7月からシーズン後半!モータースポーツのあれこれ みどころをピックアップ

暑い日が続きますね。すでにバテ気味と腱鞘炎悪化で諸々とモタついている私でございます。すみません。では、シーズン後半戦とモタスポあれこれについて少し考えていきたいと思います。

スーパーフォーミュラ

先般の第3戦の菅生ラウンドはあいにくの雨で、赤旗によって短縮終了と残念なことになりました。もちろんこの戦いがあるとないとでは、大きく違いますが天候ばかりは致し方なく。
そうこうしているうちに、次の第4戦に向けて、シーズンインテストが富士スピードウェイで開催されましたね。
現地には行けませんでしたが、情報量の多いカテゴリーですので、少し見ていきますね。

昨年もこのシーズンイン公式テストが設けられてました。開幕戦の開催が富士スピードウェイから鈴鹿サーキットになったことで、テストの時期が3月だったりしたこともありましたが、この時期の開催へ。

テストが次のレースの直前、インターバルがたった半月というのは良いですよね。当然サーキットの気温などの状況も本番に近いものであるので、天候ばかりは読めませんが、事前テストとしてめちゃくちゃ相応しい。
内容によっては、オフテストでももちろん問題ないけどね。

そして、3戦を終えて、シリーズ前半戦からクルマをあらためて見直すことがシーズン中にできることは、良いことしかないのですよね。

  • 山下健太選手/ KONDO RACING

そんな中、このテストを好調で終えたのが、KONDO RACING。山下健太選手、小高一斗選手ともに、感触が良かったように見えました。
コメントなど全て拝見しましたが。山下選手は、トップタイムでしたし、今年の健太の仕上がりに期待しかないのです。

TOM’Sの坪井翔選手もイキイキして速さを見せていると思ったら、山下選手と坪井選手、この二人はSUPER GTの36号車のコンビですね。チャンピオンカーを駆る二人は、今季の優勝こそまだないけれど、無双というか、まずスーパーフォーミュラでも結果を残したいところでしょう。

Honda勢に立ち向かう筆頭は坪井選手と思っていたら、山下健太選手もでした。何に乗っても速い健太が戻って来て安堵しました。いや安心している暇はないですね、このまま走り続けてください。

  • 平良響選手/ITOCHU ENEX TEAM IMPUL

そして、今回も空いている19号車のシートをドライブすることとなった平良響選手にとっては、願ってもない練習時間です。これは、菅生でまたチャンスがあるといいねと、そうすれば富士スピードウェイで練習ができると話したので、よかったです。十分な準備ができなかった前戦にくらべればね、ここはしっかり戦いたいですね。

クルマのシャッフルの記事も読みました。戦績の良いドライバーが抜けてしまったりすると、そのクルマを次は誰がドライブするのか、またそのままなのか。これも少なからず影響あるかも?しれません。
セッティングが決まったクルマだったりは参考になりますしね。エンジニアはそのクルマの担当だと思うので、チーム内でクルマが変わると担当エンジニアが変わったりとか、考え方はそれぞれですがクルマのシャッフルもあったりしますね。

今回は、インパルチームがシーズン途中ですが、シャッフルしてみたようですが、結果的に、変えないことになったとのことでした。他人様の記事で申し訳ないですが。

  • 笠井エンジニア、小林可夢偉選手/ Kids com Team KCMG

良いトライができるこのテスト。順位はご参考までということで。
しかし、少し気がかりなのが小林可夢偉選手でした。二日間、すっかり沼ってしまっていました。思いの外、下位で浮上することなく終わってしまいました。あれ?と思ってリザルトを拝見しました。

強力な助っ人の関口雄飛チームコーディネーターがテストは不在でした。昨年まで走っていた彼の不在は大きかったのかも。もちろん想像でしかありません。
写真に映っているのは福住選手担当の笠井エンジニア。テストを実際どんな体制で行ったか詳細はわからないけれど、2台体制なのでそこはレースウィークに福住仁嶺選手の走りのデータをシェアして立て直して来ると思っています。きっと。いや、絶対頑張って欲しいですね。

テストで上位に来なくても強さを誇るチーム無限、そして、ドコモ チームダンディライアン レーシングはもうね、速い速い。両チームのこの4人は揃って速い。こんな体制(表現が幼稚ですが)すごくないですか?
今季はこの2チームが君臨していて、それを追いかける感じのシーズン。テストは「良い」と「ダメ」とを見極めるものなので、必ずしもトップタイムとはならないのですが、トップを巡って激戦が繰り広げられるのは確か。
第4戦は、TGR勢の巻き返しなるのか、ますます盛り上がりそうです。

エンターテイメント的なコンテンツもたくさんあって、夏の富士スピードウェイは楽しい夏祭り。昨年もイベント広場側は、縁日をやっていて賑やかでした。
今年も盛り上がること間違いなし!え?アフターパーティーも?

そうそう競争女子KYOJO CUPが併催。これね、華やかだろうなあ。
私、実はサーキットでこのレースを見たことがないんですよ。ちょっと娘くらいの世代の活躍が楽しみだったりします。写真を撮りに走る予定だけど、とにかく楽しみです!

