瑶子女王殿下モタスポファンの心を鷲掴み!第1回瑶子女王杯、「夏」を盛り上げる!
参りました!瑶子女王殿下のお言葉に、会場、テレビ中継、SFgoアプリでレースをご覧になった方々、笑顔にならなかった方はいなかったでしょう。
なにかこう万歳したくなりましたね。というわけで行って参りました!
スーパーフォーミュラ第4戦は、第1回瑶子女王杯と賜杯をかけた戦いとなりました。
しかし、決勝がスタートする前の瑶子女王殿下のお言葉にシビレた方は多かったのではないでしょうか。クルマ好き、モータースポーツ好きの造詣が深いお言葉、「わたしはにわかファンではありません」。刺さりましたね。
SNSでF1日本グランプリをご覧になったという記事は拝見していました。サーキットに来てくださることがうれしく、にわかでも全く構わないのですが、この言葉、天晴れでしたね。モタスポファンの心を鷲掴みにしたと思います。
女王殿下のお言葉の中に、お客様が来られるサーキットの環境を心配されていること、地上波でテレビ放映がないことに触れておられる部分がありました。
これはファンの方の声にも、私たちが感じるところでもあるところ。カテゴリー関係なく、日本の基幹企業のクルマ産業も盛り上げる、モータースポーツの観戦者を増やしたいのですから、考えるべき点でもありますね。これはサーキットに携わる方が、それぞれいらっしゃると思うので、あれこれ書いてもしょうがない。業界の方々を応援しながら待つのみです。期待しております。
そして、「第1回瑶子女王杯」となっていますので、きっとこの歴史の一歩は回を重ねていくと思っております。またいらしてください!
レース結果は、既報ですがこちらも天晴れ、いよいよ坪井翔が来た!SUPER GTとスーパーフォーミュラでも速さを見せ、とうとうチーム移籍後の初優勝を遂げました。4年ぶりとは意外。
そして、大湯都史樹選手がメーカー移籍後初の表彰台獲得!これも待ちに待ったポディウムでした。開幕戦で優勝をしている野尻智紀選手が3位に入りポイントリーダーとなりました。終わってみれば、野尻(呼び捨て失礼します)…、さすがですほんとに。みなさまおめでとうございます!
ポールポジションの福住仁嶺選手は、参戦15年目のチームに初ポールをもたらしました。チームにとって初優勝のチャンスではありましたが、4位フィニッシュ。
決勝ではトップを快走していたので、イケるかなと思って見ていたのですが残念でした。
ピット作業のミスによりタイムロス。それをコース上で挽回するのは至難の業ですが、追い上げました。仁嶺くんの素晴らしいところ。表彰台まであと一歩でした。
いやー、もったいない。なんとも言えない気持ちで、自分のことではないのに凹みました。
レースが終わってからあれこれ取材をしていたのですが、優勝の坪井くんよりもこちらが気になって気になってね(坪井くんごめんなさいね)。仁嶺くんの「またチームと一緒に頑張ろう」とSNSに発信した前向きな言葉に、チームのみなさんは救われたのではないでしょうか。応援するしかない!
引き続きみなさんがんばってください!
9位入賞!19号車 平良響選手/ ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
今回がデビューレースと言っても過言ではない平良響選手は、9位入賞。オーバーテイクも決めて、なかなか内容の良いレースでしたね。おめでとうございます。
次のレースは、どうなるんだろう。続きが見たいので発表を楽しみにしていますね。チームインパル。2台揃って入賞はうれしかったよ!
