【2024年】SUVとは?人気の理由や選び方、おすすめの車種をご紹介

カーラインアップの中でも、近年人気を集めているSUV。しかし、SUVについて何となくイメージはあっても、どのような種類があるのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、この記事では、SUVの特徴や他の車との違い、おすすめの人気車種についてご紹介します。SUVの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

SUVとは?

SUVとは、「スポーツ用多目的車」を意味するアウトドア向けの車

SUVとは、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略で、日本語では、「スポーツ用多目的車」と訳されます。アウトドアやオフロードにも適した車種ですが、買い物や送り迎えなどの普段使いから旅行などまで幅広く活用されています。

SUVは、近年のアウトドアブームでよりいっそう人気を集めるようになりました。

■SUVの主な定義

  • 最低地上高が比較的高め
  • オフロードの走行性能に優れる
  • 比較的荷室が広い

SUVと一口に言っても、サイズからスタイルまでさまざまなモデルがあります。SUVには明確な定義が存在せず、売り出すメーカーによって判断されることが多くなっています。つまり、メーカーがその車をSUVとして売りたいか、という観点でSUVかどうかが決まる側面があるといえるでしょう。

SUVは、一般に「力強い」イメージが強く、具体化すると上記の3つの特徴を兼ね備えたものと定義づけられます。まずは、タイヤが大きくボディーの最低地上高が比較的高いということ。最低地上高とは、水平な地面から車両の最も低い箇所までの垂直距離のことです。最低地上高が高いと、道の上に大きな障害物があっても車体を傷つけることがありません。また、SUVには比較的4WD性能に優れた車重があるモデルも多く、雪道などすべりやすい道や未舗装の道路を走るのに向いているという特徴があります。

また、比較的荷室が広く、アウトドア用品や日用品まで、多くの荷物を積み込めるというのも特徴のひとつです。

このように走行面や積載量、見た目の面でも、力強い安心感があるのがSUVの特徴でしょう。

SUVが人気な理由

  • 実用的で幅広いシチュエーションに対応できる
  • 運転がしやすい
  • デザインがかっこいい

SUVが人気の理由としては、「悪路での優れた走破性」や「荷室の広さ」、「デザイン性の高さ」などが挙げられます。

タイヤが大きく、トルクも太く、4WD搭載車も多く、雪道や未舗装の道路でも安定して走行が可能です。また、運転席の位置が高いモデルは見晴らしがよく、四角いボディが多いため角の位置の感覚を掴みやすいという運転のしやすさもSUVが人気の理由の一つ。さらに、SUVは、スタイリッシュなものからワイルドで無骨なものまでデザインが幅広く、またそのどれもがかっこいいという特長があります。

SUVは、性能を重視したい人からもデザイン性を求める人からも人気の車です。

■SUVはこんな人におすすめ!

  • アウトドアやレジャーが好き
  • オフロードの走行を楽しみたい
  • 荷物をたくさん積み込める車がほしい

SUVは、上記のような人におすすめです。

このポイントを踏まえると、SUVは「アウトドアやレジャーが好きな人」に特におすすめといえるでしょう。SUVであれば、キャンプやゴルフ、サーフィンなどの際に荷物をたくさん積み込むことができ、またオフロードでも安心して車を走らせられます。

SUVを選ぶメリット・デメリットはこちら

SUVの主な種類

SUVには、明確な定義がなくモデルによってさまざまな特徴があります。SUVを種類分けする場合、注目すべきはそのサイズと構造です。

■SUVの構造の種類

  • ラダーフレーム構造:非常に頑丈、車体が重くなる
  • モノコック構造:車体が軽い、複雑なデザインが可能

車の構造は、大きく分けるとラダーフレームとモノコックという2つの構造があります。

ラダーフレーム構造は、その名の通り骨格がはしご状です。車の構造の中で、最も基本的な形といえます。オフロードでの地面からの強い衝撃に対して鉄の骨格で路面からの衝撃を受け止めます。そのため非常に頑丈な作りと言えます。

一方で、モノコック構造は金属の板を車の形に折り曲げたもの。車体が軽く、複雑なデザインが可能という魅力がある一方で、ラダーフレーム構造ほど衝撃に強くないという点もあります。

