今年もお世話になりました! 今年最後は、ニスモ、ホンダのファン感で締めくくります

コロナ過3年目のシーズンが終わりました。11月のSUPER GT最終戦が終わってからとんとんとんと、ラリージャパンやイベント現場などにお邪魔して現場は仕事納め。初めてのWRC、久しぶりにお邪魔したHonda Racing THANKS DAY 、3年ぶりのニスモフェスティバルを私目線=ファン目線でお伝えします。

初WRC ラリージャパン2022

仕事もデスクワークとりなり、今季もサーキットに行けたこと、ありがたいなあと思う日々です。ラリージャパンは、ファンとしてプライベートで行って4日間も豊田市に滞在。初物は見ておかないとねという感じで堪能して参りました。毎日友人と会ってとても楽しかったです。なぜか私、愛知県豊田市に知り合いがいっぱいいることに気づきました(笑)。豊田スタジアムまで毎日歩いて通っていたのですが、豊田市駅からの道中、必ず誰か知り合いに遭遇して、びっくりだったんですよ。サーキットでまっすぐ歩けないね(知り合い多くて寄り道と挨拶ばかり)と言われるのですが、まさかの豊田市でもそうでした。

久しぶりに伺ったHonda Racing Thanks Day

さて、執筆している今日はHondaさんのモータースポーツの体制発表がありました。私はもちろん国内カテゴリーに注目。私のSNSのタイムラインのエンゲージメントは、国内>海外トップカテゴリーというまさに私そのもののモータースポーツファンがフォロワーさんですからね。久しぶりにF1も見てますよ昨年から。

その体制発表ですが、SUPER GTでもスーパーフォーミュラでも大きな変化がありましたね。SUPER GT16号車もRed BullからARTA 無限NSXとなり、8号車のスポンサーさまのオートバックスさんとチーム無限のコラボで2台体制で来季戦うことになりましたね。。この変化とても大きいです。タイヤもブリヂストン勢が一台増えますしね。スーパーフォーミュラも海外から青い瞳の侍がやって来ます。あれ?シートを失ったドライバーさんもいますので、プロの世界は厳しいとあらためて感じます。仕方ないです。これはコレで手強い相手に変わりはないです。詳細は、プレスリリースを見ていただくとして、久しぶりに伺ったHonda Racing Thanks Dayから。

モビリティリゾートもてぎに、F1ワールドチャンピオン君臨。そしてHondaエンジンユーザーのF1ドライバー4人が来場しました。マックス・フェルスタッペン選手、セルジオ・ペレス選手、ピエール・ガスリー選手、角田裕毅選手!これはスゴすぎます。スーパー耐久の最終戦鈴鹿とスケジュールがかぶっていなかったら、もっとメディアが押し寄せたでしょうね。2輪のメディアさんの方が多く感じました。実数は不明だけどね。

レッドブルレーシングを昨年、Hondaをワールドチャンピオンにしたときのレース、覚えてますでしょうか。セルジオ・ペレス選手も良い仕事したのですが、あのチームメイト、そしてセカンドとしてのGood Job!惚れました。主役は、マックスだったかもしれないけどね。そのペレス選手(愛称チェコ)にも会えるのが楽しみでした。今年のF1日本GPは、仕事だったのですが、もうキャパオーバーでデッドラインでギブアップ。プチ後悔ですが、あれもこれもで全て中途半端になってしまいそうなのでね。

アルファタウリラストランの貴重なシーンに遭遇できました!

今季でアルファタウリからアルピーヌに移籍するピエール・ガスリー選手。Hondaエンジンユーザーのチームではなくなるので、このイベントにはもう来ないと思うと、見納め。スーパーフォーミュラも走っていたので、ますますさみしい。来季も応援しますけどね。

チームメイトのF1日本人ドライバー、角田裕毅選手は、彼がFIA F4に出ていた時に見かけたことはありましたが、F1ドライバーとして来日するのは私は初見。以前コラムでも触れましたが、TGR-DCドライバーの小高一斗選手の幼馴染ということで、勝手に親近感(笑)。昨年は、金曜日のフリープラクティスから全て見ていました。仕事の現場があるときは、時差もあるのでDAZNをタブレットで見ながら仕事してました。クルマを運転しているときは、音声だけで決勝を見ていた(?)時もありました。ですので、思い入れあります(笑)。やっぱりね、うれしいじゃない日本人がいるのは。デビュー選手で入賞したのでセンセーショナルでしたしね。Hondaさんがエンジンを供給しているうちは心配なさそうですが?ずっと乗っていて欲しいですね。いい意味、日本に帰ってこないでねという心境です。

昨年、F1日本グランプリが開催されれば走っていたはずの、「ありがとう号」がこのイベントに登場。この目で見られたのがうれしかったです。春の鈴鹿のイベントに展示はされていたのですが、走行はありませんでした。今回は、イベント出演がきっと急なスケジュールだったと思うのですが走行が実現し、4人のF1ドライバーが走行(実際は3人 ガスリーに譲ってあげたのか角田選手の走行はありませんでした)したことは素晴らしく。

また、Moto GPのマルク・マルケス選手も来日したので、とても豪華なイベントとなりました。なぜかマルケスファンの私。なんでだろう? 以前、ニューヨーク旅から帰ってきたとき、羽田空港にファンが待っていたんですよ。その時に「96」を掲げていたファンを見て、インターネットで見たことがあったので、あの人よね?ということから興味が更に増し、「にわか」が「にわか」のままですが、ファンになったという。かなりおこがましい状況とは言え、お目にかかれるこの機会も貴重でしたね。

