「実家のような安心感」トヨタ カローラツーリングワゴンはやることが尽きない最高のクルマ
今回お話を伺ったのは、セリカ(ST205)やマークⅡ(JZX90)、カローラツーリングワゴン(AE101G)の3台体制で、充実したカーライフを楽しんでいる、さとしさん26歳。
中でも1998年式のBZツーリングというグレードのカローラツーリングワゴンには特別な感情を抱いているそうです。最初は軽い気持ちで買ったクルマでしたが、彼の気持ちが変化したのは何故だったのでしょう。
今回は、カローラツーリングワゴン(以下カローラワゴン)×さとしさんのお話です。
――カローラワゴンとはいつ出会ったんですか?
4年前ぐらいだったと思います。当時はベンツに乗っていたんですが、生活環境が変わるタイミングで手放すことになったんですよね。その時に「普段使いもできて、走りも楽しめるクルマは何かないかな」って思ってネットで探していたんです。
それでたまたま見つけたのが、今のカローラワゴンだったんですよ。
――最初からカローラワゴンを探そうと決めていたわけではなかったんですね?
この型のカローラは好きだったんですが、乗りたいクルマとして全然眼中になかったんですよね。カローラに関して知識も無くて…。
でも、今乗っているカローラワゴンはBZツーリングっていうスポーツグレードなんですが、4A-GEっていう、スポーツカー好きなら誰もが知ってるエンジンが積まれているんですよ。見た目は普通のカローラワゴンなんだけど、中身は4A-GEで、しかも6速MTっていうギャップにも惹かれて購入したんです。
走らせたい時にはしっかり走って、日常使いでも頼りになる。そういうクルマに魅力を感じていたので、正にドンピシャのクルマだったんだと思います。
――3台持ちということですが、カローラワゴンの乗車頻度は高いんでしょうか?
趣味も仕事も日常も全部、というかほぼ毎日、それぞれに乗ってます。中でもカローラワゴンは1番メインで使っているんですよ。
というのも、めちゃくちゃ使いやすいんです! 5ナンバーで大きすぎないところとか、メンテナンスするにしてもシンプルなのが良いというか、余計なものがあまりないというか。走る、止まる、曲がる、という基本的動作しかできないシンプルさにも、逆に味を感じて、奥ゆかしさまで感じていますね。
――納車日はワクワクされたんじゃないでしょうか。
実は結構問題があったんです……。
当時コロナ禍というご時世で、遠方にあった実車を、購入前に観に行く事ができなくて……。連絡手段であったメールで気になる箇所をやり取りして、取引相手を信用する形で購入したんです。
その後、届いたカローラワゴンがまさかのまさか、めちゃくちゃな状態で、全然メンテナンスもされてなかったんだって分かるほど、クタクタな状態でした。
――それは困りましたね……。そこからどうしたんですか?
買って1日目で「もう廃車かな」って思うくらいの状態だったので、手放すか自分で直しながら乗っていくか、この2択ですごく悩んだんです。
でも最終的に、直していこうと決断したんですよ。
――まだカローラワゴンについて知識も無かったとおっしゃっていたので、大変な決断でしたね。
このクルマってセリカよりもシンプルな作りだと感じたので、自分で直して挑戦してみようかなって思えたんですよね。最初が悪い状態だったから、失敗しても良いからとりあえずやってみようって、そんな思いでした。
――修理は問題なく進んだのでしょうか?
はい。コツコツ直しながら、かれこれ5万kmくらい走ってきましたが、一度もレッカーのお世話になっていません。最初のダメージは大きかったんですけど、僕みたいな素人が修理しても止まらずに走ってくれるようになったのは、カローラだからなのかなって思うところもありますね。
修理し始めたのは気まぐれだったのかなとも思うけど、以前乗っていたベンツも古かったんですが、手放した理由が“自分で直せなかったから”なんですよ。今思い返すと「このカローラワゴンだったら自力で治せるかもしれない」と、どこか思って買っていたのかもしれないですね。
――カローラに初めて乗ってみて、フィーリングはどんな感じでしたか?
まず、ミッションを操作したフィ―リングが「このクルマ、結構カッチリしてるんだ」って感じました。
僕はクルマの感触フェチというか、ドアを開けた時の感覚とかハンドルを回した時の感覚の違いをいつも楽しんでしまうんです。カローラは普通車なんだけど時々普通車じゃない気配があって、それは乗り出してから気付いたことですね。
この1グレードにしか搭載されなかったエンジンとミッションだけど、これほどに面白く奥深いパッケージングのクルマが世に出ていたんだって実感しました。
――4年間乗られてきた今、さとしさんが1番気に入っているポイントってどこですか?
ボディカラーです。
ツートンカラーのクルマというだけでも良かったし、緑と茶色がかったメタリックカラーの組み合わせが特に好きです。アウトドアに出かけたくなるような色で、海とか山が似合うような緑は、出会った時からずっと気に入っていますね。
――内装のお気に入りはポイントはありますか?
内装は一見普通車なんだけど、メーター周りとかがBZツーリングに合わせて変更されていて、メーターの部分だけ白盤の赤い針のスポーティなメーターになっているんですよ。高回転型のエンジンが乗っているので「タコメーターは8,000回転まで回せるようになってますよ」っていうさりげないアピールがされているのが好きですね。
――今までで一番印象的なカローラワゴンとの思い出はありますか?
去年あたりで修理が大きく進んだのもあり、福岡県久留米市に行ったことですね。実はこの遠出がカローラワゴンで行く初めての旅でした。往復で1,600kmくらい走ったんですけど、全然問題なく走れました。
後席を倒すと車中泊も出来ちゃうので、日を跨いで行く旅行を1台で完結できるんだって感動しました。これが満足にできるのってやっぱりカローラワゴンの1つの強みだなと思います。
――今後カローラワゴンとのカーライフはどのように過ごしていきたいですか?
購入当初は状態が悪かったのもあり「どうせ2、3年くらいで満足するかな」って思っていたんですけど、蓋を開けてみたら普通に使えるっていうことに気付いたんですよね。
しかも、その普通に使えるっていうポイントが“楽しみが後から湧いてきてくれる感じがする”というか……。まだまだ余白がある感じがして、これからもっとやりたいことが沢山あるので、それを1つずつやっていきたいです!
――さとしさんにとって、カローラツーリングワゴンはどういう存在になっていますか?
実家のような安心感がある。そんなクルマですね。
3台体制でそれぞれ乗っていると話しましたが、カローラワゴンに乗った時「そうそう、こういう感じだったよね!」っていう感覚が、まるで実家に帰ってきた時のような感覚に似ているんです。シンプルさがそう感じさせるのかなとも思うんですが、平和な日常のような安心を感じられるのは、このカローラワゴンだけですね。
これまでの4年間は走れるようにするための勉強期間だったけど、今後は走るという趣味にベクトルを向けて勉強をしていきたいと思います。
「このクルマでしたいことって本当、尽きないんですよね。」
そう話すさとしさんからは『カローラツーリングワゴンというものをとことん楽しみ、知り尽くしたい』という、愛車に対する姿勢を強く感じた。
“クタクタの状態だったにも関わらず愛情を注いでくれたさとしさんへの感謝”はカローラの燃料となり、これからも元気に走っていくのだろうと、筆者は想像しています。
(文:秦 悠陽)
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