車の種類によってどちらかの構造のみということもありますが、SUVにはどちらの構造の車もあります。その特徴から、オフロードでの本格的な走行を考慮したモデルにはラダーフレーム構造が、街中で使われることをイメージされたモデルにはモノコック構造が使われることが多い傾向です。

■SUVのサイズの種類

SUVはサイズに焦点をあてると大きく分けて3種類に分けることが可能です。

1)コンパクトSUV

コンパクトSUVは、SUVの中でも比較的コンパクトなサイズで、小回りがよく利きます。そのため、普段の日常で使いやすく、大きな車を運転することが苦手な人にも容易に運転できるため普及率が高いです。

荷物をたくさん積めるSUVの良さと狭い道でも走りやすいコンパクトカーのメリットを兼ね備えたバランスのいい車と言えるでしょう。価格がリーズナブルなモデルも多くランニングコストも安いことから、SUV初心者におすすめです。

■代表的な車種

  • トヨタ ライズ
  • トヨタ ヤリスクロス
  • ホンダ ヴェゼル
  • マツダ CX-5
  • ダイハツ ロッキー

■コンパクトSUVはこんな人におすすめ

  • SUVを日常メインで使いたい人
  • SUV初心者の人

2)ミドルサイズSUV

ミドルサイズSUVは、コンパクトSUVよりも一回り大きいサイズ。その分、高級感がプラスされたモデルも多く、高い人気があります。

平日は通勤や買い物、休日にはアウトドアやレジャーまで何でもこなせるため、ファミリー層からの支持が高いのも特徴。安定性に優れているので、オフロードもちょっとした舗装済みの道路も、どちらでも走りやすいタイプと言えます。

■代表的な車種

  • トヨタ ハリアー
  • トヨタ RAV4
  • レクサス NX
  • レクサス RX
  • 日産 アリア
  • スバル フォレスター
  • 三菱 エクリプスクロス
  • マツダ CX-60

■ミドルサイズSUVはこんな人におすすめ

  • アウトドアにも街乗りにも使えるかっこいいSUVが欲しい人
  • 荷室が広く確保されている車がほしい人

3)フルサイズSUV

フルサイズSUVは、SUVの中で最も大きなサイズです。圧倒的な存在感やラグジュアリー感の強いモデルが多いため、本格SUVに乗りたいという人におすすめといえます。

また、荷室が広いため頻繁にアウトドアやレジャーに出かける人や大きな荷物を運ぶ人には便利。フルサイズSUVは、最低地上高が高く、車両重量も重いため悪路の走行に非常に適しています。ただ、大きな車を運転するのが苦手なという人にとっては、その大きなボディサイズがネックになるかもしれません。

■代表的な車種

  • トヨタ ランドクルーザー
  • トヨタ ランドクルーザー250
  • ボルボ XC90
  • メルセデス ベンツ GLS
  • BMW X7

■フルサイズSUVはこんな人におすすめ

  • 本格的なオフロードや雪道を走りたい人
  • 大人数で頻繁にアウトドアやレジャーに出かける人

SUVを選ぶメリット・デメリット

メリット

  • 悪路や雪道も走りやすい
  • 比較的たくさんの荷物を積載できる
  • 視野が良好で運転しやすい
  • デザインがかっこいい

デメリット

  • 立駐など車高制限に引っかかる可能性がある
  • ボディーが大きすぎて街中で運転しにくく感じる車種もある
  • 車両本体や維持費が高い車種もある

近年大人気のSUVですが、メリットだけでなくデメリットもあります。SUVを選ぶ際の参考にしてみてください。

■SUVを選ぶメリット
SUVはオフロードの走破性に優れており、雪道やでこぼこした悪路でも安定して走行できます。また、荷室が広く、荷物をたくさん積み込めるモデルも多いため、アウトドアが趣味の人には、最適な車でしょう。

また、運転席の位置が高いモデルも多くあり、視野が広く快適に走行できるという良さも。SUVは、そのデザインのかっこよさや荷室の広さなどはそのままに、多様なモデルが販売されているため、それぞれのライフスタイルに合わせた車が選べるのもメリットです。

■SUVの注意したいデメリット
SUVを選ぶときに注意したいデメリットは、ボディサイズの大きさです。

車高が高いため、コンパクトSUVでも立体駐車場など全高制限がある場所を利用できない可能性があります。また、フルサイズSUVになると、街中の狭い道ではやや運転がしづらいと感じる人もいるかもしれません。

