【連載全12話】第12話 テスラ・モデルX・・・個性的なドアのクルマ特集

「前開き」に「跳ね上げ式」、なかには「上下スライド式」なんてクルマも……。今回は、ドアの開閉方式が個性のひとつとなっている世界の名車を週替わりで紹介します。

テスラ・モデルX

テスラは2003年にアメリカで設立され、2008年にロータスの車体を流用したテスラ・ロードスターをリリース。これにより電気自動車の市場に進出した。その後、初のオール自社開発モデルであるセダンのモデルSを経て、2012年にデビューしたテスラ初のクロスオーバーSUVがモデルXである。

全長×全幅×全高=5037×2070×1680mm、ホイールベース2965mmと、かなり大柄なクーペSUVスタイルの5ドアボディーは、ファルコンウイングドアと称する独特なリアドアを持っていた。一見したところガルウイングなのだが、ルーフだけでなくドアパネルとウィンドウの境の部分にもヒンジがある。テスラいわく「肩だけでなく肘も可動する」というこの機構のおかげで、ドアパネルは開く際に途中までほぼ垂直に持ち上がり、開閉時に従来のガルウイングのように横方向に張り出すことがない。「ドアの開閉は隣のクルマや壁との間に約11インチ(30cm弱)のスペースがあれば可能である」とうたわれていた。

モデルXはすべて前後にそれぞれモーターを搭載する4WDで、バッテリー容量とモーター性能の違いによりさまざまなグレードがラインナップされた。トップグレードである高性能モデル、P100Dのシステム最高出力は611PSといわれ、0-100km加速3.1秒というスーパースポーツ顔負けのパフォーマンスを誇った。改良と車種整理を重ねながらつくり続けられてきたが、2026年第2四半期に、その生産は終了している。

[GAZOO編集部] 

【連載全12話】個性的なドアのクルマ特集

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