ホンダ・1300クーペ・・・圧倒的な存在感!グリルが立派なクルマ特集
クルマの個性は顔に出る! 今回はフロントまわりに印象的な形のグリルを据えた、国内外の個性派モデルをピックアップ。週替わりで紹介します。
ホンダ・1300クーペ
1967年に発売したN360で軽乗用車市場を掌握したホンダが、本格的な四輪メーカーとなるべく1969年にリリースした量産小型乗用車がホンダ1300。熱烈な空冷エンジン信奉者だった本田宗一郎の主導による、DDAC(二重空冷)と呼ばれる特殊な空冷エンジンを搭載した4ドアセダンだった。
翌1970年にノッチバックの2ドアクーペを追加設定。2分割式のグリルにデュアルヘッドライトを持つマスクは1960年前後のポンティアック風だったが、日本車離れした雰囲気ではあった。前輪を駆動するDDACエンジンは初期のホンダ車に共通する高回転・高出力型で、1300クーペ7と名乗るシングルキャブ仕様は最高出力95ps、1300クーペ9と名乗る4キャブ仕様は同110ps(いずれもグロス値)という、当時の1.3リッター級としては驚異的なパワーを誇った。
1971年のマイナーチェンジの際に、車名から1300が外れて単にホンダ・クーペに改称。従来のクーペ7/クーペ9に相当するモデルはダイナミックシリーズ(写真)となり、マイナーチェンジ後のセダンとほぼ同じシングルヘッドライトのおとなしいマスクを持つゴールデンシリーズが、新たに加えられた。
[ガズー編集部]
グリルが立派なクルマ特集
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