さらに、フルサイズSUVとなると車重も重く乗用車と比べると燃費が悪く、タイヤサイズも大きいためタイヤの値段も高めであるなどの理由で、維持費がかかるモデルもあります。

SUVを選ぶときのポイント

価格・使用目的・走行性能・燃費性能・デザイン

車を選ぶとき、予算を事前に決めていることでしょう。

もし、比較的安いモデルがいいということであれば、モノコック構造の比較的サイズの小さいモデルや街中の走行に適しているモデルの方がおすすめです。本体価格が安い上に、燃費性能が良いため維持費も安い傾向にあります。

また、車の使用目的によっても選ぶべきSUVは変わります。街乗りがメインの場合は、小回りがききやすいコンパクトSUVやミドルサイズSUV、アウトドアや本格オフロード走行をメインとするのであればフルサイズSUVが最適でしょう。また、サイズ以外の観点としては、車中泊をしたい場合はフラットシートにできる車種、多くの人をのせたい場合はサードシートありの車種がおすすめです。

SUVはコンパクトなサイズでもかっこいいデザインのモデルが多くありますが、よりラグジュアリー感を求める場合には、フルサイズもしくはミドルサイズを中心にチェックしてみるのがよいでしょう。

SUVを中古で買う場合の注意点

  • 保証内容を確認する
  • 維持コストに注意する

SUVに限らず、車を買う時に新車か中古のどちらを購入するかで悩む人も多いのではないでしょうか。

新車で購入すれば費用がかかってしまいますが、自分好みの色やデザインにカスタマイズすることも可能です。SUVのデザインのかっこよさを最大限味わうことができるでしょう。また、車の状態に不安がないのも安心です。特にモノコックボディータイプのSUVで本格オフロード走行を繰り返している車は、ボディーにダメージを受けている可能性がありますので注意が必要です。

中古車は、購入費用が安く抑えられる点が最大の魅力。ただし、中古車は、保証が少なかったり、車の状態によっては維持費用がかかったりする可能性もあるため注意が必要です。

新車と中古、それぞれのメリット・デメリットをよく理解して選びましょう。

人気のSUV10車種

【コンパクトSUV】

  • トヨタ ヤリス クロス
  • ホンダ ヴェゼル
  • スズキ ジムニー

【ミドルSUV】

  • トヨタ カローラ クロス
  • トヨタ ハリアー
  • トヨタ RAV4
  • レクサス NX350h
  • 日産 エクストレイル
  • 三菱 アウトランダー

【フルサイズSUV】

  • トヨタ ランドクルーザー

ここではサイズ別に人気SUVの車種をご紹介。各車の特徴、魅力、性能を理解し、自分の好みに合うSUVを探してみてください。

【徹底比較】トヨタのSUV9種のサイズ・価格・機能はこちらを確認

【コンパクトSUV】トヨタ ヤリス クロス

ヤリス クロスは、SUVらしい力強いデザインながら燃費性能が良いのが特徴です。毎日の通勤が長距離の人やドライブが好きな人には、魅力的な車と言えるでしょう。また、コンパクトSUVのため、操作性が高く運転がしやすいのも魅力。

「SUVに乗りたいけど、大きなサイズのSUVを運転する自信がない」「日常にSUVを取り入れたい」と感じる人にはぴったりの車です。

全長×全幅×全高 4,180×1,765 ×1,590 mm
車両重量 1,190kg
総排気量 1,490L
最高出力 エンジン 67KW(91PS)/5,500rpm
モーター 【フロント】59 KW(80 PS)
【リヤ】3.9 KW(5.3 PS)
最大トルク エンジン 120N・m(12.2kgf・m)/3,800~4,800 rpm
モーター 【フロント】141 N・m(14.4 kgf・m)
【リヤ】52 N・m(5.3 kgf・m)
WLTCモード燃費 27.8km/L
新車価格 2,606,000円(税込)

※ハイブリッドZ(2WD)の場合

トヨタ YARIS CROSSについて詳しくはこちら

【コンパクトSUV】ホンダ ヴェゼル

ホンダ ヴェゼルは、流れるような都会的なデザインが美しいモデルです。運転席からの視界が良く、またホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されているため、安心して運転することが可能。

