ラリージャパン ソルベルグ親子がスバルの復帰を熱望

  • ラリージャパンのトークショウ ユハ・カンクネン氏とペター・ソルベルグ氏とオリバー・ソルベルグ氏

    ユハ・カンクネン氏、ペター・ソルベルグ氏、オリバー・ソルベルグ氏

11月16日(木)にラリージャパン2023が開幕した。豊田スタジアムでは来場者に楽しんでもらえる沢山のイベントが準備されており、16日はコースウォーク、ラリーのヒストリックカー走行、ラリーカー同乗体験、そしてイベント広場では各種ステージが準備された。

多くの観客が集まったトークショーに登場したのは、伝説のドライバーであるユハ・カンクネン氏、スバルに初のWRCタイトルをもたらしたペター・ソルベルグ氏、WRC2に参戦し父がペターのオリバー・ソルベルグ氏だ。

トークショーでは3人がWRCに関わる夢を語った。
ユハ・カンクネン氏は「20年以上のキャリアで200万km以上走りました。もうラリーはいいかなと思っていますが、デモランは続けていきたいですね。少し前にラリー北海道でクルマを走らさせていただきましたが、皆さんに喜んでいただけました。自分の農場に戻ったら、いろいろなクルマに乗りたいです。」と語った。また先日、自分の農場で転んで肋骨を骨折し5週間の安静期間中であるというため、「今回のST185セリカでのデモランはゆっくりしたスピードで皆さんに手を振りながら走ります」とのことだった。
ペター・ソルベル氏は「夢はいつも見て欲しいし見るべきです。かなわない夢はないと思っています。私は今まで夢みたことは叶えてきましたし、まだ夢は持っています。ぜひスバルさんに頑張って欲しいです。」と語った。
オリバー・ソルベルグ氏は「世界チャンピオンになりたいです。カンクネンさんは僕のアイドルです。スバルでチャンピオンになりたいです。来年は99%ラリー1のドライバーになります。マニュファクチャーはスバル以外でもOKです!」
スバル復活のワードがソルベルグ親子からはでると、会場では拍手、そして「スバル!スバル!」の声があがった。

最後にラリージャパンの見どころについて、
ユハ・カンクネン氏は「特に明日(Day2)は天気が悪くなり15mmぐらいの雨が降るので、とても難しい道が雨で更に難しくなると思います。その中でのバトルを皆さん楽しみにしてください」と語り、雨をポイントにあげた。
そしてペター・ソルベルグ氏は「最終戦ですが、すでにチャンピオンも決まっているので、皆が勝ちたいという状態でくるので、とんでもないバトルになると思います。特にロバンペラ選手はフィンランドの選手ですし注目したいです。」
そして勝田選手に対して、カンクネン氏とソルベルグ氏は、「地元開催なのでプレッシャーは大きいと思いますが、全開で行ってもらいたいです」と語り、カンクネン氏は「自分はフィンランドのレースで、お兄さんの農場の前の通るときにお兄さんが立っていたため、そのプレッシャーで勝てませんでした」と会場の笑いをさそった。

  • ラリージャパンゲート

    息子でWRC2ドライバーのオリバー・ソルベルグ氏に熱い視線を送るスバルで元WRCチャンピオンのペター・ソルベルグ氏

  • ラリージャパン GR YARIS Rally1 HYBRID 18号車 勝田選手のマシン

    ユハ・カンクネン氏とペター・ソルベルグ氏

  • ラリージャパン ユハ・カンクネン氏、ペター・ソルベルグ氏、オリバー・ソルベルグ氏

    伝説のドライバーのトークショーだけあって沢山の観客がつめかけた

(GAZOO編集部 岡本)

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