【連載全12話】第6話ダイハツ・リーザ スパイダー・・・ルーフが開く日本生まれの2シーター

サンルーフやパノラマルーフもいいけれど、ルーフそのものが外せたら、さらに開放的なドライブが楽しめます。今回は、そんな屋根が開くモデルのなかから、2人乗りの日本車をピックアップし紹介します。

ダイハツ・リーザ スパイダー

軽ボンネットバンのミラをベースとして、1986年に生まれた2+2の軽スペシャルティークーペがリーザ。この分野で先行していたライバルのスズキ・セルボと同様にターゲットは若い女性で、スタイリッシュながら愛らしさと親しみやすさを感じさせる、「タマゴ」になぞらえた丸みのあるスタイリングが特徴だった。

1990年に実施された550ccから660ccへの軽規格の改訂によるマイナーチェンジを受けた後の1991年、ダイハツとしては1960年代のコンパーノ スパイダー以来、(この連載でも紹介したフェローバギィやタフトなどのクロカン四駆は除いて)二十数年ぶりのオープンモデルとなるリーザ スパイダーが追加された。同車は1989年の東京モーターショーに参考出品されたモデルを市販化したもので、リーザのルーフを取り去ってフルオープン化。手動式のソフトトップの収納スペースを確保するため、ショーカーでは2+2だったシートレイアウトは2座に変更された。

オープン化に際してのボディー補強による100kg近い重量増を補う意味もあって、エンジンは659cc直3 SOHCのターボユニットに限定。変速機は5段MTと3段ATが用意された。フルオープンの開放感はあったが、トップを降ろした状態ではリーザの愛らしいスタイリングが失われてしまった感は否めず、またボディー剛性が不足気味であるとも評された。加えて、同じ年にホンダ・ビートとスズキ・カプチーノという本格的な軽の2座オープンスポーツカーが登場したこともあってセールスは伸びず、1993年までの総生産台数は400台に届かなかったといわれている。

[GAZOO編集部]

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