首都高の自然渋滞、特徴をとらえて快適ドライブ!

車を運転している方なら、ほとんどの方が利用したことがある高速道路。高速道路は、ノンストップで一般道より速い速度で走行できるため、快適で便利な道路です。

そんな便利な道路ですが、渋滞にはまると少し厄介です。高速道路の交通量が一定以上を超えると、いわゆる道路がキャパオーバーとなり前方が詰まり始めて渋滞となります。首都圏は、人が多く車の利用者も多いことから、当然高速道路も頻繁に渋滞します。首都圏は、高速道路ネットワークが発達していますが、交通量の多さが上回っているのです。

私は体験上、自然渋滞の起きる区間と時間帯はほぼ毎日同じと感じています。交通量や道路事情は異なるため、渋滞の規模や渋滞発生時間の前後はありますが、各路線ほぼ同じ区間が同じ時間帯に渋滞します。

たとえば首都高4号新宿線なら、平日の午前中は上り線の「高井戸ランプ」〜「初台ランプ」までは、ほとんど渋滞しています。そして、渋滞しはじめる時間帯も平日ならほぼ一緒です。

首都圏の高速道路を快適にスムーズに走行していただければと思い、首都圏の高速道路の渋滞がはじまる時間帯について、私の体験を踏まえつつお話しさせていただきます。

平日・土曜・休日ともに、交通量の多い時間帯はほぼ同じ

引用:首都高ドライバーサイト渋滞ガイド
https://www.shutoko.jp/traffic/traffic-info/guide/guide_01/

首都高ホームページに掲載されているグラフを見ると、交通量が多い時間帯は、平日・土曜・休日ともにほぼ同じです。平日・土曜・休日ともに朝と夕方が交通量が多く、日中の時間帯は交通量が少なくなる傾向です。

また、国土交通省から過去の高速道路における渋滞損失時間に関する資料にも渋滞する区間と時間帯が記されており、この資料にも午前は7時台・8時台、午後は16〜18時台に交通集中が発生していることが記載されています。

【参考資料】

高速道路の交通状況ランキング(平成31・令和元年)
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-data/pdf/highway_ranking_r01.pdf

午前と午後の渋滞のはじまりとピーク時間

  • 渋滞回避を呼びかける横断幕

朝の渋滞は大きくなる傾向があり、所要時間を大幅にロスする可能性があります。順調に走行できた時より、2〜3倍の所要時間を要することもあります。私は、仕事柄朝渋滞の高速道路をよく走行しますが、毎回かなり苦労しています。

交通量が6時台になると一般車以外にも高速バスやトラックも増えはじめるので渋滞がはじまり、だんだん規模が大きくなり、平日朝の7〜8時にピークとなります。

  • 5時台の走行をすることで朝の渋滞回避ができます

実際、中央自動車道(以下 中央道)上り線の「調布IC」〜「高井戸IC」には「朝6時台の交通集中が渋滞原因です」や「渋滞を避けた朝5時台の走行にご協力を」という横断幕が掲示されています。

  • 夕方の東名下り線

先ほどの首都高ホームページに掲示されているグラフをみると、夕方は15時台から交通量が増えはじめ、16時台には本格的な渋滞が各路線ではじまります。渋滞ピークは17〜18時頃で、19時台になると徐々に交通量が減り、20時台には首都高でも渋滞している場所は、ほぼなくなります。

また、平日では金曜日が交通量の多い傾向にあり、特に金曜日の夕方の渋滞は大規模になることが多く、渋滞しはじめる時間帯も早い傾向があります。

渋滞発生前か後に通過しよう!

  • 渋滞回避を回避して快適ドライブ

自然渋滞する原因は、単純に交通量増加以外にも、下り坂から上り坂にかわる「サグ」とよばれるポイントであったり、車線数の増減があったりなどさまざまあり、車が詰まるポイントというのはだいたい決まっています。

その渋滞するポイントを渋滞しはじめる時間帯の前に通過するか、渋滞が治まった後の時間帯に通過するのがベストだと思います。

首都高ホームページでは交通量の少ない時間帯にあたる、13〜14時台の走行を推奨しています。上手にスケジュールや走行プランを調整して、渋滞対策に努めて快適なドライブを楽しみましょう!

のっぴードライブログ

(写真:首都高HP、AC、のっぴー、テキスト:のっぴー、編集:GAZOO編集部)