僕をクルマ好きに変えてくれた マツダ アクセラセダン
18歳だった「Mさん」は、両親の勧めで嫌々教習所に通うことになったそうです。住んでいる所は公共交通機関が発達していたため、クルマが無くても困ることはないのに……が本音だったと話してくれました。
そうして免許取得後に乗り始めたのは、知り合いから6万円で購入したワゴンR。この時は、クルマは乗れれば何でも良いや!と思っていたそうですが……。
今回は、Mさん×アクセラセダン のお話をお届けします。
―――免許取得後にワゴンRを購入しようと思ったのはなぜですか?
単純に安かったからです。というか、クルマに興味が無いどころか、お金をかけることも嫌だったから6万円なら良いかなという感じでした。
本当は免許も取るつもりはなくて、「就職する前に取っておきなさい」という両親の勧めで仕方なく教習所に通ったんです。
―――なるほど。今はアクセラセダンに乗っているとのことですが、ワゴンRと同じ理由で購入されたのですか?
いえ。このアクセラセダンは2台目になるのですが、このクルマが良いと思って乗っています。
―――えっ、2台目!? ということは、前の愛車もアクセラセダンということですよね。クルマに興味がないと仰っていたのに、一体何があったのですか?
それ、僕自身が一番思っています(笑)。
ワゴンRに何となく乗り始めたわけなんですけど、買い物に行った時に荷物を詰める、天気を気にしなくていいという便利さ、そしてバスや電車で行けないような場所に自分で行けるという、クルマだからこそ味わえる魅力に気付いたんです。
そんな時に、ワゴンRのターボが壊れてしまい、アクセラセダンの購入を決意しました。
―――アクセラセダンを選んだのはなぜですか?
セダンの形が好きだからです。家のクルマがレクサスLS460で、フロントノーズが長くてカッコいいなと思っていたんです。ワゴンRも好きだったんですけどカクカクしてたから、それよりは流線型というか滑らかな感じが僕好みで。
その条件を満たした上で、僕が新車で買えるクルマとなると、アクセラセダン一択でした。
―――同じクルマを購入するくらい、好きなクルマになったんですね。
いや、それは猪が……。
―――ん?猪?
はい。猪がぶつかってきたんです。それも、すごく大きな猪が。
―――パワーワード……。というか、猪ってクルマを買い替えるくらいの破壊力を持っているんですか?
持ってます。だって、左側フェンダーが歪んで、ドアが開かなくなりましたからね。避けようと思ったんですけど、後ろにも横にもクルマがいたから、それが出来なかったんですよ。
―――ひいいっ!怖い!猪の体当たりがすごいのは、ものの○姫の中だけかと思っていました。
あはは(笑)。まぁ、今となってはネタになっているから、これはこれで良しとしているんですけどね♪で、話は戻りますが、同じクルマを買うことになったのは、1週間後にカスタムをする予定だったからです。
その時すでにサイドスカートを購入していて、予約キャンセルも出来ないし、気に入っているクルマだったから2台目を買っちゃおうと思い切りました。
―――あらら…。それは大変でしたね…。
いや、でも、結果的にこれで良かったと思っています。1台目はディーラーマンの言うままに“ソウルレッド”というボディーカラーを購入したんですけど、カスタムしようとすると合わせるのが難しい色でして。
深みのある綺麗な赤だから、そっちに目がいっちゃって黒いエアロが目立たないなとは感じていましたから。
―――じゃあ、次に買ったのは何色だったんですか?
白色です。白の方が落ち着いた色で、自分に合っているし、黒のサイドスカートは映えましたしね。
ただ、後にこのサイドスカートは白に塗り替えることとなります。
―――まさかっ!?猪ですか!?
いや、もう猪からは一旦離れましょ?ね?(笑)
理由は、ケンスタイルというフロントリップを知り合いの方から譲ってもらったことがキッカケです。これが白色だったんですよ。だから、サイドの黒だけ浮いちゃって変だったから塗り直しました。
―――そういうことだったんですね。ちなみに、他にカスタムしている所はありますか
外観で一番好きな箇所がヘッドライトで、あの目つきが大好きなんです。
アイラインガーニッシュを貼ることによって、もっと鋭く睨んでいるような雰囲気に仕上げました。ほかには、車高調を入れて、ホイールを替えて、補強パーツも入れてという感じですかね。
内装でいくと、音楽を聴くのが好きなのでオーディオを変えています。
―――お話を聞いていると、すっごく変わったのですね。
そうです。自分好みにカスタムをすると、すごく愛着が湧くようになりました。めんどくさいと思っていた洗車が、日課になったし、むしろ楽しいんです。
早く目的地につかないかなと思っていた運転は、精神的にリフレッシュ出来る時間になり、クルマに関わる時間が、僕にとって大切な時間に変わりました。
あの時免許を取っていて良かったです。だって、こんなにも毎日が楽しくなったから。
走るのも好きだそうですが、綺麗にクルマに乗ることを大事にしていると話してくれたMさん。これからも、アクセラセダンライフを楽しんでいくそうです。
(文:矢田部明子)
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