また、SUVと呼ぶにふさわしい力強い走りと非常に高い燃費性能を兼ね備えています。

全長×全幅×全高 4,330×1,790×1,580 mm
車両重量 1,350kg
総排気量 1,496L
最高出力 エンジン 78KW(106PS)/6,000-6,400rpm
モーター 96 KW(131 PS)/4,000-8,000rpm
最大トルク エンジン 127N・m(13.0kgf・m)/4,500~5,000rpm
モーター 253 N・m(25.8 kgf・m)/0-3,500 rpm
WLTCモード燃費 25.0km/L
新車価格 2,778,600円(税込)

※e:HEV X FFの場合
出典:HONDA「新型「VEZEL」を発売」(https://global.honda/jp/news/2021/4210422-vezel.html

【コンパクトSUV】スズキ ジムニー

スズキ ジムニーはラダーフレーム構造を採用した、本格的なSUV。過酷な環境での運転にも強く、オフロードの冒険感覚を車で味わいたいという人にはまさにぴったりのモデルと言えるでしょう。力強くもキャッチーな見た目も魅力の一つで、アクセサリーで個性的にカスタマイズするのも人気です。

全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,725 mm
車両重量 1,040kg
総排気量 0.658L
最高出力 エンジン 47KW(64PS)/6,000rpm
最大トルク エンジン 96N・m(9.8kg・m)/3,500rpm
WLTCモード燃費 16.6km/L
新車価格 1,804,000円(税込)

※XC 5MTの場合
出典:SUZUKI「スズキ、軽四輪駆動車「ジムニー」、小型四輪駆動車「ジムニー シエラ」を一部仕様変更して発売」(https://www.suzuki.co.jp/release/a/2022/0620/

【ミドルSUV】トヨタ カローラ クロス

カローラ クロスは、街乗りからアウトドアまでこなせるバランスのとれたSUVです。アクティブかつスムーズな走りと優れた燃費性能を兼ね備えています。また、デザインも力強いながらも上品と、全体的にバランスが取れたモデルです。

特長は、大容量で出し入れしやすい荷室やリラックスできる快適な室内空間。そのため、ファミリー層におすすめと言えるでしょう。

全長×全幅×全高 4,490×1,825 ×1,620 mm
車両重量 1,410kg
総排気量 1,797L
最高出力 エンジン 72KW(98PS)/5,200rpm
モーター 【フロント】53KW(72 PS)
【リヤ】5.3KW(7.2 PS)
最大トルク エンジン 142N・m(14.5kgf・m)/3,600 rpm
モーター 【フロント】163 N・m(16.6 kgf・m)
【リヤ】55 N・m(5.6 kgf・m)
WLTCモード燃費 26.2km/L
新車価格 2,990,000円(税込)

※ハイブリッド車Z(2WD)の場合

トヨタ COROLLA CROSSについて詳しくはこちら

【ミドルSUV】トヨタ ハリアー

ハリアーは、SUVの中でもエレガントで大人な印象のデザインが特長のモデルです。SUVならではのたくましさが乗る人に頼りがいを与え、車の中にいる時間をほっとくつろげる快適なひとときにすることが出来ます。

また、パワフルで優れた燃費性能も兼ね備えているので、ボディサイズが大きすぎず燃費性能の高い車を探している人にぴったりといえます。全方向の安全をサポートする「Toyota Safety Sense」を標準装備しており、高い安全性能も兼ね備えているのも魅力です。

全長×全幅×全高 4,740×1,855×1,660 mm
車両重量 1,680kg
総排気量 2,487L
最高出力 エンジン 131KW(178PS)/5,700rpm
モーター 【フロント】88KW(120 PS)
【リヤ】40KW(54 PS)
最大トルク エンジン 221N・m(22.5kgf・m)/3,600-5,200 rpm
モーター 【フロント】202 N・m(20.6 kgf・m)
【リヤ】121 N・m(12.3 kgf・m)
WLTCモード燃費 22.3km/L
新車価格 4,628,000円(税込)

※ハイブリッド車Z(2WD)の場合

RAV4は、悪路をものともしない高い走破性とパワーが特徴です。雪道やでこぼこの路面でも安定して走行が可能。見た目も角張った力強いデザインで、走りからも見た目からもSUVらしいタフさが存分に味わえます。アウトドア色が強めですが、大容量の荷室と余裕のある車内空間があるため、ファミリーカーとしてもぴったりです。

