【連載全16話】第1話 …ホンダ・シビック1200RS…日本生まれのホットハッチ特集

2020年9月の発売以来、トヨタの高性能ハッチバック「GRヤリス」が人気を集めています。そこで今回は、クルマ好きの記憶に残る日本生まれの“ホットハッチ”16車種をピックアップ。週替わりで紹介します。

ホンダ・シビック1200RS

1972年に誕生した初代ホンダシビック。コンパクトで軽量な2ボックスの台形ボディーに、ジアコーザ方式のエンジン横置きFFを組み合わせるという、欧州製小型実用車の最新トレンドを取り入れたベーシックカーだった。
必要十分な性能と高い実用性に加え、既存の日本車のヒエラルキーに属さない新鮮さを醸し知性を感じさせるモデルとして、登録車としてはホンダ初のヒット作となった。

その初代シビックに、1974年に追加された高性能版が1200RS。現在もホンダのスポーティーグレードに使われている、「ロード・セイリング」の略という「RS」を最初に冠したモデルである。

イメージカラーのオレンジが似合うボディーは3ドアハッチバックおよび、独立したトランクルームを持ちながらプロポーションは3ドアモデルと変わらない2ドアモデルの2種類。
かつてホンダの社是だった高回転・高出力型から一転して扱いやすさと経済性を重視していた1.2リッター直4 SOHCエンジンは、ツインキャブなどで最高出力76PSを発生するまでチューンを高め、変速機には新たに5段MTを採用。足まわりは操縦性を重視し固められた。

本来はもっと早く登場する予定だったが、前年に勃発(ぼっぱつ)した石油危機によってデビューが先延ばしされたといわれる。
生産期間も翌1975年末に本格的な排ガス規制が実施されるまでの1年弱にすぎず、結果的に期間限定的なモデルとなった。

[ガズー編集部]

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