【連載全17話】第13話 フェラーリ308GT4・・・パワフル&ゴージャス! V8エンジン搭載車

排気量のダウンサイジングが進むなか、徐々に数が減りつつあるV8エンジン搭載車。今回は、かつて輝きを放った国内外のV8モデルをピックアップし、週替わりで紹介します。

フェラーリ308GT4

1973年にデビューした、(ブランドはディーノではあるが)フェラーリ初となるV8エンジン搭載車。1968年にフェラーリ初の市販ミドシップ車として登場したディーノ206/246のシャシーをベースにホイールベースを210mm延長。市場に先行していたマセラティ・メラクやランボルギーニ・ウラッコと同様にミドシップながら2+2レイアウトを採用した。

ボディーのデザインは、創業以来ほとんどのロードカーのスタイリングを手がけていたピニンファリーナではなく、それとはライバル関係にあるベルトーネが担当。チーフデザイナーだったガンディーニによる、それまでのフェラーリとは一線を画した直線的でシャープなボディーをまとっていた。キャビンの背後に横置きされた、甲高く澄んだフェラーリサウンドを聴かせる等間隔爆発の90度V型8気筒DOHC 2,927ccエンジンは、4基のウェバー・ツインチョークキャブレターを備えて欧州仕様で255PSを発生。5段MTを介して車重1300kgの車体を250km/hまで引っ張ると公表された。

かつての日本と同様に2リッター以上の税金が高額になるイタリアの税制に対応して、1975年にはエンジンをV8のまま1991cc(170PS)にスケールダウンし、最高速度220km/hをうたう208GT4を追加。翌1976年にはディーノブランドの廃止に伴い名称をフェラーリ308/208GT4に変更。1980年に後継モデルのモンディアル8に交代するまでに計3,666台がつくられた。

[GAZOO編集部]

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