1990年「いつかはこのクルマに乗る!」と決意し、手に入れて18年。1994年式 ホンダ・NSX
「一念岩をも通す」という言葉があります。強い信念があれば、どんなことでも成し遂げられるという意味です。自分には無理かもしれないと諦めてしまうのは簡単です。しかし、強い信念があれば…いつかチャンスがめぐってきます。
1990年のデビュー当時、ホンダ・NSXの発表展示会で実車を目のあたりにし、「いつかはこのクルマに乗る!」と決意したキヨさん(62歳)。その夢を18年前にかなえ、そしていまも変わることなく惜しみない愛情を注いでいるようです。
―― かっこいいですね!まずは、キヨさんの愛車をご紹介ください
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1994年式 ホンダ・NSX
愛車は「1994年式 ホンダ NSX」です。手に入れてから18年、現在の走行距離は19万5千万km、私が手に入れてからは約15万km走りました。
―― 間もなく20万kmに到達するとは思えないほどきれいなNSXで驚きました。キヨさんがクルマにご興味を持ったのはいつ頃だったのですか?
私はいま62歳ですが、クルマが好きになったのは10歳のときでした。父が当時スカイラインに乗っていまして、スカイライン1800GLからスカイライン2000GTX-Eに乗り替えたんです。その後はグロリアを3台、乗り継いでいましたね。
日産プリンスから送られていた「PRINCE」という冊子を読んでいたことを覚えています。その後、週刊少年ジャンプで「サーキットの狼」の連載がはじまり、これにハマりました(笑)。
―― まさにスーパーカーブーム直撃世代ですね。NSXを手に入れるきっかけは何だったのですか?
『ベストカーガイド』や『モーターファン』といった自動車関連の雑誌で、ホンダが開発しているミッドシップカーの記事を読んだことがきっかけです。1990年9月に行われたNSXの発表展示会に行って一目惚れし、「いつかはこのクルマに乗る!」と決めました。
―― ついに念願のNSXを手に入れたわけですね。納車当日の記憶や、初ドライブの思い出を聞かせてください
後輩が勤めていたディーラーの整備ブースにNSXが置いてあったことを覚えています。初ドライブの思い出は、妻を乗せて近所をドライブしたことです。ただ、その後、妻がNSXに乗ることはありませんでした…。
―― いやはや…心中お察しいたします。(気を取り直して)キヨさんは、NSXのほかに愛車をお持ちなんですか?
近距離はホンダ・ステップワゴン、200 kmくらいの中距離であれば、フォルクスワーゲン・ ゴルフV GTI、そして250 km以上のときはNSX…と乗り分けていますね。長時間運転できるスーパーカーであることが自慢です(笑)。
ドライブするときのBGMは稲垣潤一(蒼い追憶・夏のクラクション)、佐野元春(SOMEDAY)、大滝詠一(恋するカレン・幸せな結末)あたりの曲をよく聴きますね。
―― 3台の使い分けが絶妙ですよね!NSXを手に入れてからキヨさんが手を加えた箇所はありますか?
BBSのホイールとタイヤ(GOOD YEAR Efficient 255/35R18)、あとは簡易カーナビの装着です。
先日、カロッツェリアのAR HUDユニット(ND-HUD10)を入手したので取り付けようと思っています。
それと、ちょっとした工夫なのですが、狭い駐車場での乗り降りしやすくするために、パワーウインドウに仕掛けを仕込んでいます。窓を開けてからクルマから降り、その後オートパワーウインドウを使って窓を閉めます。乗り込むときも、ドアをちょっとだけ開けてオートパワーウインドウで窓を開けると乗り込むことがとても楽になるんですよ。
―― ちょっとしたライフハックで使い勝手が良くなりますよね。ちなみにNSXとのカーライフでいちばんの思い出を聞かせてください
新潟、長野を巡ったドライブ旅が思い出です。トータルで770 kmほど走りました。
新潟県糸魚川市にある、石や地球に関して学べる博物館「フォッサマグナミュージアム」にも行きました。「フォッサマグナ」って、ラテン語で「大きな溝」という意味があるんですよ。
このときは「フォッサマグナミュージアム〜フォッサマグナパーク〜小滝川ヒスイ狭〜高良の池から明星山を望む〜白馬スキー場〜青木湖〜戸隠神社〜鏡池〜野尻湖」のルートを回りました。高速道路を使用していますが、一般路はほどよいワインディングロードで楽しめましたよ。
私にとってNSXは長距離ドライブ用なので、先日も岩手県で18時からはじまる会議にNSXに乗って参加し、その日の深夜に帰宅しました。この日の走行距離は505 kmでした。
もし、NSXがなかったとしたら新幹線で移動するか宿に泊まっていますね。
―― 一気に走りましたね。NSXを運転するときに気をつけていること、意識していることはありますか?
「クルマに負荷の掛かる走りはしないこと」です。
20数年前にレーシングカートのレースに参戦していた時期があったんですが、NSXでサーキット走行をしたのは1度だけです。
―― キヨさんがNSXに「伝えたいメッセージ」をぜひ聞かせてください
私にとって、NSXは親友のような存在です。終のクルマとしてよろしくお願いします!
現在、お付き合いのある写真家の青柳陽一先生が、85歳でスズキ・ジムニーと、三菱・パジェロ(青柳陽一バージョン)を乗りこなしていらっしゃるんです。私も、先生にならって85歳くらいまでは乗りたいですね。
「終のクルマ」、「アガリのクルマ」などといいます。つまり、人生そしてカーライフにおける最後の愛車というわけです。どのようなモデルを「終のクルマ」に選ぶのかは人それぞれ。しかし、せっかくであれば、ましてやクルマ好きであれば「憧れのクルマに乗って自身のカーライフの最後を飾りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
キヨさんのように、夢を現実のものにして、18年、15万kmをNSXとともに過ごしてきた数々の思い出、目にしてきた景色は何ものにも得がたい記憶、そして体験であったことは間違いないといえるでしょう。
【Instagram】
キヨさん
<取材・編集 株式会社キズナノート>
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