フォード・サンダーバード・・・圧倒的な存在感!グリルが立派なクルマ特集
クルマの個性は顔に出る! 今回はフロントまわりに印象的な形のグリルを据えた、国内外の個性派モデルをピックアップ。週替わりで紹介します。
フォード・サンダーバード
1955年に誕生した初代サンダーバードは、アメリカ車としてはコンパクトな2シーターのスポーティーカーだった。1958年に世代交代した2代目からはボディーが大型化して4シーターの高級パーソナルカーとなり、1967年に登場した5代目からは4ドアモデルも加えられた。
その5代目の基本構造を受け継ぎながら、ノーズを中心に大がかりなスキンチェンジを施したのが1970~1971年型。車名の由来である伝説の巨鳥のくちばしを思わせる、中央部分がV字型に突き出たノーズが最大の特徴である。似たようなデザインを採用した同時代のモデルは存在したが、サンダーバードのとがり具合は他車とは一線を画していた。
ボディーバリエーションは従来どおり2ドアハードトップ、2ドア/4ドアランドー(ボディー形式はセンターピラーレスのハードトップ)の3種類。SAEグロスで最高出力365psを発生する429立方インチ(7リッター)のV8エンジンを搭載、全長5.4m、車重2tの車体を最高速度221km/h、0-100km/h加速7.8秒(いずれも2ドアランドー)で走らせるという、巨鳥にふさわしいパフォーマンスをうたっていた。
[ガズー編集部]
グリルが立派なクルマ特集
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