カッコ可愛いく仕上げたRAV4が彩る“私らしい”カーライフ
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トヨタ・RAV4 アドベンチャー(AXAH54型)
1994年にアウトドアでも街乗りでも楽しいクロスオーバーSUVのパイオニアとして初代が誕生し、いまや北米を中心に世界各国で高い人気を誇るトヨタの世界戦略車RAV4。
4代目は日本国内では発売されず海外専用モデルとなっていたものの、国内復帰した5代目モデルは2019-2020年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、日本でもあらためてその存在感を示している。
そんな5代目RAV4を自分好みに“カッコ可愛く”カスタムして楽しんでいるのが、今回ご紹介する『TAMAYO』さんだ。
ドライブが好きでカッコいいクルマが好みだというTAMAYOさん。東京に住んでいた頃はマーチやセレナ、エルグランド、デイズなどをファミリカーや通勤車として所有していたそうで、地元である石川県に戻ってきたタイミングで雪道に強い愛車として選んだのは日産のSUV、エクストレイルだったという。
「ちょうどその頃のエクストレイルって、ゴツい感じからシティ派なデザインに変わったタイミングで、それが好きで購入したんです。その後、ハイブリッドエンジンに不具合が出たりしたこともあって、乗り換えようと中古車をいろいろ探していた時に、ヴォクシー GRパーツを見て、外装の見た目も内装のシートもすごくカッコよかったので購入しました。実際、ワンボックスで荷物はたくさん載るし、ワンコもいるのでとても良かったんですけどね、やっぱり雪国での走行はちょっと不安があって…」
そして「やっぱりSUVに戻ろう!」と決め、モデルチェンジしたエクストレイルやフォレスターなど、いろいろなSUVに試乗してみたものの、いまいちピンとくるクルマに出会えず…そんな時に、お付き合いしている相手が購入したのがトヨタ・RAV4のプラグインハイブリッドモデルだったという。
「彼が買ったRAV4のPHVモデルを見て『これいいじゃない!』と一目で気に入りました。でも、流石にPHVは高くて買えない…。じゃあ、PHVは無理でもハイブリッド仕様は絶対条件だなと考えながら調べていて目に留まったのが、アドベンチャーグレードだけに設定されたアッシュグレーメタリック×グレイッシュブルーのボディカラーだったんです」
こうしてTAMAYOさんが2023年に新車購入したのがトヨタ・RAV4 アドベンチャー(AXAH54型)。
購入前から決めていたこだわりのハイブリッドE-Fourであることに加え、専用フロントグリル&フロントバンパーや前後スキッドプレートを備えるアドベンチャーグレードとなると、標準グレードよりも高価だが「このボディカラーはアドベンチャーじゃないと選べなかったし、そこは譲れなかったんですよね」とのこと。
そして「自分だけのカッコいいRAV4に乗りたい!」という強い想いを持っていたTAMAYOさんは、そんなこだわりの車種グレード選択に加えて、さっそく納車前からカスタムに取り掛かったのだとか。
「納車前からディーラーにブリッツ製のタワーバーやマフラーを持ち込んで取り付けてもらいました。マフラーは彼の愛車にガナドール製が装着されていたので、それとは違うものにしたいと思ったことと、いろんなマフラー音を聴き比べて、ハイブリッドモデル向けもリリースしていたブリッツさんの製品にしたんです。オプション装備として用意されていたTRD製の泥除けも、雪道対策として追加しました」
TAMAYOさんよりひと足早くRAV4を購入した彼も、彼女以上にオリジナルカスタムにこだわっていて、RAV4ミーティングなどでは注目を集める存在なのだという。カスタムの方向性は異なっても、彼からのアドバイスも大切な情報源のひとつとなっているのだと楽しそうに話してくださる様子から、おふたりで一緒にカーライフを満喫されているのだということが伝わってきた。
こうして、納車後もパートナーと共にインターネットやオフ会などでRAV4のカスタマイズ情報を収集しながら、オリジナリティの高いカスタムを着々と進めているTAMAYOさん。
そのドレスアップカスタムはただ闇雲にアイテムを追加しているのではなく、彼女のコンセプトに沿ったものとなっているところがポイントだ。
