凄いフツーのクルマ好きのおじさん ・・・オートサロン2024
あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。
東京オートサロンは、私はキャリアがそんなになくて、通って15年くらい(長いのコレ?)になりますかね。ここからシーズンがスタートする近年ですが、コロナ禍が落ち着き、世の中も本格的に始動していると感じるイベントのひとつです。
昨年も同様に感じましたが、今年はよりこの東京オートサロンに人が押し寄せて“戻った感”が強かったですね。インバウンドも…。
また、自分がモータースポーツを生業にして仕事をしている為か、強く感じたのは各自動車メーカーがモータースポーツを起点としたクルマづくり…を前面に打ち出していることでした。
このイベントは、カスタムカーのイベントであるので、モータースポーツは一歩後ろの位置にあると自分は考えていました。もちろんモータースポーツと切り離せない部分は多いので、ブースにはレーシングカーが並んでいたりしますよね。
今回は、ブース紹介というより、モタスポ愛の切り取り、刺さったことをピックアップして参ります。
プロローグとフツーのクルマ好きのおじさんの登場
例年、会場は激混みではありますがメディア受付から大行列で困惑。朝からあれ?こんなだったっけと時間の読みを見誤ったわたくし。しかし、どうにか新年一発目のプレスカンファレンスに間に合いました。セーフ…。
プレスデーは、近年TOYOTA GAZOO Racingのプレスカンファレンスから、それぞれの自動車メーカーのプレカンの時間がかぶらないようスタートするのですが、今年のTGRブースは、「モリゾウから新年のご挨拶」というタイトルが掲げられていました。
ご挨拶をしている方…、ご自身はクルマ好きのフツーのおじさんということでした。確かに間違いないですね。
そうそう、その前にX(旧Twitter)を見ていたら、東京オートサロン開催前に首都高の大黒パーキングエリアにそのフツーのクルマ好きおじさんが来られて、東京オートサロンのチケットを配っていたという投稿を愚息が発見。
私も拝見しましたが、なんともモリゾウさんらしいですよね。二人で笑っちゃいました、ワクワクを自ら大黒PAに赴いてシェアしている姿に。
それまでも、最近、大黒PAでの出没情報がXを駆け巡っていて、もう笑顔にしかなりませんでしたけどね。以前の住居が大黒にかなり近かったので、たまに寄ってましたから、「クルマ好きの聖地」というより私は地元感の方が強く、地元に来られているという感じでますます愉快になりました。
大黒PAと言えばクルマ好きが集まる場所。クルマ自慢が良いかな。同じクルマ好きに自分のクルマを見て欲しい…仲間と集まってクルマ談義をしたい、クルマ好きにとってそれがすべての場所だと思っています。食事などどうでも良いんですよ。クルマを見ながら話す、これがいいみたいでね。愚息も腹ペコで帰って来ていたりします(笑)。
そんなことを思い出しながら、さあ今年も始まった!ということで、新年のご挨拶の詳細については、ライブ配信されているのでTGRのYouTubeでアーカイブをご覧になってくださいね。
ご挨拶を全て終えたあと、スケールのデカいクルマ好きおじさんのお話に、なんでしょう?最後の方は、笑みがこぼれてしまいました。今までこんな経営者っていましたっけ?と。歴史上の人物が目の前で話されているというかなんというか。きっと教科書に載るでしょうけど、愉快で仕方なかったです。
ステージを見渡して思い出したのが…、以前、たまたまモリゾウさんが「俺、ジムニー持ってる」と話されているのを聞いたことがあります。大黒PAで若者が話す感じで(笑)。そうなんだ!と思ったのですが、東京オートサロンで「あ!ホントだ!」となりました。
クルマ好きに間違いない…でした。「新年のご挨拶」が終わってから、モリゾウさんの愛車はしっかり拝見させていただきました。
前後しますが、このプレカンが終わってからの練り歩きのYouTubeを見て(トヨタイムズ)、“東京オートサロンもクルマが好きな方のクルマ自慢“とモリゾウさんがおっしゃっていて、大黒と同じ!とまたひとり笑顔になった訳です。メーカーブースをというのを忘れてしまいそうになりましたね。
エンジン開発に着手
「ご挨拶」の中でのモリゾウさんからの発表、エンジン開発を始める、これに驚きました。
カーボンニュートラルの将来を見据えたお話が現在進行形で進んでいる中、トヨタ自動車がエンジンの開発に着手するというのです。こんな大事なことを言うのだから、やっぱりご挨拶どころかプレスカンファレンスですね、さらっとおっしゃるのは。もうこれはただのクルマ好きのおじさんではないです(笑)。
私の稚拙な頭の中では、エンジンというものがなくなることは無いだろうと今でも思っています。どこかにエンジン車は存在し続けると。大型の輸送車、船なども進化してきており驚きますが、まだエンジンを必要とするクルマは、どこかにある…。すぐに具体例が出なくて申し訳ありません。
エンジン開発とは現状維持のお話ではどうもなく、カーボンニュートラルと共に歩むエンジン開発に着手するとのこと。これもオウンメディア、「トヨタイムズ」のYouTubeから補足として抜粋します。
そんな側面を持つ時代に沿ったエンジン開発は、時間がかかるとおっしゃっていましたが、着眼点に驚きました。エンジン作っている方々が、また頑張れるビッグニュースですよね。
カーボンニュートラルの将来が「電気」だけではなく、選択肢は他にもあるという目のつけどころに加え、さらに時代に逆行するのかのごとくエンジン開発までも、将来を見越したものであることに、もう“フツーじゃないクルマ好きのおじさん”ありがとう!でした。
数十年先を行くプロジェクトの展開は、今夜の夕食の献立を考えるのが精いっぱいのちっぽけな私からすると、壮大でぎっくり腰も治りそうなくらいの驚きでした。未来を託しますので、私がおばあちゃんになっても、安心して乗ることのできるクルマに期待します。できれば、免許を返納する前にお願いします。
令和6年能登半島地震に際して
こちらのお話。このフレーズが頭に残ります。「今こそ対立や分断、争いや誹謗中傷をやめ、お互い助け合い、笑顔でありがとうと。そんな大人の姿を見せる時」。まさにそうですね…。
困っている方を目の前にして、実際はテレビからお見受けしておりますが、つまらない事で時間を浪費する事をやめ、素晴らしい大人の後ろ姿を次世代へと希望を持って繋ぎたい、そんな考えに私も賛同です。
実際何が出来るのかは、自分次第ですけどね。大きなことではなく、出来ることを…ですよね。
レース業界にいる私の親友は、息子さんが小学校低学年の時のことになりますが、2011年の東日本大震災で頑張る自衛隊のみなさまの活動に心を打たれ、この春、自衛隊に入隊されるそうです。入隊することは知ってはいましたが、その理由を伺った際に感慨深いものがありました。
子育てをしっかりやり遂げた立派な友人もそのご子息も誇りに思います。このことを、モリゾウさんのお話のあとに、また思い出しました。
(テキスト:大谷幸子 写真:大谷幸子、GAZOO編集部)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[GAZOO編集部]
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