エバンス、オジェ、ロバンペラ選手「ホームで1-3位独占できるように努めた」そしてFIA会見でWe Are The Championsを熱唱

  • FIA公式会見 オジエ選手、豊田チームオーナー、マーティン選手、エバンス選手、ロバンペラ選手

    FIA公式会見 オジエ選手、豊田チームオーナー、マーティン選手、エバンス選手、ロバンペラ選手

スタジアム、沿道で53万が応援したラリージャパンが終了した。エバンス、マーティン、オジェ、ロバンペラそして飛び入りで豊田チームオーナーが参加したFIAの公式記者会見が行われたのでお伝えする。各選手とも日本でワン・ツー・スリーを達成できたことへの喜び、そしてコンディションが難しいなかミスをしないように努めてきたことを強調した。コ・ドライバーのマーティン選手と司会者が約束により、演壇5人でクイーンの名曲「We Are The Champions」をアカペラで合唱した。

1位:エルフィン・エバンス(イギリス)選手
「長い週末でした。金曜は難しい一日で少し差が開けることができた。難しい天候とコンディションでストレスがたまった。そのうえ、ジャパンラリーは道幅が非常に狭く、滑りやすいのでパンクなどのミスを犯しやすいのでストレスがかかる。特に金曜日は、すべての感覚が特に高まっていたと思う。」

1位:スコット・マーティン(イギリス)コ・ドライバー
自分がいい仕事をしているかどうかを判断するのは不可能だった。日差しの強い水面や滑りやすいところを選んで進むしかなかった。
ステージを走るたびに水の量が増え、ちょっと不安になるが、そんなことを考える一瞬もなく、ノートを読み続けだ。金曜の夜から、とにかくミスをしないようにポジションをキープしなければならなかった。このようなコンディションでは、それはとても難しいことだ。
だからトヨタが3台とも表彰台に上ったのは素晴らしいことだ。土曜、日曜とプレッシャーを感じていた。だからこのような形で1年を締めくくることができて、本当にうれしい。本当に素晴らしい。これ以上のことはない。

2位:セバスチャン・オジエ(フランス)
チームでワン・ツー・スリーのことについて
「金曜日は大雨のため難しいスタートになると予想していたが、予想通りに非常にタフで、自分も含め多くのドライバーがミスやタイムロスをした。しかし、私達はチームにとってワン・ツー・スリー体制という強力なポジションにいることがわかった。だから、ジャパンラリーで勝ちたいという自分のモチベーションを捨てて、3台のマシンを無事に最後までゴールをさせて、チームオーナー(豊田章男会長)に喜んでもらうことだけに集中すべきことは明白だった。豊田章男チームオーナー、そしてチーム喜んでもらえたのは最高の結果だ。
ホームで勝つことがどれだけ難しいか知っているが、2年目でワン・ツー・スリーを獲得した。今夜はお祝いでお酒をのむかもしれない。」
自分のレースについて
「ギャップを維持するのは簡単でないが、このコンディションでは特に難しい。このようなトリッキーな状態だとリズムを管理するのはとても難しい。だから、プッシュしすぎることなく、レース全体を通じてリズムをキープすることができたと思う。でも、同じコンディションのステージがなかった。そのため厳しい戦いだったので、このポジションで戦えたことをうれしく思っている。」

3位:カッレ・ロバンペラ(フィンランド)選手
「1年を締めくくるのに素晴らしいレースだった。表彰台に上った3台のマシンと、その前にいるチーム全員を大きなスクリーンで見ることができるんだからね。レースでは常に1位でいたいという気持ちはある。でも、僕にとっては難しい1週間だった。最高のペースを発揮できなかったというか、ベストの仕事ができなかったと思う。金曜日のトップとの差を見て、安定した走りを続ける必要があることは明らかだった。」

豊田章夫チームオーナー
「このチームは素晴らしいチームで、誰もが優勝できる力をもっており負けが嫌いです。だからこそできる正々堂々とした競争が私に笑顔とエネルギーを与えてくれました。このチームには本当に感謝しています。」

  • ラリージャパン表書式

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  • TGR-WRT関係者がポディウムで喜びを爆発させる

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  • ラリージャパン1位のエルフィン・エバンス選手、年間ポイントランキング2位

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  • ラリージャパン1位のスコット・マーティン選手、年間ポイントランキング2位

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  • ラリージャパン2位のセバスチャン・オジエ選手、年間ポイントランキング5位

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  • ラリージャパン3位のロバンペラ選手、年間ポイントランキング1位

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  • TGR-WRTのチームオーナー豊田章夫

    TGR-WRTのチームオーナー豊田章夫

(GAZOO編集部 岡本)

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