が苦手だからタイヤ交換ナシでいったとおっしゃったんですよね。ほんと?と当時はびっくりしましたね。今は全く気にする話ではないですが。レース村に飛び込んだサラリーマンのみなさん。最初はもろもろびっくりしたのかもしれません。懐かしい話ですよホント。
日産勢が元気!
GT500
GT500クラスは3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zがドライバーランキングトップで、日産勢元気!今さらながらですが、注目されるタイトルは、ドライバーランキング。3号車58pt、12号車カルソニック IMPUL Z55.5pt、17号車54pt しびれますなコレ!GR勢は、ランキング5位の37号車KeePer TOM'S GR Supra 38ptが最上位。シーズン後半の失速というか、今回のラウンドで大失速。もったいないなあ…。でも最後まで何が起こるのかわらないのがレースなのでね。
日産勢のエースと言えば23号車MOTUL AUTECH Z。今季は、兄弟チームと呼びましょうか?3号車がリードしていますね。メンテナンスは同じくニスモで2台体制。タイトルを獲りに行く場合、身内が味方になるというのは、ワークス陣営として当たり前のことなのですがね、その時の状況にもよると思いますが。いざとなったらエース車がサポートにまわるのかなー。とふと思いました。え?なんでって?エースのプライドよりタイトル獲得の方が大事だしなあ…。何はともあれ、日産ファンが辛抱強く待ち続けた戴冠は見られるのか?
GT300クラス
こちらも日産勢が元気。首位は56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 52pt、2位昨年のチャンピオン61号車SUBARU BRZ R&D SPORT 49.5 3位大活躍!10号車 TANAX GAINER GT-R大草りき選手(相棒の富田選手は欠場がある為)。最終戦、日産勢が両クラス戴冠とかになったら、大騒ぎだろうね。とにかくワクワクして待ちたいと思います。
4号車グッドスマイル 初音ミク AMG
谷口信輝選手が、ブログを拝見しましたがまだ入院されてますね。心配で心配で。もちろんしっかり休んでもらいたい気持ちはあります。YouTubeだったかな、ブログだったかな?腹膜炎まで起こしていたそうですから、心配ですよ。SNSを更新してくださるので、安心はしているにせよ、元気な姿が早くみたいです。焦らずしっかり治してください!ここはもうのんびり待ってますね!
気になること
8号車のエンジニアさんがシーズン途中で交代していること。噂はパドックで流れていますが。今季の勝敗にそこが左右しているとは思えない大ベテランさんなので良いのですが、それよりヒューマンエラーなのかな、ミスが連続しているのが気になるね。どうした?2回目の今回は詳細がわからないけど。頑張り屋さんたち、よく知っているので立て直してくださいよ~。がんば!
サッシャくんの来季は?
37号車のサッシャくん、来季フォーミュラEで世界の大舞台に羽ばたくのは既報ですが、来季はどうなるんだろー?居て欲しいけど、一戦だけの欠場で済むなら居て欲しい…。ずっと気になってるのよね、タイトル狙えるコンビだと思うから。
終わりに
今回、現地入りして、久しぶりに某チームのメカニックたちとご飯をしました。現場の声を聴くのも大事です。空気が読めないとか言われないよう、空気を掴むのですよ。いや単に楽しいからかな。中の声でここに書けることは少ないですけどね(苦笑)。以前は、もっと時間的に余裕があったので時間作っては、いろいろ飛びまわってお話を聞いていました。
スタッフさんたちは、どこのチームも自分の息子みたいなもん。自分も男子の親ですので、まったく抵抗がなく話せるの。あ、お肉を焼いてもらって食べるだけのただの母さんでした(笑)。これは息子はやってくれないからうれしかったわ。結局、ガンガン食べて終了(笑)。え?それだけ?です!はい!
帰りの空港では、沢山の関係者がいるので挨拶ばかりのいつも光景。そこで長いお付き合いとなった12号車のチーフメカさんにばったり。ま、バッタリだらけだけどね。離陸までの時間を楽しく談笑させていただきました。いや、間近に迫った最終戦で、タイトルかかってますからねえ。しかも身内の日産Z同士。深く話しました(笑)。お互いの人生も深いので、ははは。久しぶりのタイトル争い!ここは奮起していただきましょ。
今季、新車を投入しシリーズを引っ張ってきた日産Zの身内同士の戦いになるのか?17号車の大逆転になるのかと、もう僅差すぎてわからなくなりました。今シーズン最後の戦い!楽しみです!Honda、GR勢も頑張ってよ!
(写真 折原弘之、テキスト 大谷幸子)
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