憧れの初代インプレッサはもう家族の一員!何から何まで理想の一台
高校生の頃、叔父さんの助手席に乗せてもらったことがきっかけで、インプレッサの虜になったのぶりんさん。大学を卒業後、蓄えをはたいて憧れのインプレッサを購入。そのまま大事に乗り続けて、今に至ります。
――のぶりんさんはSNSで、よく初代インプレッサの画像を公開されています。これまでの愛車歴を教えて下さい
22歳(7年前)の時にインプレッサ(GC8)WRX STi Version.Ⅵを中古で購入。3年前にエクシーガを中古で購入しました。
――えっ、インプレッサからエクシーガへの乗り替えですか?
いえ、増車です。6年前に入籍して1人目の子供が生まれ、妻と「そろそろ使いやすい実用車が必要かな」という話になりました。当初はミニバンの購入を考えていたのですが、最終的には乗りやすく、自分でメンテナンスができるエクシーガを選びました。
納車した日から、子供の送り迎えや家族との外出といった役割は、インプレッサからバトンタッチしました。
――今回はインプレッサを中心に、インタビューを進めたいと思います。まずインプレッサを購入するに至った経緯を教えて下さい
高校生の頃、叔父が同じモデルのインプレッサに乗っていたんです。どのようなクルマかは知ってはいたのですが、実際に助手席に乗せてもらった時の衝撃が忘れられず、自分も「買うならインプレッサだ」と、ずっと思い続けていました。
――購入は2016年とのことですが、のぶりんさんの所有されるインプレッサは2000年に生産を終了しています。生産終了から16年も経ってからのクルマ探し、すんなりと見つかりましたか?
当初は同じ世代のインプレッサスポーツワゴン(GF8)を探していました。中古車情報誌で走行距離が3万キロに満たない、銀色の「STi VersionⅤ」を見つけ、即座にお店に連絡したのですが、店長さんから「もう商談中だから、話が流れたら回すね」との返事はありました。
結局、そのスポーツワゴンは買えなかったのですが、せっかくなので、そのままそこのお店にお世話になることにしました。
数日後、店長さんから「スポーツワゴンの出物はないけれど、そこそこ程度の良さそうなセダンが入庫したよ。よかったら見にくる?」との連絡があり、すぐに確認に向かいました。それが今、乗っているインプレッサです。
「リアに修復歴があるけど、綺麗に直されてる。オドメーターは交換歴があって、デフコン(DCCD)も壊れやすいし……」。悪いところは悪いと正直に言ってくれる店長さんを信じて、購入を決めました。
――初代インプレッサは人気のクルマです。中古車価格も高騰していたのではないでしょうか
価格は100万円ちょうどでした。就職直前の私にとって、かなりの高額ですが……。欲しいクルマが目の前にあったら、無理しても買っちゃいますよね。
――たしかに!
けれど今思うと、72,000キロで100万円は、妥当な価格だったと思います。その後の高騰っぷりもすごいですし。結果的にこのインプレッサは大当たりの個体で、今日まで大きなトラブルを起こしていません。
メンテナンスも消耗品の交換程度にとどまっていて、楽しいカーライフを過ごせています。店長さん、いいインプレッサをありがとう!(笑)
――はれてインプレッサオーナーとなり、はじめて運転した感想はいかがでした?
速さより、乗りやすさが勝ってた覚えがあります。
――これまでインプレッサに乗ってきて、どこに魅力を感じていますか?
排気音、デザイン、乗り味、扱いやすいサイズ、軽さ、速さ、ダイレクト感、危うさ……。挙げ始めるとキリがありません(笑)。すべてが魅力で、理想のクルマです。
――のぶりんさんのインプレッサはノーマルを崩さない、まとまりの良さが印象的です。何かカスタムしていますか?
外装ですが、ミラーを純正砲弾ミラーに交換。フードブレスグリル、エアスクープ、トランクスポイラー(ハイマウントストップランプ埋め込み加工)を、それぞれ社外品に交換。スポイラーをSTi製アルミダブルウィングスポイラーに交換しました。
内装はシフトノブをSTi製に交換、インパネにスウェード調シートを貼り付けました。あと機関系はエアクリーナーをSTi製の乾式に、マフラーとブレーキパッドを社外品に交換してあります。
私は自動車整備工場に勤めているので交換は自分で行い、かかる費用は部品代だけで済んでいます。
――ご職業は自動車整備士なんですね
はい。なのでSNSではインプレッサを整備しているところや、部品を交換しているところも公開しています。
――インプレッサに乗っているからこそ、体験できた事柄もたくさんあると思います。その中で印象に残った出来事を教えて下さい
初代インプレッサの生誕30周年を祝うことが出来た事が、最近の大きなイベントでした。
――それは「GC/GF榛名オフ2022」のことですか
そうです。これまでにも何度か榛名オフには参加しましたが、2022では、はじめて家族そろって参加しました。30周年ということで雑誌の取材もあり、オフ会ページの一角に掲載もされました。掲載号は宝物です。
榛名オフの前月には、やはり初代インプレッサを中心としたイベント「MEANEYEJACK2022」に参加しました。走行枠でエントリーし、インプレッサでサーキットデビューを果たした、思い出深いイベントです。
――のぶりんさんとインプレッサの雰囲気から、走行会には頻繁に参加していると思っていました
頻繁に参加したいのは山々ですが、家族に負担をかける訳にもいきませんしね。普段はゲーム内で、サーキットの走行を楽しんでいます。
――のぶりんさんのクルマ趣味に対して、ご家族はどのような反応をされていますか
多少、冷ややかな目でみられますが(笑)。それでもかなり許容してもらっているというか、インプレッサも家族の一員として、みてもらえている気がします。
――先ほど「インプレッサを整備しているところを、SNSで公開している」というお話をうかがいました。他にどのような投稿を?
インプレッサやエクシーガに関係するものでは、洗車しているところだったり、出掛けた先で撮った写真を載せています。ほかは『グランツーリスモ』とかゲームが多いですね。というか、もともとはゲームのフレンドをさがすため、SNSを始めましたから。
あとは飼い猫の「ごまだんご」をはじめ、日常的な事柄でしょうか(笑)
――分かります、ペットの写真は投稿したくなっちゃいますよね。これまでにSNSを通じて、印象に残る出来事があったら教えて下さい
初代インプレッサのデザイナーである手島彰さんと繋がりをもてた事が、とても印象的でした。
――それでは最後になりますが、のぶりんさんとインプレッサとの関係を一言であらわしたら、なんですか?
家族というか相棒というか、切っても切れないものだと思います。
自身で整備しながら、最初に手に入れたインプレッサを維持し続けるのぶりんさん。ご家族の理解の元、インプレッサ、そしてエクシーガとのカーライフを楽しんでいるのが、ひしひしと伝わりました。
これからもインプレッサと二人三脚でイベントに遠征され、その楽しげな様子がSNSで公開されるでしょう。
【X(Twitter)】
のぶりんさん
【Instagram】
nob_reさん
(文:糸井賢一)
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