【初心者向け】クルマの基本用語を覚えよう! ~ボディ編~

クルマ初心者の人の中には、「クルマ雑誌を手にとってみたものの、用語がわからなくて書いてあることが理解できない……」という人もいるのでは? 新車解説や試乗記は、いくらわかりやすくしていると言っても、ある程度の知識がある人に向けて書かれているのが一般的です。

そこでクルマ雑誌をより楽しむための、基本的なクルマ用語を解説していきます。今回は、“ボディの部位”の名前をご説明していきましょう。

(1)ボンネット

エンジンルームの“ふた”に当たるパーツです。「エンジンフード」とも呼ばれます。ただ単にエンジンをカバーするだけでなく、歩行者と衝突したときに歩行者を守るクッションのような役目なども持っています。

(2)ルーフ

ルーフ(roof)は英語で「屋根」を表す言葉。クルマの世界でも「クルマの屋根」を表します。一般的にはボディと同じ鋼板で作られますが、軽量化のためにプラスティックやアルミ、カーボンで作ることも。室内を明るくする「ガラスルーフ」などもあります。

(3)ピラー

ピラー(pillar)は、「柱」を意味する英語。クルマでも、屋根を支える柱を表していて、一番前のピラーから順番に「Aピラー」「Bピラー」「Cピラー」と呼びます。一般的なクルマでは、ピラーの数は3~4本。ボディと同色にしたり黒塗りで仕上げたりすることで、クルマの雰囲気を印象づけます。

(4)バンパー

フロント/リヤのもっとも先端に位置するパーツが、「バンパー(bumper)」です。もともとは、ボディを守るために金属製のバーが付けられていましたが、現代のクルマでは、デザイン性や衝撃吸収性などから、ボディと一体になったプラスティック製のものとなっています。

(5)フェンダー

タイヤを覆っているボディの部分を「フェンダー」と言います。いわゆるクラシックカーの形をした昔のクルマでは、タイヤを覆う泥除けのことを言いましたが、バンパーと同じように今はボディの一部となっています。

(6)サイドシル

「シル(Sill)」は「敷居」を意味する英語。サイドシルは、「ドアシル」とも呼ばれ、ボディサイドの下端、ドア下の部分のことを言います。車種によっては、ボディ下端までドアでカバーされていて、ドアを開けないとサイドシルが見えないようになっているものもあります。

クルマに興味を持ってクルマ雑誌を手にしても、出てくる言葉がわからないばかりに興味を失くしてしまうのは、とてももったいないこと。基本的な用語を知って、もっともっとクルマを楽しんでいただきたいと思います!​

(木谷宗義+ノオト)

[ガズー編集部]