【懐かし自動車ダイアリー】2008年(平成20年)~クルマで振り返るちょっと懐かしい日本

ホンダ・フリード
ホンダ・フリード

2008年(平成20年)| 自動車 ~ コンパクトサイズのフリード、iQがデビュー

5月にホンダがコンパクトミニバンのフリードを発売。モビリオの後継車で、2003年にデビューしていたトヨタ・シエンタや日産キューブキュービックと同クラス。ミニバンとしては最小サイズとなる。トヨタ・ノア/ヴォクシーなどの箱型よりもコンパクトで扱いやすく、ミニバン販売台数第1位に。ショーン・レノンを起用した「This is サイコーに ちょうどいい Honda!」というCMも人気となった。

マツダは7月にビアンテを発売。広い室内空間を備えた3ナンバーサイズのミニバンで、鋭い形状のヘッドランプが特徴である。スバルは6月に「7シーターパノラマツーリング」をコンセプトにしたエクシーガを発売。ワゴンのように見えるミニバンで、視界のよさと開放感をアピールした。いずれも初代限りで生産を終了する。

トヨタが10月に発売したiQは、全長が3mに満たないマイクロカー。ヴィッツやパッソどころか軽自動車よりも短いサイズである。ダッシュボードを左右非対称にして助手席の足元を広くし、シートを薄型にするなどの工夫で4人が乗れるスペースを確保した。

金融危機を受けて自動車販売が急減。ビッグスリーは経営難が深刻化し、GMとクライスラーは公的資金による巨額融資で破綻を免れる。フォードは傘下のジャガーとランドローバーを売却し、マツダの株式も手放した。日本のメーカーも減産を強いられるがビッグスリーよりは落ち込みが少なく、トヨタは初めてGMを抜いて販売台数世界一となる。影響はモータースポーツにも及び、ホンダはF1撤退を表明。スバルとスズキはWRCのワークス活動休止を発表した。

  • トヨタ・シエンタ
    トヨタ・シエンタ
  • 日産キューブキュービック
    日産キューブキュービック
  • マツダ・ビアンテ
    マツダ・ビアンテ
  • スバル・エクシーガ
    スバル・エクシーガ
  • トヨタiQ
    トヨタiQ

2008年(平成20年)| 世相と文化 ~ 毒ギョーザ、秋葉原通り魔で社会不安が広がる

前年末から1月にかけて、中国製の冷凍ギョーザを食べて下痢や吐き気などの症状を訴えるケースが続出。検査すると有機リン酸系殺虫剤の成分が検出され、輸入販売を行ったジェイティフーズは自主回収。日本では使われていない農薬だったことなどから警察は製造工程での混入が濃厚としたが、製造元の天洋食品と中国当局は責任を否定。しかし、中国国内でも天洋食品のギョーザで中毒症状が発生する。2010年に天洋食品の元従業員が毒物混入の容疑で逮捕された。

6月に東京・秋葉原で通り魔による無差別殺傷事件が発生。2tトラックで歩行者をはねた犯人は、救護しようとする通行人や警察官にナイフで襲いかかった。7人が死亡し、10人が重軽傷を負った。犯人は以前からインターネットの掲示板に書き込みを行っており、この日も繰り返し投稿していて中には犯行予告と思われるメッセージもあった。

北京オリンピックでは女子レスリングの吉田沙保里と伊調 馨が連覇を達成。男子競泳では北島康介が平泳ぎ100mと200mで優勝。メダルが期待された野球は4位に終わったが、女子ソフトボールは上野由岐子などが活躍して決勝でアメリカに勝利。日本選手団は金9、銀8、銅8と合計25のメダルを獲得した。

前年にアメリカでサブプライムローン危機が発生し、金融市場が混乱。政府が巨額の救済資金を投入するが資産価値の暴落が止まらず、9月に投資銀行のリーマン・ブラザーズが倒産する。信用不安は世界的な金融危機に発展し、日本でも株価が暴落。景気後退で派遣労働者の雇い止めが広がったことで、年末から東京・日比谷公園に年越し派遣村が開設された。

ノーベル化学賞はオワンクラゲの緑色蛍光タンパク質を発見した下村 脩が受賞。ノーベル物理学賞は対称性の破れを研究した小林 誠・益川敏英・南部陽一郎の3人に与えられた。

プレイバック2008年(平成20年)

★アカデミー賞
『スラムドッグ$ミリオネア』
★日本アカデミー賞
『おくりびと』
★NHK朝ドラ/大河ドラマ
『瞳』『だんだん』/『篤姫』
★日本レコード大賞
『Ti Amo』EXILE
★日本ダービー馬
ディープスカイ
★日本カー・オブ・ザ・イヤー
トヨタiQ
★新語・流行語大賞
「グ〜!」「アラフォー」

[ガズー編集部]

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