日産・プレジデント・・・圧倒的な存在感!グリルが立派なクルマ特集
クルマの個性は顔に出る! 今回はフロントまわりに印象的な形のグリルを据えた、国内外の個性派モデルをピックアップ。週替わりで紹介します。
日産・プレジデント
初代セドリックのボディーをストレッチして2.8リッター直6エンジンを積んだセドリック スペシャルから発展・独立し、戦後型では国産初の3ナンバー専用車として1965年に登場した初代プレジデント。全長5m超、全幅1.8m弱というアメリカのインターミディエート(中間サイズ)に近い大きさの、もっぱらショーファードリブン向けの4ドアセダンだった。
4リッターV8または3リッター直6のエンジンやシャシーの設計は、当時の大方のアメリカ車と共通するオーソドックスなもの。2代目セドリックのために検討されていたが、そのセドリックがピニンファリーナのデザインを採用したために宙に浮いた社内デザインをアレンジしたというスタイリングも、アメリカ車の流れをくむ、大きな特徴はないものだった。
1973年に実施された初のマイナーチェンジで表情が一変。ボンネットからバンパーまで中央部分がV字型に突き出たマスクは、これもアメリカ車の影響を感じさせるものだったが、キャデラックにも似た格子パターンのグリルを含め重厚感は大幅に増した。それから約10年後の1982年にヘッドライトを角形デュアルに改めるなどの小変更を重ね、1990年まで誕生から四半世紀にわたって造られた。
[ガズー編集部]
グリルが立派なクルマ特集
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