全長×全幅×全高 4,610×1,865×1,690 mm
車両重量 1,700kg
総排気量 2,487L
最高出力 エンジン 131KW(178PS)/5,700rpm
モーター 【フロント】88KW(120 PS)
【リヤ】40KW(54 PS)
最大トルク エンジン 221N・m(22.5kgf・m)/3,600-5,200 rpm
モーター 【フロント】202 N・m(20.6 kgf・m)
【リヤ】121 N・m(12.3 kgf・m)
WLTCモード燃費 20.3km/L
新車価格 4,303,000円(税込)

※2.5Lハイブリッド車(E-Four)Adventureの場合

トヨタ RAV4について詳しくはこちら

【ミドルSUV】レクサス NX350h

レクサス NX350hは、LEXUSらしい静かでしっかりとした乗り心地が特徴です。デザインは躍動感がありつつも安定感もあり、また荷室も大容量と、SUVのタフさが包容力として表れているモデルです。

また物理スイッチが少なくすっきりとした印象の運転席周りは直感的に操作しやすく、運転に集中できるような工夫が多く施されています。

全長×全幅×全高 4,660×1,865×1,660 mm
車両重量 1,790kg
総排気量 2,487L
最高出力 エンジン 140KW(190PS)/6,000rpm
モーター 【フロント】134KW(182 PS)
【リヤ】40KW(54 PS)
最大トルク エンジン 243N・m(24.8kgf・m)/4,300-4,500 rpm
モーター 【フロント】270 N・m(27.5 kgf・m)
【リヤ】121 N・m(12.3 kgf・m)
WLTCモード燃費 21.6km/L
新車価格 5,470,000円(税込)

※NX350h AWDの場合

【ミドルSUV】日産 エクストレイル

日産 エクストレイルはSUVの先駆けともいえる車種。現モデルは、初代モデルから変わらない本格SUVらしいタフさに、滑らかで上質なエッセンスを走りにもデザインにも加えました。

日常生活からアウトドアまで、様々なシーンで快適にドライブを楽しめることでしょう。

全長×全幅×全高 4,660×1,840×1,720 mm
車両重量 1,740kg
総排気量 1,497L
最高出力 エンジン 106KW(144PS)/4,400-5,000rpm
モーター 【フロント】150KW(204 PS)/4,739-5,623 rpm
最大トルク エンジン 250N・m(25.5kgf・m)/2,400-4,000 rpm
モーター 【フロント】330 N・m(33.7 kgf・m)/0-3,505 rpm
WLTCモード燃費 19.7km/L
新車価格 3,510,100円(税込)

※S 2WDの場合
出典;日産自動車「新型「エクストレイル」を発表」(https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/220720-01-j

【ミドルSUV】三菱 アウトランダー

アウトランダーは三菱自動車の主力モデルの一つとなっているクロスオーバーSUV。堂々としたデザインを裏切らない力強く滑らかな走りが魅力で、どんな天候や路面の状況でも、安全に走ることが可能です。

また、プラグインハイブリッドEVは、製造から廃棄まで一貫して環境負荷を少なくすることにもこだわっていった商品となっています。

全長×全幅×全高 4,710×1,860×1,745 mm
車両重量 2,050kg
総排気量 2,359L
最高出力 エンジン 98KW/5,000rpm
モーター 【フロント】85KW
【リヤ】100KW
最大トルク エンジン 195N・m/4,300 rpm
モーター 【フロント】255 N・m
【リヤ】195N・m
WLTCモード燃費 16.2km/L
新車価格 5,179,900円(税込)

※G 5人乗りの場合
出典:三菱自動車「三菱自動車、新型『アウトランダー』のPHEVモデルを12月に発売」(https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2021/detail5561.html

【フルサイズSUV】トヨタ ランドクルーザー

本格SUVの中でも抜群の存在感を発揮するランドクルーザー。国内のみならず、海外で特に人気の高い車種です。雪道や山、海、砂漠など、どんな悪路でも安定した高い走破性を発揮する優れた耐久性と快適な車内空間を持ち合わせています。

また、「Toyota Safety Sense」を全車に採用しており、安全性能が高いのも特徴です。

全長×全幅×全高 4,985×1,980×1,925 mm
車両重量 2,500kg
総排気量 3,444L
最高出力 エンジン 305KW(415PS)/5,200rpm
最大トルク エンジン 650N・m(66.3kgf・m)/2,000-3,600 rpm
WLTCモード燃費 7.9km/L
新車価格 7,300,000円(税込)