SUPER FORMULA 公式ホームページ
https://superformula.net/sf3/

ラリージャパン

ちょっとここで触れておきましょう。今月17日に、フォーラムエイト・ラリージャパン2024の大会概要が発表になります。
昨年の開催は、メイン会場が豊田スタジアムでした。今季は、この発表会そのものが、豊田スタジアムのインタビュールームにて開催されますので、豊田スタジアムも当然会場となるのでしょうね。今から楽しみでしょうがないです。
豊田市役所のスタッフのみなさまも2年目とあって、ますます力が入っている様子。

日本の秋の景色に映えるラリーかー。そしてどんどん、日本、そして地元にも根付いて行って欲しいWRCと思っていますよ。少し先で11月開催です。こちらもみなさま楽しみにしてください!

フォーラムエイト・ラリージャパン2024 公式ホームページ
https://rally-japan.jp/

SUPER GT

6月に開催された第3戦から約2ヶ月のインターバルがあるSUPER GTも夏の戦いに向け、ぼちぼち動き始めました。
GT300クラスのエントラント主催の専有走行(テスト)が、スポーツランドSUGOで開催されるのが、今月、14日、15日。連休を使って開催され、観戦も可能。
あの爆音がようやく聴けるのは、うれしい限り。これは本番の初観戦の練習にお財布的にも良いかも。

シリーズ戦とは違って、エンターテイメント要素は少ないかもしれないけど、ピットウォークもあるので、これは行くしかない。ここでGT300クラスの後半戦の勢力図が見えてくるかも?
テストの日程すぎちゃってこの記事がアップされていたら、8月の第4戦 富士スピードウェイラウンドを目指してください。ここは後半戦のスタートを飾る大きな大会です。夏休みに突入しているので、これも行くしかないです。ぜひ!

SUPER GT 公式ホームページ
https://supergt.net/

FIA世界耐久選手権・WEC富士

写真を撮るのも毎年楽しみなWEC富士

今年のル・マン24時間も非常におもしろいレース展開で、フェラーリ陣営の勝利で終わりました。あの戦いが日本にやって来ますね。
LMP2のクラスは、ル・マン24時間のみとはなりましたが、WEC富士6時間レースが9月に開催されます。

昨年のWEC富士は、ポルシェとの激戦を制しTGR陣営が勝利しました。
平川亮選手が慣れた富士で力を遺憾無く発揮した戦いでしたね。ポルシェも富士をよく知るアンドレ・ロッテラー選手が激走していて、コースサイドで震えました。ハイパーカーの迫力ある戦いの姿をまじまじと見させていただきました。

世界がやって来るのは、世界に行かなくても見られるということ(笑)。
これはね、できれば今まで興味を持っていなかった方にもどうか見て欲しいカテゴリーです。観客の入りもそう多くはないけれど、逆にいうと見やすいです。
6時間レースが開催されている中、レースをじっくり見るもよし、イベント広場でくつろぐもよし。その迫力、技術力たるや、見ない手はない。
ハイパーカークラスが日本を走るだけでも震える私。今から楽しみでなりません。こちらもいらしてくださいね。

FIA WEC富士 公式ホームページ
https://fiawec-fuji.com

MotoGP

二輪の世界最高峰。MotoGP日本グランプリ。こちらも世界がやって来るなら、世界に行かなくても見られるということ。昨年行ってみたら、面白かったですよ。レースはシンプルでわかりやすいですからね。

そして世界最高峰のマシンは迫力が全然違いました。エンジンの音とバトルのスピード感は、国内カテゴリーは2&4のスーパーフォーミュラとの併催で毎回拝見してましたが、当然違います。でもバトルは国内のもおもしろいのですよ。やっぱりシンプルで良いです。

世界最高峰は、観戦するのは初めてでしたが、エンターテイメントとして前夜祭から勉強になりました。あれ、いいな。国内だと難しいのかな。前夜祭の盛り上がりがね、ハンパないんです。
これはF1日本グランプリでもみたことがあります。座ってしっかりライダーたちのトークを聞いて盛り上げる。夜だから雰囲気に飲まれて始まる感が込み上げる。いいね〜。お高いチケットの価値も倍増だと思いました。

お土産のブースも、以前初めていったF1シンガポールグランプリを思い出しました。グッズがめちゃくちゃ売れるのが世界最高峰だなと。着る着る買う買う。年に一度の開催だと落とす金額もきっと違うのでしょうね。
迷ってやめてまた見に行った時は完売。昨年これ何度がやりました。今年もぜひ行きたいと思ってますよ。

開催は、モビリティリゾートもてぎ、10月4、5、6日です!
若い方へ、自由観戦エリアならゼロ円の観戦チケットがありましたよ。若い方に興味を持っていただくという命題がどのカテゴリーにもあるのを感じますね。ぜひチェックしてみてね。

2024年 MotoGP 日本グランプリ チケット情報
https://www.mr-motegi.jp/ticket_m/motogp/

春にF1日本グランプリ、フォーミュラEのビッグレースが終わって、大人しめなシーズンに感じていましたが、ここに来てどのカテゴリーも良い意味ざわざわして来ました。
国内カテゴリー、国内で開催される世界戦にもぜひご注目ください!

(写真:日本レースプロモーション、GTアソシエイション、ラリージャパン、大谷幸子 / テキスト:大谷幸子)