「ボディが優しい印象のカラーなので、それに似合うブロンズ系のパーツでなるべく統一するようにしました。譲ってもらったフロントリップもブロンズに塗装し、ホイールもワークエモーションのブロンズカラーで揃えています。あとは他の人とちょっと違うことがしたかったこともあって、バックドアガーニッシュやドアミラー、給油口はブロンズカラーにするだけでなく、プロショップでカスタムペイントをしてもらってすごく気に入っています。それとフロントグリルはネクサスジャパン製に交換しているんですが、付属のTOYOTAエンブレム、それと海外から購入したサボテンちゃんのグリルバッジもブロンズカラーにしました。サボテンちゃんは密かに可愛い感じを出せたと満足感の高いアイテムです」
その“可愛いらしさ”の部分では、彼女が小さい頃に観ていたというアニメの大好きなキャラクター『トムとジェリー』の存在も大きな役割を果たしている。
「トムジェリはミーティングで他の方がクルマにキャラクターを貼っているのを見て『可愛い!』って影響されましたね(笑)」
TAMAYOさんが身につけていたジャンパーやキーホルダーも、もちろんしっかりとコーディネートされていた。
こだわりのカスタムが詰まった外装とは対照的に、内装はシンプルな純正スタイルを維持しているが、だからこそ目に留まるのは、助手席のダッシュボードで愛嬌を振り撒いている2体の縁起だるまと『トムとジェリー』のアクリルグッズだ。ちなみに縁起だるまは、群馬でRAV4のミーティングに参加した際に立ち寄って購入したものだという。
「最初はここまでやるつもりは全然なかったんです。マフラーを入れたり、タワーバー入れたりとかその程度でとどめておこうかなって思っていたんですよね。けれど、それがだんだん激しくなっていったのはやっぱり彼の影響が大きいかもしれません。あとはミーティングでいろんなカスタムに出会って触発されている部分もあります。私、周りの影響を受けやすいんですよね(笑)」
そんな彼女がオリジナリティのカスタムを追求する上で、ポリシーとしていることが『ディーラーに持ち込めるクルマ』であること。そのため、基本パーツの取り付け作業などはディーラー持ち込みが基本なのだそうだ。
そして、現在お世話になっているディーラーの店長さんと知り合ったキッカケは、彼女のもう一つの趣味である、飛行機撮影関係なのだとか。
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(写真提供:ご本人さま)
「飛行機撮影はRAV4に乗る前からの趣味なんです。飛行機がたくさん飛ぶところに引っ越してきたので行ってみたら、常連のおっちゃんたちがいい感じで撮っているのを見せてくれて『すごいな!』って思って。近場で気軽にいけるし、その頃は趣味もなかったので、私もちょっと撮ってみようかなと思ったんです。今は少しずついい機材も集まってきたので、飛行機だけ撮るのはもったいないと、最近では飛行機と一緒にクルマも撮影するようになりました!」
そんな彼女のクルマのラゲッジには、カメラの三脚が常備されているそう。
そしてもうひとつ常備されているのが、大きなコストコのエコバッグ。これはコストコで必ず箱買いするお気に入りの商品を運ぶためなの必需品なんだとか。広さに定評のあるRAV4のラゲッジスペースを日頃からフル活用しているというわけだ。
このRAV4に乗り始めてまだ2年と数ヶ月だが、走行距離はすでに3万5000kmに達しているというから、通勤からプライベートまで大活躍していることが窺える。
TAMAYOさんは、このRAV4の実用面でも大満足しているそうで「ミーティングなどで長距離を一気に走ることもあるんですが、このクルマは目線が高くて運転しやすいし、高速も安定しているからすごく運転しやすいところも気に入っています」と笑顔で語る。
「今の時点でカスタムしたいことはひと通り手を入れた状態なんですが、これまでにここまで手間もお金もかけたクルマはないですし、カッコ可愛くなった見た目も、実用面でもすごく気に入っていますね。まだ2年しか経っていませんが、できればこの先もずっと乗り続けていたいです!」
TAMAYOさんの愛が詰まったこだわりのパーツ選びやオリジナルカスタムで唯一無二の存在となったRAV4は、これからも彼女のカーライフをキラキラと彩り続けることだろう。
(文: 西本尚恵 / 撮影: 清水良太郎)
※許可を得て取材を行っています
取材場所: 福井大学 文京キャンパス(福井県福井市文京3-9-1)
[GAZOO編集部]
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