さて、この夏のスーパーフォーミュラ富士大会は、これまでさまざまな思考錯誤が繰り返されてきたと思います。メーカーが、かなりの経費を投じてコンテンツを提供してきたというのが、自分が10数年見てきて記憶にあるところ。その当時は、それを盛り上げるべく、お手伝いしておりました。
しかし、今、振り返ってみると、レースそのものとレースをサポートするコンテンツのバランスが保たれていなかったのかもしれませんね。やっぱりレースそのものがおもしろくないといけないと私は思うのですよ。
近年は、クルマそのものが、OTS(オーバーテイクシステム)などバトルをしやすいようなスタイルとなり、レースがおもしろくなりました。そのレースの楽しさに重きを置いていった成果(間違っていたらごめんなさい、外野の私が見た感じで)が顕著にあらわれ、終わると、おもしろかったという感想が多く聞かれるようになったのは間違いないと思います。これは決して盛ってない私の感想。
そして、この登場も大きいのですが「SFgo」アプリはレースが丸見え。私は初めてモータースポーツに出会った時、レースがとても複雑に感じましたが、それがとても身近に感じるものとなりました。
万年文系頭なので細かな技術のことは正直わかりません。そんな私でもこのアプリでレースがさらに楽しめるのです。このアプリへの課金に損はない、むしろマストであると感じますね。手のひらでレースがいつでも見られるというのはデカいよね。
仕事柄、正しく伝えるメディアの仕事をしておりますが、これがアプリでできちゃう部分も大きいんですよね。仕事なくなるかなと思うくらいですよ、一般の方も同じものが見られるというのは。
もちろんアナログ的な要素、人のココロ、技術的なお話は、取材で補足して行きますけどね。十年一昔、楽しみ方は劇的に変わったなあとしみじみ思います。
そして今大会の話に戻しますが、レースの盛り上がり、昨年同様「夏祭り」と称したこの大会の楽しさは、過去イチだったかもしれません。サポートレースが3つあるので、若干追いかけきれないところもありましたけどね。
戦隊モノのステージには、たくさんの子どもたち、今年参戦しているJujuちゃん人気もご存じの通りすごい。
しかし、この観客動員数は、それだけではないように思いました。たまたまレースが終わった週に別の現場に行っていたら、そこに初めてスーパーフォーミュラを観に行ったという若者がいました。もともとクルマやレースなどにご興味を持たれていたそうですが、驚きました、初めてが今回のレースだったと。笑顔になってしまいました。
このカテゴリーは、伸び代しか感じないと思っていたところへ、終わって見れば2日間で4万9千200人の動員。拍手でした。どこへ行っても、SUPER GTの現場に来たかのような賑やかさ。え?イベント広場に行ったときも、え?の連続でした。SUPER GTと変わらないじゃないと。
でもね、よーく考えてみると、日本レースプロモーション会長の近藤真彦さんは、テレビで宣伝をされたりと東奔西走している姿がよく見受けられますよね。トップがこれだけ頑張っているのが見えて、そして感じることができるのは素晴らしいの一言に尽きます。ご自身で、「人寄せパンダで良い」とどこかの会見でおっしゃっていましたが、とにかくモータースポーツの普及、サーキットへの集客を考え活動しているところ、尊敬です。
20年くらい前にこのカテゴリーに、私が少しずつ関わりだしたとき、「どうやった人が入るかなあ」と関係者はおっしゃっていました。最近まで、この言葉は変わりませんでした。
しかし、トップが自ら動くことで、顕著にその結果が数字となって現れた、文句ナシに拍手でしょう。
振り返って見ると、日本レースプロモーションの組織改革もありました。NEXT 50(ゴー)を旗印に頑張って来られ、活動の会見もマメにやられているのはメディアなら知るところ。その積み重ねから今大会の動員数確保で、ますますモタスポファンの興味を惹くカテゴリーに成長して行くでしょうね。
今回のレースの感想は、これを先に書きたいほどでしたが、頑張ったドライバーもおりますので、ここで触れました。この動員数に尽きるかな。
え?他は観てないの?って? 今回のレースに関することは、TGRコラムで振り返りますが、私の勉強が足りなかったのが、KYOJO CUP!
まずは見てみようと。YouTubeで開幕戦はライブで拝見していました。台数も多く、見ていてとても楽しいものでした。もし実際にサーキットで見ていたら、グリッドを回る時間が足りませんでした(苦笑)。取材時間があまり取れなかったので、またちゃんと勉強してからと思っております。すみません。
そして今回、日本一速い夫婦となった、坪井翔選手と奥さまの斎藤愛未選手。奥さま2連勝!お見事でした。
もうね、旦那さま(坪井翔選手)のギャップに驚き。まさか奥さまより先に泣いちゃうとは。かわいかったですねえ坪井くん。そして坪井くんが勝った時は、よく頑張った!と力強く奥さまがコメントしていて笑いました。
レースに対して非常に真面目なご夫婦とは聞いておりましたが、結果で見せてくれてさらに納得。「日本一速い夫婦」とこれからは呼ばれていくでしょうね。おめでとうございます!スーパーフォーミュラ・ライツ、触れてなくてすみません。レースは見たけど。
とにかく、歴史の一歩となる記念すべき大会は、名前負けをしない素晴らしい大会で〆てくれました。お疲れさまでした!
(写真:折原弘之 トヨタ自動車株式会社 / テキスト:大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
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