光る味噌樽! 今年の岡崎スーパーSSはナイトステージ。コンパクトで観戦しやすいスタイルに・・・ラリージャパン2024

  • ラリージャパン2024の岡崎スーパーSSはナイトステージとして開催

    ラリージャパン2024の岡崎スーパーSSはナイトステージとして開催

毎年、ラリージャパンでは独自のイベントと組み合わせ盛り上がりを見せる岡崎でのSS(スペシャルステージ/競技区間)ですが、今年はナイトステージとしてまた新たなラリージャパンの魅力を見せてくれました。

世界ラリー選手権(WRC)第13戦「フォーミュラエイト・ラリージャパン2024」の2日目となる11月22日(金)、昨年に引き続き岡崎中央総合公園で行われた岡崎スーパーSSですが、今年はSSS8とSSS9として開催されました。
そのSSS8は18:35スタートとなり会場は完全に夜、さらにコースには照明もあまり設置されておらず、まさに暗闇の中の決戦となりました。
そんな岡崎スーパーSSの様子をお届けしていきましょう。

今回は、昨年まで使われていた多目的広場をぐるっと回るダートコースは使われず、その代わり総合体育館前と野球場の前の駐車場を両方ともコースに設定しています。それぞれに名物の味噌樽が設置されなど、コンパクトで観戦しやすいコース設定になりました。

  • 総合体育館と野球場の前の駐車場は、昨年に引き続き味噌樽が置かれたテクニカルコースに

    総合体育館と野球場の前の駐車場は、昨年に引き続き味噌樽が置かれたテクニカルコースに

  • 昨年はタイヤフィッティングゾーンが置かれていた総合体育館と野球場の前の駐車場は、今年は味噌樽がおかれたコースに変身

    昨年はタイヤフィッティングゾーンが置かれていた総合体育館と野球場の前の駐車場は、今年は味噌樽が置かれたフィニッシュ地点に変身

  • ナイトステージですが、明るいうちから場所を確保して待つファンの姿がたくさん!

    ナイトステージですが、明るいうちから場所を確保して待つファンの姿がたくさん!

  • こちらは北駐車場エリアの西側です。17:00から競技終了まで出入りできない、ツウな方好みの観戦エリア

    こちらは北駐車場エリアの西側です。17:00から競技終了まで出入りできない、ツウな方好みの観戦エリア

昨年は芝生の多目的広場に大きなステージが組まれ、たくさんの飲食ブースが軒を並べていましたが、今年は総合体育館の中にステージが設置され、休憩スペースのテーブルもあるので、寒い夜のステージでも暖や休憩が取りやすいのがありがたいところ。

そのステージでは、さまざまなトークショーやミート・ザ・クルー、さらに勝田貴元選手も登場。勝田選手は英語での質問に英語で答えそうになって、司会から「ジャパニーズ(日本とで)」というやりとりを何度もやってしまい、会場が笑顔に包まれていました。

  • 総合体育館の中には休憩できるテーブルがたくさん並んでいました

    総合体育館の中には休憩できるテーブルがたくさん並んでいました

  • 地元のPRブースも並びます

    地元のPRブースも並びます

  • なんと、ウエルカム味噌汁のサービスも。八丁味噌の温かい味噌汁が体に沁みます

    なんと、ウエルカム味噌汁のサービスも。八丁味噌の温かい味噌汁が体に沁みます

  • メインステージ前では、地元の高校生による和太鼓の披露も

    メインステージ前では、地元の高校生による和太鼓の披露も

  • 16:00からはオープニングイベントが行われ、今回来場のゲストがずらりと登場

    16:00からはオープニングイベントが行われ、今回来場のゲストがずらりと登場

  • TOYOTA GAZOO Racingからは中嶋一貴TOYOTA GAZOO Racing Europe(TGR-E)の副会長と平川亮選手。今回のラリージャパンには平川選手の妹さんの平川真子選手もドライバーとして参戦しています

    TOYOTA GAZOO Racingからは中嶋一貴TGR-E(TOYOTA GAZOO Racing Europe)副会長と平川亮選手。今回のラリージャパンには平川選手の妹さんの平川真子選手もドライバーとして参戦しています

  • 今年も参加してくれた岡崎市ラリー応援隊のキャイ~ン 天野ひろゆき隊長と副隊長の橘香恋さん

    今年も参加してくれた岡崎市ラリー応援隊のキャイ~ン 天野ひろゆき隊長と副隊長の橘香恋さん

  • ミート・ザ・クルーの後に単独出演して会場を盛り上げてくれた勝田貴元選手

    ミート・ザ・クルーの後に単独出演して会場を盛り上げてくれた勝田貴元選手

そんな岡崎スーパーSSは、ナイトステージなことに加え、コースを照らす照明がないため、ヘッドライトの明かりを頼りにドライバーたちは走行します。
ただし、岡崎スーパーSS名物の味噌樽はちゃんとライトアップ! 闇夜に光る味噌樽というある意味もの珍しいモノを見ることができました。

