【FJ SUMMIT IN JAPAN 愛車紹介】包容力があって、筋肉質なのに甘い顔。彼氏のようなFJクルーザーカラーパッケージ

『若者に向けたクルマ作り』それがFJクルーザーの開発の原点だったという。ランドクルーザーのロングセラーモデルFJ40をモチーフとしたエクステリアデザインに、現代の流行をとりいれた新しいタイプのSUVだ。
そんなFJクルーザーに乗る全国各地のオーナーさんたちが集まる『FJ SUMMIT IN JAPAN 2018』の前夜祭イベントとして開催された『FJ Campers Days 2018』で、オーナーさんからお話を伺った。ちなみにキャンプには251台、サミットには600台以上のFJクルーザーオーナーさんたちが参加し、家族や同じ趣味を持つ仲間との時間を満喫していた。

2006年3月に北米で販売が開始されたFJクルーザー。当時は北米のみで販売されていたが、2011年には日本仕様が登場した。ツートンカラーや丸目のヘッドランプを囲むグリルデザインと共に、カラフルなボディカラーが用意されているのも特徴だ。

今回の登場いただくFJクルーザーオーナー、まさみさんの愛車であるカラーパッケージの『ツートンオレンジ』は、会場でも一際目立つ存在だった。
以前は軽自動車に乗っていたというまさみさんが、大きなサイズの四駆へと乗り継いだ理由は「みかん君にひと目ボレしたんです」とのこと。ちなみに『みかん君』というのは、FJクルーザーのこと。オレンジ色だから『みかん君』と呼んでいるそうだ。
彼女は自分の愛車のことを『クルマ』ではなく名前で呼ぶ。「マッチョな体に可愛らしい顔、そのギャップに胸がぎゅっと締め付けられたんです。もう、彼氏として認識しているのかも」と、愛車の話題になるとテンションがあがる。なるほど、これは相当惚れこんでいるにちがいない。

「もともとオレンジ色が大好きなんです。でも、服で取り入れるにもちょっと勇気のいる色だし、私に合わないな～って思ってました。そこにオレンジ色を見事に着こなしているみかん君が現れたんですよ」
ただ、オレンジという色が少し目立つのか、友人に「昨日○○にいたでしょ～」と言われることが多いそうだ。まるで、監視されているようで悪いことはできないなと思いますと苦笑いしていた。それと同時に「カッコ良いから目立つんですかね？」と誇らしげでもあった。
愛車についてインタビューしているのに、彼氏との“のろけ話”を聞いている気持ちになってくる。

そんな、まさみさんとみかん君は出会って5年目。一体どんな時間を過ごしてきたのだろうか？
「ロングドライブで湖を見に行ったり、海に行ったりしますよ。一人で、車中泊で。足だけ水に浸かりながらチャプチャプするのが大好きです」とのこと。
大勢でワイワイでかけるのも楽しいが、みかん君と2人の世界に浸りながら、いろいろ考えるのもリラックスできる時間なのだという。「旅先では、みかん君との2ショットを撮ってインスタグラムに投稿します」とのことで、横からのショットが一番男前に写るということも教えていただいた。

男前なみかん君だが、さらなる高みを目指すためイメチェンを考えているようだ。「5年間、そのままの姿で愛したので、そろそろ私の好みである無骨でもっと男らしい仕様にしたいと思います」
まずは、リフトアップで身長を高くする計画を立てているという。FJクルーザーがたくさん集まるイベントに行った時に、リフトアップしたFJクルーザーのオーナーさんから「小さい」と言われたからだそうだ。
その後は、今よりもゴツゴツしたデザインの鉄チン・マットブラック仕様のタイヤホイールに替えるとのこと。そうすることで、横顔がもっと卓越されたワンランク上の男らしさを演出できるらしい。
「リフトアップしたら水辺を走ってみたいですね」
来年は、バリバリにカスタムされたみかん君を見ることができそうだ。癒し系の彼女からは想像のつかないマッチョなクルマになっていることだろう。

[ガズー編集部]