【連載全16話】第6話 ダイハツ・シャレード デトマソ ターボ …日本生まれのホットハッチ特集

2020年9月の発売以来、トヨタの高性能ハッチバック「GRヤリス」が人気を集めています。そこで今回は、クルマ好きの記憶に残る日本生まれの“ホットハッチ”16車種をピックアップ。週替わりで紹介します。

ダイハツ・シャレード デトマソ ターボ

路面投影面積が軽自動車よりわずかに大きい5.2平方メートルだったことから、「5㎡カー(ゴ・へーべ・カー)」のキャッチコピーを掲げて1977年に誕生した初代シャレード。パッケージングと経済性を追求した真面目なリッターカーだった。

1983年に登場した2代目には、最高出力80PS、最大トルク12.0kgf・mを発生する1リッター直3 SOHCターボユニット積んだモデルが加えられた。その3ドアハッチバックをベースに、当時ダイハツと協力関係にあった、スーパーカーを得意とするイタリアのデトマソがプロデュースしたモデルが、1984年に追加設定されたデトマソ ターボである。

ボディーにはエアダムスカート、サイドスカート、リアスポイラーなどのエアロパーツをまとい、足元はカンパニョーロ製マグホイールにピレリP8を履き、室内には専用シートとモモ製ステアリングホイールを装着するなど、イタリアンブランドを含むパーツで全身をドレスアップしていた。

メカニカル部分はベースとなったターボ車と変わらないが、もともとエンジンはコンパクトで軽量なボディーを活発に走らせるに十分なパワーを持ち、いっぽうホイール/タイヤの変更により操縦性、乗り心地ともに改善。走行性能、居住性、経済性のバランスのよさに、ルックスの魅力も加えたホットハッチだった。

[ガズー編集部]

【連載全16話】日本生まれのホットハッチ特集

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