※3.5Lガソリン ZX7人乗りの場合

SUVについてよくあるQ&A

ここでは、SUVについてよくある質問を解説します。

Q:SUVはなぜ人気?
A:「悪路での優れた走破性」と「デザイン性の高さ」です。

もともとSUVは、アウトドアやオフロードに強く設計されたモデルです。そのため、悪路において優れた走破性を発揮します。また、近年ではアウトドア以外にも街中に馴染むようなデザイン性の高いSUVも人気で、多くあるデザインから自分好みの車を選べるのも人気の理由です。

Q:SUVの歴史・発祥は?
A:SUVはアメリカ発祥で、ピックアップトラックが始まりとされています。

SUVは、アメリカ発祥です。ピックアップトラックの派生として誕生し、都市部においてクロスカントリー車として発展したとされています。日本では、1980年代に登場したトヨタハイラックスサーフが人気となり、SUVのルーツとなったと言われています。

Q:SUVとハッチバックの違いは?
A:ハッチバックはトランクルームが独立していない車を指す言葉で、SUVの中にもハッチバック式の車があります

ハッチバックとは、独立したトランクルームがない車を指します。リアシートの後方に荷室がある構造です。SUVは、おおよそ悪路での走破性が高く、荷室が広い車のことを指します。ハッチバックとSUVは対立する概念ではなく、SUVの車の中にもハッチバック式の構造を持つものはたくさんあります。

Q:SUVとクロスオーバーの違いは?
A: SUVの中でも、街乗りの走行性を重視したタイプにクロスオーバーが多い。

SUVは、基本的にアウトドアやレジャーにも適した装備を持っており、幅広いシーンで活用できます。
クロスオーバーとは、SUVとセダン、ハッチバック、ステーションワゴンなどの特長を組み合わせたものを指すことが多いです。そのため、市街地や高速道路など舗装されている道路の走行を重視し、快適な乗り心地を追求したモデルになります。

Q:SUVとクロカンの違いは?
A:クロスカントリー車は広義ではSUVの仲間で、本格オフロードを走破することを目的とした車を指します。

SUVにはラダーフレーム構造とモノコック構造があります。ラダーフレーム構造の方が頑丈のため、クロスカントリー車の多くはこの構造を採用しています。またオフロードを走るために、最低地上高が高く、アプローチアングルやデパーチャーアングルが大きいことが特徴です。クロスカントリー車はクロスカントリーSUVと呼ばれることもあります。

なお、モノコック構造のSUVでも本格オフロードを走破できるように設計されている車はあります。

Q:ハイブリッドやMT仕様のSUVはある?
A:ハイブリットやMT仕様のSUVもあります。

SUVにもハイブリット車やPHEVの車は多くあります。トヨタのRAV4やハリアー、三菱のアウトランダーPHEVはその一つ。このような車は燃費が良く、家計にも環境にもよいのが特徴です。また、MT車もあり、スズキのジムニーなどが例として挙げられます。MT車はSUVで走る楽しみを最大限引き出してくれることでしょう。

Q:SUVの燃費性能は高い?
A:燃費性能が高いSUVもあります。

SUVはボディサイズが大きく、車両重量が重い傾向があります。そのため、ハイブリッド車のような驚異的な燃費性能を期待できないSUVもありますが、1990年代のSUVと比較すると燃費は良くなっています。ただ、コンパクトSUVやミドルサイズSUVのハイブリット車においては、燃費性能が高い車種が数多くあります。購入する前に、車の燃費性能は必ず確認するのがおすすめです。

SUVの特徴を理解して、自分に合ったSUVを選ぼう

この記事では、SUVの特徴やメリット・デメリット、お勧め車種などを紹介してきました。SUVにもさまざまな種類があります。また、高い走破性やかっこ良いデザイン、運転のしやすさなど、魅力もたくさん。

SUVを購入する際は、自分がどんな場面でSUVに乗りたいかを考え、シチュエーションに合ったモデルを選ぶのが良いでしょう。自分にあったSUVで、楽しいカーライフを過ごしてください。

(GAZOO編集部)
※車両価格、諸元などは販売会社、各メーカーのホームページなどでご確認ください。
※2023年10月時点

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