【連載全12話】第4話 ジェンセンGT…スタイリッシュな3ドアのシューティングブレーク/スポーツワゴン
流麗なスタイルでありながら、趣味を楽しむための実用性も兼ね備えるシューティングブレークとスポーツワゴン。今回は、なかでも個性派として知られる3ドアモデルをピックアップし、週替わりで紹介します。
ジェンセンGT
通称“カニ目”ことオースチン・ヒーレー・スプライトや“ビッグ・ヒーレー”ことオースチン・ヒーレー100などを1950年代に設計した、ドナルドとジェフリーのヒーレー父子。大型高級GTのインターセプターをつくっていた英国の小規模メーカーであるジェンセンを買収した米国人オーナーが、ヒーレー父子を重役に迎えて開発させたモデルがジェンセン・ヒーレー。ビッグ・ヒーレーの現代版たるオープン2座スポーツカーだった。
そのジェンセン・ヒーレーに、サッシ付きのガラス製テールゲートを備えたワゴン風ルーフをかぶせた2+2のGTが、1975年に登場したジェンセンGTである。機構的にはオープン2座モデルと同じで、エンジンは、ロータスがボクスホールユニットをベースに開発したコグドベルト駆動の2リッター直4 DOHC 16バルブ(最高出力142PS)。ゲトラグ製5段MTを介しての最高速度は190km/h以上に達した。
インテリアは豪華な意匠で、リアシートを畳めば広いラゲッジスペースが出現し、スポーツワゴンと呼ぶにふさわしい成り立ちだった。だが発売直後にジェンセンが経営危機に陥り、翌1976年に倒産してしまったため、生産台数は500台強にとどまった。
[ガズー編集部]
【連載全12話】シューティングブレーク/スポーツワゴン特集
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