【連載全12話】第12話 アストンマーティン・ヴァンキッシュ ザガート シューティングブレーク…スタイリッシュな3ドアのシューティングブレーク/スポーツワゴン
流麗なスタイルでありながら、趣味を楽しむための実用性も兼ね備えるシューティングブレークとスポーツワゴン。今回は、なかでも個性派として知られる3ドアモデルをピックアップし、週替わりで紹介します。
アストンマーティン・ヴァンキッシュ ザガート シューティングブレーク
1960年に登場したDB4 GTザガートに始まる、アストンマーティンとカロッツェリア・ザガートのコラボレーション。2016年に発表された2ドアクーペのコンセプトカーであるヴァンキッシュ ザガート コンセプトが好評だったことから、99台が限定生産された。その後、派生モデルとしてコンバーチブルのヴォランテ(台数限定99台)、よりスポーティーなオープンのスピードスター(同28台)、そしてシューティングブレーク(同99台)が登場した。
シューティングブレークは、ザガートデザインのアイコンともいえるダブルバブル状のルーフの後端に電動式テールゲートを備えた2シーター。カーボンファイバー製ボディーのフロントに積まれるエンジンは、カタログモデルのヴァンキッシュS用をベースにした最高出力600PSを発生する自然吸気の6リッターV12 DOHC 48バルブ。8段ATを介してのパフォーマンスは、最高速320km/h、0-60mph(96km/h)加速3.5秒といわれた。
2018年からデリバリーが開始されたが、価格は邦貨にして1億円前後といわれ、メーカー製のワゴンとしては極めて高価なモデルとなった。日本国内にも、少なくとも1台導入されている。
[ガズー編集部]