国内カテゴリーのドライバーもそうですが、夢を授ける場のひとつであって欲しいですよね。ワールドカップのサッカー選手に、会いたいという子どもたちの想いなど、そんな動画を見るたびにキュンとなります。ですので憧れ…大事です。

ドライバーに近づけないのは、コロナ過ということもあるので残念ですが、それでもセレモニーは、2階建てバスを使用してスタンドのお客様に近づけたりと、当日になってからでも?変更があったようですね。お客様に少しでもお顔が見られるようにとの配慮のようです。

イベント当日、お手洗いの前でばったりマルケスくんというところからスタートして、感激。あれ?もうひそかな目標を達成した?という感じでした。Moto GPは、今年もモビリティリゾートもてぎで開催されたのですが、2輪観戦のコラムが可能であれば取材に行きたいですね。同じモータースポーツ業界として、露出に苦労されているようですのでね。

国内の2輪業界にも素晴らしいライダーの方もいらっしゃいます。カテゴリーもたくさんあって、詳しくないので現場でよく教えていただいたりして刺激をもらってます。今回もそう。ただ付け焼刃で書きたくないので、レポは割愛します。2輪と併催する国内レースもあるので、もう少し見て勉強したいかな。

イベントならではなのは、さまざまなカテゴリーが集結する姿は圧巻で眼福でございました。ありがとうございました。

ニスモフェスティバル2022

次は、こちら。3年ぶりに復活のこのイベント。こちらにもお邪魔して参りました。だいぶ早くに開催のアナウンスがあったように記憶しておりますが、今季デビューの日産Zは、SUPER GTでGT500クラス、300クラス共にタイトルを獲得、GT-RがSUPER 耐久もチャンピオンに輝きました。天晴れ、うらやましい限りです。

そしてこのイベントで注目だったのは、故高橋国光さんを偲ぶメモリアルランが開催されたこと。シーズン開幕直前の3月に逝去され、レジェンドドライバーの死を悼むシーズンでもありましたね。 NISMO名誉顧問の長谷見昌弘氏がSKYLINE 2000 GT-R RACING CONCEPT(1972年)を、ゲストドライバーとして参加した土屋圭市氏がSTP TAISAN GT-R(1993年JTC)をドライブ。SKYLINE 2000 GT-R RACING CONCEPTは、実践投入されずに終わった幻のマシン。今でも十分速かったですね、どちらもいい音出して走っていました。

ドリキンこと、土屋圭市氏による国さんとのエピソードは、お客様の笑いも誘っていました。さすが話術の天才ドリキン。しかし、ファンの方はこの数あるエピソードをご存じなのですね。自分のインスタグラムのコメント見て驚きました。全く知りませんでした。彼も国さんも愛されてる、今更ながらですが。そのメモリアルランのプチ動画を作ってみたら、感動しちゃいました。良いものを見させていただきました。感謝です。

最後は、ニスモグランプリ。SUPER GTのデモレース開催。ここにルールは存在しません。もちろんプロですから危険なことはしませんよ。タイヤウォーマーを使ったりハンバーガー持ってたり…愉快なペナルティがあったりね。そうよ、これよこれ!って思いながら見てました。コロナ過でイベントが減っていたので、それを待ちわびたファンはうれしいものだったに違いありません。

デモレースとは言え、全開で走るマシンのエギゾーストを聴くことができるのも今年最後。それに応えるように振られる応援旗。久しぶりに大いにはためく日産応援団のみなさまの旗を間近に見ましたね。ここのところ、こちらもコロナ過で規制があったでしょうね。こんなに思いっきり振ることができなかったにちがいありません。今年は、サーキットにきっと交渉したのでしょうね、スタンドの隅っこでみなさんが旗を振っていらっしゃる姿も見たんですよね。日産勢、好調だったし応援したくなりますよね。みなさまもお疲れさまでした。

タイトルを獲得した日産Z。12号車の星野一義監督は、フィナーレでゼッケン「1」をつけないとおっしゃっていました。あ~残念…。いつもこのイベントで新しいゼッケンのお披露目をしていたんですがね…。で戻ってきたのですが、どうも今季チームに加入した星野一樹さんが交渉したようですね、お父さんで監督の星野さんに。どうもゼッケン「1」が来季は見られそうです。楽しみ!来季は、そのゼッケン1のチャンピオンカーをみんなで追いかけるシーズンになりそうです。萌え萌えの三つ巴でお願いします!
日産勢の体制発表も楽しみにしてますね!ドライバーラインナップはどうなるんだろうね?

今年最後のコラムとなりますが、お世話になりました。ちょっとコラムに「自分色」を出す執筆に少しずつ戻す努力をしました。まだ足りないですけどね。今さらながらいろんな思いを巡らせ、初心に帰ることも必要と思いました。忙しいは言い訳になりません…反省。そして、このコラムも実は丸10年なんですよね。途中、書き方がニュースだったりレースレポートだったりと迷った時期もありましたが、このサイト内に居場所ができたかなと思っております。そして、だいぶ体力ももともと無いところからひねり出していた能力もますます衰えて来ましたが、日々勉強で凌いで行きたいと思います。それでは、また!

(写真、テキスト 大谷幸子)

[GAZOO編集部]