【連載全18話】第13話 マーキュリー・モンテゴ & オースチン/MGモンテゴ…なぜか車名がかぶってる!“同名異車”のクルマ特集
世界でこれまで販売されてきたクルマを見ると、同じ名前のモデルがちらほら……。今回の特集では、そんな「メーカー・ブランドは違えど名前が同じクルマ」をピックアップ。週替わりで紹介します。
マーキュリー・モンテゴ & オースチン/MGモンテゴ
モンテゴの語源は、リゾートとして知られるジャマイカ第2の都市であるモンテゴ・ベイ。これを車名として最初に冠したのは、2010年に消滅したフォードの上級ブランドだったマーキュリー。モンテゴのデビューは1968年で、フォードのインターミディエート(中間サイズ)であるフェアレーン/トリノをベースに、やや上級の味つけを施したモデルだった。
中間サイズとはいえ全長5.2m、全幅1.9mを超えるボディーのバリエーションは、4ドアセダン、2ドアハードトップ、2ドアコンバーチブル、5ドアワゴンの4種。エンジンは3.3リッター直6と6.4リッターV8が用意されていた。1972年にフルモデルチェンジされるが、1976年に生産終了してその名は消滅。それから30年近い時を隔てた2005年にフォードのフルサイズセダンであるファイブハンドレッド(500)のマーキュリー版としてその名が復活した。だがセールスは微々たるもので、わずか3年で再び消えた。
いっぽうオースチン/MG版は、イギリスの民族資本メーカーが大同団結したブリティッシュレイランド(BL)傘下のオースチンローバーグループ(ARG)が1984年にリリースしたモデル。前年に登場したCセグメントの5ドアハッチバックであるマエストロをノッチバックの4ドアセダンに改めたもので、マエストロ同様オースチンとMG(写真)の両ブランドに用意された。
おとなしい内外装のオースチン版に対して、MG版はブランドイメージに合わせてスポーティーに装う。直4 SOHCエンジンもオースチン版には1.3リッター/1.6リッター/2リッターが用意されたが、MG版は2リッターのインジェクション仕様のみ。翌1985年に追加設定された2リッターのターボユニットも当初はMG版のみで、遅れてオースチンにも搭載された。1986年にBLがローバーグループに改称、製品は順次ローバーブランドに統一することとなったため、MG版は1991年に、オースチン版も1993年に生産終了。モンテゴの名はついえた。
[ガズー編集部]
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