【懐かし自動車ダイアリー】2009年(平成21年)~クルマで振り返るちょっと懐かしい日本

三菱i-MiEV
三菱i-MiEV

2009年(平成21年)| 自動車 ~ EVのi-MiEV、スーパースポーツカーのLFAがデビュー

三菱が6月に電気自動車(EV)のi-MiEV(アイミーブ)を発売。量産モデルとしては世界初のEVである。ベースとなったのは2006年にデビューしていた軽自動車のi(アイ)で、当初からEV化が計画されていた。直列接続した88セルの3.7V/50Ahのバッテリーで構成された総電力量16kWhのリチウムイオン電池を搭載し、最高出力64ps(47kW)/3000-6000rpm、最大トルク180Nm(18.4kgm)/0-2000rpmのモーターで後輪を駆動する。重量は約200kg増加しており、10・15モードの航続距離は160kmとされたが実際に走行可能だったのは80kmほどだった。

この年はトヨタ・プリウスが3代目となり、ホンダがインサイトを復活させている。レクサス初のハイブリッド専用モデルHS250hも登場。プリウスには後にプラグインハイブリッドモデルも加わる。低排出ガス車への買い替えを促進するエコカー減税も始まり、環境性能が商品力を左右するようになっていた。

2007年からプレミアムスポーツモデルのFシリーズを展開していたレクサスは、その頂点に位置するLFAを正式発表。予約受付を開始した。価格は3750万円で、500台の限定販売。CFRPボディーに専用のV10エンジンを搭載し、元町工場のLFA工房で熟練職人によるハンドメイドで作られた。スーパースポーツカーのジャンルに進出した一方で、トヨタはF1からの撤退を決めた。

世界的な景気後退の影響もあり、第41回東京モーターショーには主要な欧米自動車メーカーが不参加となる。中国の自動車販売台数が前年比46%アップで1364万台に達し、1042万台のアメリカを抜いて世界一に。

  • トヨタ・プリウス
    トヨタ・プリウス
  • ホンダ・インサイト
    ホンダ・インサイト
  • レクサスHS250h
    レクサスHS250h
  • トヨタ・プリウスPHV
    トヨタ・プリウスPHV
  • レクサスLFA
    レクサスLFA

2009年(平成21年)| 世相と文化 ~ 政権交代で鳩山内閣が発足し、裁判員制度がスタート

前年9月に福田康夫が総理大臣を辞任したことで発足した麻生太郎内閣は、国会答弁での漢字の読み間違いを批判されたこともあって支持率が低迷。自民党内からも麻生おろしの動きが強まった。追い込まれる形で衆議院を解散するものの、8月の総選挙で自民党は大敗。圧勝した民主党と社会民主党、国民新党が連立を組み、鳩山由紀夫内閣が成立した。

選挙の争点は消えた年金や少子化対策とされていたが、実際には政権交代が実現するかどうかが注目された。70%という高い支持率で始まった鳩山内閣は脱官僚・政治主導を掲げ、事業仕分けを推進。蓮舫議員の「2位じゃダメなんでしょうか」という発言が話題になった。日本で大きな政治的な動きが始まる前に、アメリカではバラク・オバマが建国以来初のアフリカ系の大統領に就任している。

裁判員制度が始まり、市民から無作為に選ばれた裁判員が司法に参加するように。地方裁判所で行われる刑事裁判で、殺人罪などの重大犯罪が対象となる。市民の日常感覚を司法に反映させ、裁判への理解と信頼を増進することが目的とされた。

8月に芸能人が相次いで薬物使用の疑いで逮捕される。押尾 学はホステスと一緒に合成麻薬MDMAを服用し、ホステスが死亡。酒井法子は夫が覚せい剤所持で逮捕されて任意同行を求められたが逃亡。5日後に出頭した。

草食系男子という言葉がマスコミで定着。恋愛に消極的で淡白な男性が増加傾向にあるとされた。歴女と呼ばれる歴史オタクの女性が認知されるようになり、歴史ゲームや武将コスプレが流行。

プレイバック2009年(平成21年)

★アカデミー賞
『ハート・ロッカー』
★日本アカデミー賞
『沈まぬ太陽』
★NHK朝ドラ/大河ドラマ
『つばさ』『ウェルかめ』/『天地人』
★日本レコード大賞
『Someday』EXILE
★日本ダービー馬
ロジユニヴァース
★日本カー・オブ・ザ・イヤー
トヨタ・プリウス
★新語・流行語大賞
「政権交代」

[ガズー編集部]

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