観客のみなさんも少し見づらかったところもあるかとは思いますが、MCのピエール北川さんが実況で盛り上げてくれましたし、各マシンの豪快な走行と響き渡る爆音を思う存分楽しんだのではないでしょうか。

  • 右側の明るいところがスタート地点。まずは下りのストレートを全開で走行からの180度ターン。今度はストレートを全開で登っていきます

  • SSのスタートは、まずは下りのストレートを駆け下りて180度ターンしてストレートを登る、全開の音も楽しめる区間

    北駐車場の観戦エリアはけっこう近いところを全力で駆け抜けます

  • 「ナイトステージだからこその雰囲気のある写真を撮ってみた」な写真です(笑)

    「ナイトステージだからこその雰囲気のある写真を撮ってみた」な写真です(笑)

  • 北駐車場の東側で観戦していたギャラリーのみなさん

    北駐車場の東側で観戦していたギャラリーのみなさん

  • まずは1個目の味噌樽を回っていきますが、できるだけスピードを落とさず小さく回るのは至難の技

    まずは1個目の味噌樽を回っていきますが、できるだけスピードを落とさず小さく回るのは至難の技

  • そこからベタ踏みの短いストレートから2個目の味噌樽!

    そこからベタ踏みで2個目の味噌樽は反対の右回り

  • ラリージャパンに参戦するマシンが味噌樽を回るたびに歓声を上げるファンのみなさん

    ラリージャパンに参戦するマシンが味噌樽を回るたびに歓声を上げるファンのみなさん

コンパクトで観戦しやすくて、ある意味ファミリーにうれしいスタイルでの開催となった岡崎スーパーSS。しかもリグループエリアに入ってきたドライバーとコ・ドライバーのみなさんがサインしに出てきてくれて、けっこう長い時間サインに応じてくれたことはビッグサプライズでした。

確かに昨年までのように「おかざきクルまつり」と併催で、1日遊べるイベントもいいですが、総合体育館を使い屋根のある待機場所があったことや自家用車での乗り入れできるチケットも販売されるなど、気軽にラリー観戦を楽しめるイベントだったなと感じました。

また来年、どんなコース設定、観戦サービス、イベントコンテンツなどでファンを楽しませてくれるか、終わったばかりですが妄想が膨らみます。
ぜひとも昨年の岡崎スーパーSSの様子の記事と見比べながら、来年の開催を楽しみにしましょう!
  • 岡崎スーパーSSのエントランスゲート

    ラリージャパン2024の岡崎スーパーSSのエントランスゲート

  • ゲートをくぐるとランチアのラリーカーのレプリカが展示されています

    ゲートをくぐるとランチアのラリーカーのレプリカが展示されています

  • その反対側にはスバルのラリーカーのレプリカも並びます

    その反対側にはスバルのラリーカーのレプリカも並びます

  • こちらは北駐車場に展示されていたハイラックスのラリーカー。ドライバーは現役女子大生で今年全日本ラリーにデビューした羽根田琴選手。普段はNAロードスターに乗っているそうです

    こちらは北駐車場に展示されていたハイラックスのラリーカー。ドライバーは現役女子大生で今年全日本ラリーにデビューした羽根田琴選手。普段はNAロードスターに乗っているそうです

  • 今回は野球場がリグループエリアという、こちらもあまり見られない光景です

    今回は野球場がリグループエリアという、こちらもあまり見られない光景です

  • ファンにサインをしてくれるセバスチャン・オジエ選手

    ファンからの呼びかけに気軽にサインをしてくれるセバスチャン・オジエ選手

  • かなり長い列に丁寧にサインをしてくれたドライバーとコ・ドライバーのみなさん

    かなり長い列に丁寧にサインをしてくれたドライバーとコ・ドライバーのみなさん

  • OKAZAKIのイルミネーション

    OKAZAKIのイルミネーション

  • 飲食ブースもたくさん出展しています

    飲食ブースもたくさん出展しています

  • グッズショップや自動車ディーラーなどたくさんのブースも並び来場者を楽しませてくれました

    グッズショップや自動車ディーラーなどたくさんのブースも並び来場者を楽しませてくれました

(GAZOO編集部 山崎)