【懐かし自動車ダイアリー】2006年(平成18年)~クルマで振り返るちょっと懐かしい日本
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- 三菱i(アイ)
2006年(平成18年)| 自動車 ~ 軽スペシャリティーカーが登場するも苦戦
軽自動車のニューモデルが続々とデビュー。三菱のi(アイ)はコンセプトカーのようなスタイルのミドシップカー。ダイハツ・ソニカは軽スペシャリティーカーとも呼ぶべき上質感とスポーティーさを強調したモデル。スズキが8年ぶりに復活させたセルボも、同様の仕立てだった。背の高いモデルが主流となっていたところにあえて差異化を図ったが、ユーザーの反応は鈍かった。
前年にR1で苦戦していたスバルは、オーソドックスなトールワゴンのステラを発売。ホンダはザッツの後継車としてゼストを投入した。ともに売れ行きは好調で、広い室内空間が軽自動車に求められていることをあらためて証明した。この年の軽自動車販売台数第1位はダイハツで、34年ぶりにスズキが王座から陥落した。ダイハツは、小型車ではSUVビーゴを発売する。トヨタ・ラッシュはOEM供給されたモデルである。
トヨタ・セリカとホンダ・インテグラが生産終了。セリカは7代36年、インテグラは4代21年にわたる歴史に幕を降ろした。スポーティーカーの退場が止まらなかったが、ミツオカはオロチを発表。コンセプトはファッションスーパーカーである。
2006年(平成18年)| 世相と文化 ~ トリノで荒川静香が金、WBCで日本が優勝
前年に買収騒ぎで世間を驚かせたライブドアの堀江貴文と村上ファンドの村上世彰が、証券取引法違反とインサイダー取引の容疑で逮捕される。国会にも影響が及び、ニセ堀江メール問題で民主党の永田寿康衆議院議員が辞職。前原誠司代表が退任に追い込まれた。
トリノオリンピックでは荒川静香がイナバウアーを武器に金メダル。第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表が優勝した。サッカーのドイツワールドカップでは、ジーコ率いる日本代表がグループリーグ全敗。中田英寿が引退を表明した。夏の高校野球決勝戦は早稲田実業と駒大苫小牧の対戦となり、ハンカチ王子こと斎藤佑樹と田中将大が投げ合い、引き分け再試合の末に早実が優勝した。
7月に北朝鮮がミサイル発射実験を行う。ノドン、テポドンなどが7発打ち上げられ、すべて日本海に着弾した。北朝鮮は人工衛星だと主張したが、国連安全保障理事会は非難決議を出してミサイル計画停止を要求した。
4月にワンセグ放送が始まり、携帯電話やカーナビなどでテレビ番組を受信できるように。地上波デジタル放送は12月にすべての都道府県でサービス提供が始まった。
秋篠宮文仁親王に皇室では41年ぶりとなる男児が誕生。小泉純一郎首相が退任し、第1次安倍晋三内閣が発足。
プレイバック2006年(平成18年)
- ★アカデミー賞
- 『ディパーテッド』
- ★日本アカデミー賞
- 『フラガール』
- ★NHK朝ドラ/大河ドラマ
- 『純情きらり』『芋たこなんきん』/『功名が辻』
- ★日本レコード大賞
- 『一剣』氷川きよし
- ★日本ダービー馬
- メイショウサムソン
- ★日本カー・オブ・ザ・イヤー
- レクサスLS460
- ★新語・流行語大賞
- 「イナバウアー」「品格」
[ガズー編集部]
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