【連載全12話】第8話スズキ・カルタス コンバーチブル・・・ルーフが開く日本生まれの2シーター

サンルーフやパノラマルーフもいいけれど、ルーフそのものが外せたら、さらに開放的なドライブが楽しめます。今回は、そんな屋根が開くモデルのなかから、2人乗りの日本車をピックアップし紹介します。

スズキ・カルタス コンバーチブル

イメージキャラクターに俳優の舘ひろしを迎え、「オレ・タチ、カルタス。」という伝説のダジャレコピー(?)を掲げていた初代の後を受けて、1988年に登場した2代目カルタス。デビューから約3年半を経た1992年にコンバーチブルが追加された。当時スズキが提携していたゼネラルモーターズ(GM)からジオ・メトロ コンバーチブルの名で前年に発売され、好評を博していたモデルを国内でも販売したのである。

3ドアハッチバックのルーフを取り去り、独立したトランクルームを備えたボディーは、2シーター化によりスタイリッシュなフォルムを実現。ソフトトップは手動式で、下ろした際には、3分割式の樹脂製トノカバーでスッキリと収めることができた。ソフトトップを上げた状態でのスタイリングは好き嫌いの分かれるところだが、もともとオープン化が想定されていなかったであろうモデルのため、致し方ないともいえるだろう。ボディーカラーはサンジェルマンレッドとトリトンブルーメタリックの2色のみだった。

エンジンは1.3リッター直4 SOHC 16バルブで、変速機は5段MTのほかスズキ初となるCVTも用意されていた。スポーツカーではなく気軽にオープンエアドライビングを楽しむモデルであり、北米ではそこがウケたのだが、日本では事情が違っていた。軽のホンダ・ビートやスズキ・カプチーノ、そして登録車のユーノス・ロードスターといった本格的なオープン2座スポーツが先行していた市場では中途半端な存在と映ったか、セールスは芳しくないまま1994年に生産終了となった。

[GAZOO編集部]

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